デッキリスト
nWo(中期型/ナイトメア・サバイバル) by Brian Selden
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解説
Survival of the Fittest / 適者生存 (1)(緑)
エンチャント
(緑),クリーチャー・カードを1枚捨てる:あなたのライブラリーからクリーチャー・カードを1枚探す。そのカードを公開し、あなたの手札に加える。その後あなたのライブラリーを切り直す。
Recurring Nightmare / 繰り返す悪夢 (2)(黒)
エンチャント
クリーチャーを1体生け贄に捧げる,繰り返す悪夢をオーナーの手札に戻す:あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。この能力は、あなたがソーサリーを唱えられるときにのみ起動できる。
今回ピックアップするのは「nWo(中期型/ナイトメア・サバイバル)」。
「nWo」の名は、このデッキのキーカードである《自然の秩序/Natural Order(VIS)》の英語名と、人気プロレスチーム:「new World order」をかけて名付けられている。「nWo」は世代を経るにつれ大きくその形を変えており、動きもそれぞれ異なってくるため、初期型・中期型、末期型の3つに区分され、中期型は「ナイトメア・サバイバル」と呼ばれる。「nWo」といえばこのデッキ、というプレイヤーも多いはず。
この「ナイトメア・サバイバル」は、前身である「ナチュラルデス」と同じく187クリーチャーをリアニメイトしてCIP能力を美味しく使う…というコンセプトは受け継いでいるが、動きとしては大きく異なる。《自然の秩序/Natural Order(VIS)》や《生ける屍/Living Death(TMP)》という2枚のキーカードが抜け、代わりに採用されているのはかの有名な《適者生存/Survival of the Fittest(EXO)》と《繰り返す悪夢/Recurring Nightmare(EXO)》。この2枚が生み出す凶悪コンボが、デッキ名の由来にもなっている。
動きの中心となっているのは《適者生存/Survival of the Fittest(EXO)》で、1マナ払えば手札の不要なクリーチャーをライブラリー内の好きなクリーチャーに交換することができる。手札に持ってきたクリーチャーはそのままプレイしてもよいし、《適者生存/Survival of the Fittest(EXO)》の能力をもう一度起動して墓地に落としてもよい。墓地に送られたクリーチャーは、《繰り返す悪夢/Recurring Nightmare(EXO)》で一本釣り。CIP能力を場に状況に応じて使い回してもよいし、墓地に送り込んだフィニッシャーを釣って速やかにゲームを終わらせることも可能だ。
《自然の秩序/Natural Order(VIS)》を使わなくなったことで、デッキのフィニッシャーを緑のクリーチャーにする必要がなくなったため、キーワード能力もりもりの《夜のスピリット/Spirit of the Night(MIR)》を採用できるようになっている。
《適者生存/Survival of the Fittest(EXO)》により随時好きなクリーチャーを自在に手札に持ってくることができるため、187クリーチャーの種類を散らして様々な状況に対応できるようになっている。エンチャント破壊、アーティファクト破壊、クリーチャー破壊/バウンス、土地破壊…リセット呪文に頼ることなく、メインからここまで様々なパーマネントに触れられるデッキは珍しいだろう。
さて、ミドルスクール用の「ナイトメア・サバイバル」の強化プランはというと…?
まずはシルバーバレット戦術の強化が見込める。この「ナイトメア・サバイバル」の中心は《適者生存/Survival of the Fittest(EXO)》なので、このエンチャントが破壊されるとリカバーが厳しくなる。よって、CIP能力で墓地のエンチャントを手札に回収できる《理想主義の修道士/Monk Idealist(USG)》を挿しておくのはお勧めだ。
他にも、《スパイクの飼育係/Spike Feeder(STH)》《スパイクの織り手/Spike Weaver(EXO)》《スラルの外科医/Thrull Surgeon(EXO)》といった自主的に消えるクリーチャーを多く採用しているのを生かし、《永劫の輪廻/Enduring Renewal(ICE)》を採用するのも手だ。ライブラリーから新たなクリーチャーをドローできないという制限はあるが、クリーチャーを生け贄に捧げることでメリットをもたらす能力を何度もぐるぐると使い回すことができる。
参考
nWo(中期型/ナイトメア・サバイバル) by Brian Selden
世界選手権98 優勝