デッキリスト
nWo/ナイトメアサバイバル・リヴァイブ by Landa
◆日本語リスト
【クリーチャー】
4 極楽鳥
1 ガドック・ティーグ
1 スレイベンの守護者、サリア
4 森の女人像
4 獣相のシャーマン
3 薄暮見の徴募兵//爪の群れの咆哮者
1 ゴブリンの太守スクイー
1 ヴリンの翼馬
1 再利用の賢者
4 宿命のネクロマンサー
1 月の大魔術師
1 灯狩人のマスティコア
1 異端聖戦士、サリア
2 叫び大口
1 世界を壊すもの
1 ドライアドの東屋
【スペル】
3 突然の衰微
2 進化の飛躍
2 最古再誕
【土地】
4 古代の聖塔
4 吹きさらしの荒野
2 寺院の庭
1 平地
4 新緑の地下墓地
2 森
1 沼
1 神無き祭殿
2 草むした墓
1 踏み鳴らされる地
【サイドボード】
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まえがき
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皆さんは往年の名デッキ、「nWo」をご存知でしょうか。
元々は《自然の秩序/Natural Order(VIS)》をキーカードとし、大型クリーチャーを叩きつける速攻タイプのデッキが始まりでした。デッキ名はこの《自然の秩序/Natural Order(VIS)》と、プロレス団体である「new World order」をかけたものと言われています。
しかし、『エクソダス』にて《適者生存/Survival of the Fittest(EXO)》と《繰り返す悪夢/Recurring Nightmare(EXO)》を獲得したことによって、CIP/ETB能力を持つクリーチャー(通称:187クリーチャー)を状況に応じて使い分けるという「コントロール色の強い」デッキへと進化。より対応力の高いデッキへと昇華していきます。
この《適者生存/Survival of the Fittest(EXO)》と《繰り返す悪夢/Recurring Nightmare(EXO)》の2枚が入ったタイプ(中期型)は「ナイトメア・サバイバル」とも呼ばれており、多くの方はこちらの呼び方のほうがピンと来るかもしれません。Brian Selden氏がこのデッキを駆り世界選手権で優勝していることからも、このデッキの強力さが伺えます。そのあまりの強さから、《繰り返す悪夢/Recurring Nightmare(EXO)》は禁止カードへ…。
しかし、エンジンとなる《適者生存/Survival of the Fittest(EXO)》は生き残ったため、墓地からカードを復活させるギミックは《棺の女王/Coffin Queen(TMP)》《犠牲/Victimize(USG)》《生ける屍/Living Death(DDE)》が引き継ぎました。さらに『ウルザ・ブロック』では《なだれ乗り/Avalanche Riders(ULG)》のような強力な187クリーチャーが多数収録されたため、『ミラージュ・ブロック』がスタン落ちしても、デッキパワーの高さは健在でした。ちなみに、この後期型を「サバイバル・デス」と呼びます。
前置きが長くなってしまいましたが、今回も往年の名デッキを現代に復活させるチャレンジとして、「nWo」ライクなデッキをモダン環境で組んでいきます。というわけで今回のデッキ供養は「ナイトメア・サバイバル・リヴァイブ」!
●nWoの派生デッキはこちら
【初期型:ナチュラル・デス】
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nWo(初期型/ナチュラルデス)【デッキセレクション for ミドルスクール】
デッキリスト 解説 Natural Order / 自然の秩序 (2)(緑)(緑) ソーサリー この呪文を唱えるための追加コストとして、緑のクリーチャーを1体生け贄に捧げる ...
【中期型:ナイトメア・サバイバル】
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nWo(中期型/ナイトメア・サバイバル)【デッキセレクション for ミドルスクール】
デッキリスト 解説 Survival of the Fittest / 適者生存 (1)(緑) エンチャント (緑),クリーチャー・カードを1枚捨てる:あなた ...
【後期型:サバイバル・デス】
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nWo(末期型/サバイバル・デス)【デッキセレクション for ミドルスクール】
デッキリスト 解説 Coffin Queen / 棺の女王 (2)(黒) クリーチャー — ゾンビ(Zombie) ウィザード(Wizard) あなたは、あな ...
