デッキリスト
nWo(初期型/ナチュラルデス) by Toshiki Tsukamoto
Creatures (24) 4 Birds of Paradise 4 Wall of Blossoms 3 Man-o'-War 2 Uktabi Orangutan 4 Spike Feeder 2 Tradewind Rider 1 Lhurgoyf 2 Nekrataal 1 Sliver Queen 1 Verdant Force Spells (16) 2 Firestorm 2 Mulch 2 Armageddon 3 Natural Order 3 Living Death 2 Sylvan Library 2 Goblin Bombardment | Lands (20) 6 Forest 2 City of Brass 2 Undiscovered Paradise 4 Gemstone Mine 1 Pine Barrens 3 Reflecting Pool 1 Wasteland 1 Volrath's Stronghold Sideboard (15) 1 Uktabi Orangutan 1 Hydroblast 3 Pyroblast 1 Firestorm 1 Emerald Charm 2 Disenchant 1 Terror 1 Lobotomy 1 Dread of Night 1 Energy Flux 1 Phyrexian Furnace 1 Jester's Cap |
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解説
Natural Order / 自然の秩序 (2)(緑)(緑)
ソーサリー
この呪文を唱えるための追加コストとして、緑のクリーチャーを1体生け贄に捧げる。
あなたのライブラリーから緑のクリーチャー・カードを1枚探し、それを戦場に出す。その後あなたのライブラリーを切り直す。
Living Death / 生ける屍 (3)(黒)(黒)
ソーサリー
各プレイヤーは、自分の墓地にあるすべてのクリーチャー・カードを追放する。その後自分がコントロールするすべてのクリーチャーを生け贄に捧げる。その後自分がこれにより追放したすべてのカードを戦場に出す。
今回ピックアップするのは「nWo(初期型/ナチュラルデス)」。
「nWo」の名は、このデッキのキーカードである《自然の秩序/Natural Order(VIS)》の英語名と、人気プロレスチーム:「new World order」をかけて名付けられている。「nWo」は世代を経るにつれ大きくその形を変えており、動きもそれぞれ異なってくるため、初期型・中期型、末期型の3つに区分され、初期型は「ナチュラルデス」と呼ばれる。
《自然の秩序/Natural Order(VIS)》から《新緑の魔力/Verdant Force(TMP)》を叩きつける…というギミックは「シークレットフォース」と共通しているが、こちらの「ナチュラルデス」は緑単色ではなく、ややコントロール寄りの動きをする5色デッキ。また、デッキ名の由来にもなっている《生ける屍/Living Death(TMP)》を採用したことで、ウィニーデッキやビートダウンデッキに対する耐性を獲得。更に、《自然の秩序/Natural Order(VIS)》による一撃必殺に頼り切らない構成にすることで、《自然の秩序/Natural Order(VIS)》や《新緑の魔力/Verdant Force(TMP)》を捌かれた際に耐性を立て直しづらいという「シークレットフォース」の弱点を克服している。
リストを見ればわかるように、《ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan(VIS)》や《ネクラタル/Nekrataal(VIS)》、《大クラゲ/Man-o'-War(VIS)》といった187クリーチャーを多く採用し、《生ける屍/Living Death(TMP)》でリアニメイトした際により多くのアドバンテージを稼げる構成になっている。素出しでCIP能力を使う⇒適当にチャンプブロックして墓地に送る⇒リアニメイトで更にCIP能力を使う…という流れは強力だ。《生ける屍/Living Death(TMP)》を使う前に、《炎の嵐/Firestorm(WTH)》や《ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment(TMP)》でクリーチャーを墓地に送り込んでしまうのもよい。
フィニッシャーは《新緑の魔力/Verdant Force(TMP)》と《スリヴァーの女王/Sliver Queen(STH)》を採用し、《自然の秩序/Natural Order(VIS)》から呼び出す。これは当時の環境において《恐怖/Terror(4ED)》《水流破/Hydroblast(ICE)》《紅蓮破/Pyroblast(ICE)》が多く使われており、相手が黒いデッキであれば《恐怖/Terror(4ED)》が効かない《スリヴァーの女王/Sliver Queen(STH)》を、それ以外の場合は《新緑の魔力/Verdant Force(TMP)》を…というように使い分けていた。「シークレットフォース」ほど潤沢なマナが出るわけではないので、フィニッシャーの素出しは難しい。よって、手札にフィニッシャーが来てしまった場合は《炎の嵐/Firestorm(WTH)》で墓地に送り込もう。
さて、ミドルスクール用の「ナチュラルデス」の強化プランを考えてみよう。
やはり注目したいのは187クリーチャーのセレクトか。「ウルザズ・レガシー」で追加された強力なCIPを持つ《なだれ乗り/Avalanche Riders(ULG)》がおすすめ。速攻持ちですぐに殴れる上に、このデッキにとってはエコー持ちなのが素晴らしい。打点を残したいならエコー・コストを払って維持してもよいが、コストを払わずに墓地に送り、リアニメイトで戦場と墓地をぐるぐると回すと、相手の土地が悲惨なことになる。
もとよりこのリストには《ハルマゲドン/Armageddon(4ED)》が採用されており、《生ける屍/Living Death(TMP)》を撃った後は土地をリセットして相手の行動を封じる狙いがある。《なだれ乗り/Avalanche Riders(TSB)》であれば自分は一切の影響を受けずに、一方的に相手の土地を破壊していけるため、よりこのデッキの動きに合うはずだ。
参考
nWo(初期型/ナチュラルデス) by Toshiki Tsukamoto
日本選手権98 優勝