銀枠セットの新作：『UNSANCTIONED（アンサンクションド）』
今月末、2020年2月28日には銀枠セットの最新作：『UNSANCTIONED（アンサンクションド）』が発売されます。『アングルード』『アンヒンジド』『アンステーブル』に続く新たな銀枠セットということで、個人的には非常に楽しみなセットです。
『アンー』シリーズ、通称銀枠セットは、簡単に言ってしまえば公式に発売するマジックの「ジョーク・セット」。
通常であれば白枠もしくは黒枠であるはずのカード枠が「銀色」であることから一目で見分けがつき、通常どのフォーマットでも使用することはできませんが、その分面白おかしく「ぶっ壊れた」世界観を堪能することができます。また、セットごとに特徴的なデザインの基本土地やトークンが収録されており、これらの土地やトークンは通常のマジックでも問題なく使用することができます。
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銀枠の壊れっぷりをわかってもらうため、ここで『アンー』シリーズの発端となった『アングルード』からいくつか面白いカードを見てみましょう。
例えば《Hurloon Wrangler》なら、数あるマジックのカードでもこのカードだけが持つ固有能力、「デニム渡り」を持っています。相手プレイヤーが「デニム」を履いていれば、このクリーチャーはブロックされないというものです。このカードを見かけたら、相手はすみやかにデニムを脱ぐことになるでしょう。
また、有名な《Black Lotus》のパロディカードでもある《Blacker Lotus》といったカードも。わずか0マナで好きな色のマナを4点も加えられるという本家を越えるスペック。しかし、その代償にカード自身をビリビリに破かねばならないというぶっ飛んだカードです。本家には遠く及ばないとはいえ、このカード自身も数千円で取引されていることを考えると、使うには非常に勇気の要るカードと言えます。
銀枠セットの新作：『UNSANCTIONED（アンサンクションド）』
「銀枠」の概要説明はこれくらいにして、今月末に発売される『UNSANCTIONED（アンサンクションド）』の内容について見ていきます。
『UNSANCTIONED（アンサンクションド）』：メーカー希望小売価格5,400円（税別）
・30枚の銀枠デッキ（※）：5個
・６面体サイコロ：2個
・両面トークン：10枚
・フルアート基本土地：10枚（通常版5枚+プレミアム版5枚）
・再利用可能な箱：1個
※16枚の新規銀枠カードと、過去の銀枠セットからの再録カードで構成
今回の『UNSANCTIONED（アンサンクションド）』はこれまでのセットとは異なり、構築済みセットとなっています。30枚構成の単色ハーフデッキが5つ封入されており、それら2つを組み合わせることでデッキとして使用できるシステム。5色分あるので組み合わせは10通り、どう組んでもシナジー効果が生まれるようにデザインされているようです。再録カードが多く新規カードは16枚に留まりましたが、確実に特定のカードが入手できるのは嬉しいです。
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Okay everyone: check out these STUNNING new lands from Unsanctioned! Each box has 5 foil, and 5 nonfoil. Our idea was to do a card frame that paid homage to all of the past un-land frames at once! Take a look:#wotcstaff pic.twitter.com/6aZ4kGqNm9
— Gavin Verhey (@GavinVerhey) January 28, 2020
そして、今回も収録される特別な基本土地は「フルアート」仕様に「金色の装飾枠」がプラスされています。
まずは上記のGavin Verhey氏の動画を見て頂きたいのですが、この輝きを見て欲しくならないプレイヤーがいるでしょうか…？ 今回の『UNSANCTIONED（アンサンクションド）』には、上記デザインの基本土地の通常版5種セットと、Foil版5種セットの計10枚が封入されています。毎度『アンー』シリーズの特別デザインの土地は需要も多く、Foilセットとして確実に入手できるのは非常に嬉しいです。
現時点で3セット予約していますが、上記の動画を見てしまうと揺れますね…！
豊富な鳥・クリーチャー（最高）
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完全に個人的な趣味の世界ですが、鳥・クリーチャーフリークの私としては再録・新規合わせて8種類もの鳥・クリーチャーカードが収録されていることに驚きを隠せません。もしかしてウィザーズさんこのサイト見てます？（見てない）
並べてみると、赤以外には何かしらの鳥がいます。鳥ではなく正確には「egg」ですが、赤には《Chicken Egg(UGL)》がいるのでいっそのこと入れてくれても…と言うのは流石に贅沢ですね。ゾロ目チャレンジが楽しい、懐かしの《Free-Range Chicken(UGL)》が新枠で復活とは感慨深いものがあります。
新規カードでは梟の騎士、《Syr Cadian, Knight Owl》がキュートで好きです。日の出から日没までしか使えない起動型能力も非常にユニーク！
