最も完成形に近い「チャレンジャーデッキ2019」は?
2019年4月12日に発売が迫った構築済みデッキシリーズ:「チャレンジャーデッキ2019」。プレミアイベントで結果を残したリストを元にデザイン・調整されており、開けてすぐ遊べ、且つコンセプト通りにしっかりと動かせるのが特徴。MTGアリーナで増えた「マジック新規勢」にとっては「トーナメント・レベルへの足掛かり」となることはもちろん、スタンダードユーザーにとっての「パーツ取り」としても優秀な商品だ。
しかし、「チャレンジャーデッキ2019」が通常の構築済みデッキよりもデッキパワーが高く調整されているとはいえ、大会で結果を残したデッキの「完全なるコピー品ではない」以上、アーキタイプの完成形とはいえない。
「マジック新規勢」にとっては、可能な限り低予算でデッキを完成させたいはず。そこで、4種類のデッキそれぞれを「完成形」にするためにはどれだけのコストが必要になるかをまとめてみた。注記しておくと、「①メインボードのみの完成」を目指し、「②完成したデッキパワーの強弱」については議論しない。また、ややデッキの形が変わっているものもあるが、「③直近の大会で好成績を残した」リストを参考にしている。もちろん、特定のカードを採用していないリストも存在するが、細かいバリエーションまで含めてしまうときりがないため、そこはご容赦願いたい。
各デッキについて、収録カードリスト⇒完成目標カードリストの順に掲載。もしもどのチャレンジャーデッキを買うか迷っているプレイヤーがいたら、是非参考にしてほしい。
※なお、カード価格は2019年3月21日の「Wisdom Guild」様のトリム平均価格を参照し掲載
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秘儀の手数/Arcane Tempo(青赤)
秘儀の手数/Arcane Tempo(青赤)
Creatures (13) 4 Goblin Electromancer 4 Crackling Drake 2 Murmuring Mystic 1 Arclight Phoenix 2 Niv-Mizzet, Parun Spells (25) 4 Chart a Course 4 Lava Coil 1 Beacon Bolt 4 Opt 4 Radical Idea 4 Shock 2 Dive Down 1 Blink of an Eye 1 The Mirari Conjecture | Lands (22) 3 Sulfur Falls 4 Izzet Guildgate 8 Island 7 Mountain Sideboard (15) 1 The Mirari Conjecture 1 Beacon Bolt 3 Negate 3 Entrancing Melody 3 Fiery Cannonade 2 Shivan Fire 2 Disdainful Stroke |
完成目標:青赤ドレイク by Sanada Hiromi
Creatures (12) 4 Pteramander 4 Enigma Drake 4 Crackling Drake Spells (27) 4 Lava Coil 3 Spell Pierce 3 Dive Down 4 Opt 4 Shock 4 Discovery // Dispersal 1 Beacon Bolt 4 Chart a Course | Lands (21) 5 Mountain 7 Island 4 Steam Vents 4 Sulfur Falls 1 Izzet Guildgate Sideboard (15) 2 Ral, Izzet Viceroy 1 Disdainful Stroke 2 Niv-Mizzet, Parun 2 Fiery Cannonade 2 Shivan Fire 3 Legion Warboss 1 Entrancing Melody 2 Treasure Map |
メインボード:不足カードまとめ
【レア:5枚】
1 《硫黄の滝/Sulfur Falls(DOM)》:1,068円*1
4 《蒸気孔/Steam Vents(GRN)》:1,482円*4
【アンコモン:12枚】
4 《プテラマンダー/Pteramander(RNA)》》:374円*4
4 《奇怪なドレイク/Enigma Drake(M19)》:69円*4
4 《発見+発散/Discovery+Dispersal(GRN)》:175円*4
【コモン:4枚】
3 《呪文貫き/Spell Pierce(XLN)》:70円*3
1 《潜水/Dive Down(XLN)》:91円*1
スタンダードにおける青赤デッキは、大きく分けて「イゼットフェニックス型」と「イゼットドレイク型」の2種類。チャレンジャーデッキはその中間の構成となっているため、どちらかに寄せた方が得策だ。今回は後者、「イゼットドレイク型」を選択している。
追加コストは合計:9,769円で、意外にも完成度が非常に高いことがわかる。金額の安さでいえば赤単に次ぐ2位であり、拡張性も高いのでお勧め度は高い。追加コストの大半はレア土地で、特に4枚の《蒸気孔/Steam Vents(GRN)》が高価。問題は、《弧光のフェニックス/Arclight Phoenix(GRN)》を目当てとしたパーツ取り目的でこのデッキが購入される可能性が高く、真っ先に市場から姿を消すか、若干のプレ値で取引される危険性がある点。
価格には含めていないが、このリストでは《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun(GRN)》《シヴの火/Shivan Fire(DOM)》などのチャレンジャーデッキのメインから抜いたカードがサイドボードに多く使えているのも見逃せない。
【他のチャレンジャーデッキはこちら】
・連帯する突撃/United Assault(白単)
・稲妻の猛攻/Lightning Aggro(赤単)
・死に至る発見/Deadly Discovery(黒緑)
参考
青赤ドレイク by Sanada Hiromi
晴れる屋スタンダード神トライアル (2019/3/15):Finalist
https://deck.hareruyamtg.com/ja/deck/228066/show/