【BOX】MTG ゼンディカーの夜明け ドラフト・ブースター 日本語版
解説
「まずは先人に学べ」というわけで、過去の「ナイトメア・サバイバル」のデッキ内容を整理していきます。
大きく分けて、「ナイトメア・サバイバル」のいくつかの要素に分解すると、以下の4つになります。
①序盤を支えるマナ加速手段
②状況に応じたクリーチャーのサーチ手段
③墓地からのクリーチャーの復活手段
④多種多様な187クリーチャーによるシルバーバレット戦術
(ETB/CIP持ち生物)
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《極楽鳥/Birds of Paradise(M10)》
《森の女人像/Sylvan Caryatid(THS)》
まず、「①序盤を支えるマナ加速」については《極楽鳥/Birds of Paradise(M10)》と《森の女人像/Sylvan Caryatid(THS)》をそれぞれフル投入。土地に付けるオーラなど他にもマナ加速手段はありますが、クリーチャー主体のデッキである以上マナ・クリーチャーを多めに採用することにしました。結果的に4色の多色デッキとなったため、任意の色マナを出せるようにセレクトしています。
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《獣相のシャーマン/Fauna Shaman(M11)》
《進化の飛躍/Evolutionary Leap(ORI)》
《薄暮見の徴募兵/Duskwatch Recruiter(SOI)》
《宿命のネクロマンサー/Doomed Necromancer(10E)》
続いては「②状況に応じたクリーチャーのサーチ手段」と、「③墓地からのクリーチャーの復活手段」の2つ。
サーチ手段は、《適者生存/Survival of the Fittest(EXO)》の能力を内蔵した《獣相のシャーマン/Fauna Shaman(M11)》を使わない手はありません。しかしながら《獣相のシャーマン/Fauna Shaman(M11)》のサーチの能力はタップ能力のため、1ターンに1度しか起動できないという弱点があります。サーチ手段が心もとないので、確定サーチでは無いものの《進化の飛躍/Evolutionary Leap(ORI)》と《薄暮見の徴募兵/Duskwatch Recruiter(SOI)》の2枚を追加で採用しています。
本家と比べて使用感は落ちますが、《進化の飛躍/Evolutionary Leap(ORI)》は相手の除去に合わせて使い、《薄暮見の徴募兵/Duskwatch Recruiter(SOI)》は余ったマナをクリーチャーに変えることでアドバンテージを稼げます。
また、クリーチャーを墓地から復活させる手段として《宿命のネクロマンサー/Doomed Necromancer(10E)》を採用。
クリーチャーであるため除去されやすいという弱点はあるものの、インスタントタイミングでリアニメイトが可能なユニークなカードです。他にも、《最古再誕/The Eldest Reborn(DOM)》を数枚採用し除去・ハンデス・リアニメイト、3つの役割を1つのカードスロットに集約しました。
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《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg(LRW)》
《再利用の賢者/Reclamation Sage(M19)》
《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben(DKA)》
《異端聖戦士、サリア/Thalia, Heretic Cathar(EMN)》
《月の大魔術師/Magus of the Moon(FUT)》
《ヴリンの翼馬/Vryn Wingmare(M21)》
《灯狩人のマスティコア/Sparkhunter Masticore(M21)》
《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》
マナ加速とメインエンジンの準備が整ったので、あとはお好きな187クリーチャーを詰め込むだけ。ただし、ここは仮想敵によって大きく変わる部分だと思います。
とりあえずたたき台として、アーティファクト/エンチャント破壊、PW対策、クリーチャー対策などなど…色々詰め込んでみました。ETB/CIP能力持ちのカードだけでなく、《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben(DKA)》や《ヴリンの翼馬/Vryn Wingmare(M21)》などの「相手のマナを咎められるようなカード」も多く採用しています。これらのカードを臨機応変に使い分けて、常に変わる戦況に対応していきます。
テスト段階では少々器用貧乏で、決め手に欠ける場面が多かったのでもう少しパンチのあるカードを採用したいところ。明確なフィニッシャーをもう1枚採用しないとダメかな、と考えてます。他にも、シルバーバレット戦術で繰り出すクリーチャーを3マナ以下に抑えれば、《集合した中隊/Collected Company(DTK)》が採用できたりもしますね。とっさに組んでみたものの、まだまだ改善の余地がありそうです。
というわけで、今回は「ナイトメアサバイバル・リヴァイブ」でした。
ナイトメアもサバイバルも当然入っていないのですが、雰囲気ぐらいは再現できたのかなと思います。もっといい形があれば是非教えてください!それではまた次回のデッキ供養でお会いしましょう!
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参考
なし