デッキリスト
哲子ドライブ by Kenta Harane
Creatures (27) 4 Bomat Courier 1 Artificer's Assistant 4 Tetsuko Umezawa, Fugitive 4 Kari Zev, Skyship Raider 2 Tilonalli's Summoner 4 Combat Celebrant 2 Captain Lannery Storm 2 Pia Nalaar 4 Hazoret the Fervent Spells (11) 4 Mox Amber 2 Shock 4 Ovalchase Dragster 1 Key to the City | Lands (22) 4 Spirebluff Canal 4 Sulfur Falls 6 Island 8 Mountain Sideboard (15) 2 Metallic Rebuke 2 Spell Pierce 2 Magma Spray 4 Abrade 1 Kari Zev's Expertise 2 Fiery Cannonade 2 Silent Gravestone |
解説
Tetsuko Umezawa, Fugitive / 逃亡者、梅澤哲子 (1)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue)
あなたがコントロールしていてパワーかタフネスが1以下であるクリーチャーはブロックされない。
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『ドミナリア』収録のレジェンド・クリーチャーである《逃亡者、梅澤哲子/Tetsuko Umezawa, Fugitive(DOM)》。パワーかタフネス1以下のクリーチャー全てがブロックされなくなるという面白い効果を持つカードだが、これと《楕円競走車/Ovalchase Dragster(KLD)》を組み合わせることで、高速で相手のライフを削り取るビートダウンデッキが完成した。その名も「哲子ドライブ」。
そのキャッチーなネーミングから、界隈で話題のこのデッキ。早速紹介しよう。
主役はもちろん《逃亡者、梅澤哲子/Tetsuko Umezawa, Fugitive(DOM)》。このカードの能力を生かすために、ほとんどのクリーチャー・カードがパワーorタフネス1以下で揃えられている。他の赤系のデッキでも活躍している《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》は、最序盤から小さなダメージを蓄積するとともに、後半には消費した手札の補充要員として。《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raider(AER)》はお供の《ラガバン/Ragavan》トークンと共に哲子・アシストを受けられるため、カード1枚で総合的に叩き出せる打点としては高いはずだ。
Tilonalli's Summoner / ティロナーリの召喚士 (1)(赤)
クリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)
昇殿(あなたがパーマネントを10個以上コントロールしているなら、このゲームの間、あなたは都市の承認を得る。)
ティロナーリの召喚士が攻撃するたび、あなたは(X)(赤)を支払ってもよい。そうしたなら、赤の1/1のエレメンタル(Elemental)・クリーチャー・トークンをX体タップ状態で攻撃している状態で生成する。次の終了ステップの開始時に、あなたが都市の承認を持っていないかぎり、それらのトークンを追放する。
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Combat Celebrant / 戦闘の祝賀者 (2)(赤)
クリーチャー — 人間(Human) 戦士(Warrior)
戦闘の祝賀者がこのターンに督励されていなかったなら、これが攻撃するに際し、あなたはこれを督励してもよい。そうしたとき、あなたがコントロールする他のクリーチャーをすべてアンタップし、このフェイズの後に追加の戦闘フェイズを1つ加える。(督励されたクリーチャーは、あなたの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。)
4/1
他にも、2枚挿しの《ティロナーリの召喚士/Tilonalli's Summoner(RIX)》が光る。自身は回避能力を持たない1/1に過ぎないが、マナさえあれば攻撃時に多数の1/1トークンを生成する。これらは哲子・アシストの恩恵を受けられるだけでなく、自身の昇殿達成を助けることにも繋がる。一見達成が難しい昇殿だが、序盤から軽量クリーチャーをばらまくこのデッキであれば、4~5ターン目の昇殿達成は十分狙える範囲だ。
また、フル投入された《戦闘の祝賀者/Combat Celebrant(AKH)》はこのデッキのキルターンを大きく縮めることに成功している。通常であればデメリットになりがちな「頭でっかちなサイズ」は、哲子の前ではメリットでしかなく、ブロックできないクリーチャーを督励により再突撃させられれば、勝利は目前だ。
1T:《ボーマットの急使》をプレイ、アタックして1点
2T:《逃亡者、梅澤哲子》をプレイ、《ボーマットの急使》でアタックして1点
3T:《戦闘の祝賀者》をプレイ、《逃亡者、梅澤哲子》と《ボーマットの急使》でアタックして2点
4T:《楕円競走車》をプレイ、哲子を乗せた《楕円競走車》、《戦闘の祝賀者》:督励、《ボーマットの急使》でアタックし11点。追加の戦闘フェイズで更に7点。
スタンダードにて許された4ターンキル…!!
Captain Lannery Storm / 風雲船長ラネリー (2)(赤)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 海賊(Pirate)
速攻
風雲船長ラネリーが攻撃するたび、「(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つ無色の宝物(Treasure)アーティファクト・トークンを1つ生成する。
あなたが宝物を1つ生け贄に捧げるたび、ターン終了時まで、風雲船長ラネリーは+1/+0の修整を受ける。
2/2
Mox Amber / モックス・アンバー (0)
伝説のアーティファクト
(T):あなたがコントロールしている伝説のクリーチャーとプレインズウォーカーの中の好きな色1色のマナ1点を加える。
他にも、《風雲船長ラネリー/Captain Lannery Storm(XLN)》や《モックス・アンバー/Mox Amber(DOM)》などのマナ加速用のカードも多く採用。全体的に伝説のクリーチャーが多いのは、《モックス・アンバー/Mox Amber(DOM)》の能力を十分に発揮できるようにするためだ。伝説のクリーチャーを非常に多く採用している都合上、このデッキは2枚目を引くと手札で腐るという欠点を持つ。しかし、フィニッシャー兼手札処理役として《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent(AKH)》を採用し、しっかりとカバーしているのは素晴らしい。
「《歩行バリスタ/Walking Ballista(AER)》に弱い」などの弱点も持っていそうだが、こういった新環境直後の「新しい風」は歓迎すべき。是非この「哲子ドライブ」のスピードを体験してみてほしい。それでは良いドライブを!!
参考
テツコドライブ by Kenta Harane
【MTG】原根 健太のわくわく!MO生活
http://live2.nicovideo.jp/watch/lv312122296