デッキリスト
カナディアン・スレッショルド2019 by Takasaki Shunsuke
Creatures (12) 4 Delver of Secrets 4 Nimble Obstructionist 4 Tarmogoyf Spells (30) 4 Stifle 2 Spell Snare 4 Lightning Bolt 4 Brainstorm 4 Daze 4 Force of Will 2 Spell Pierce 4 Ponder 1 Tarfire 1 Dismember | Lands (18) 4 Polluted Delta 4 Flooded Strand 3 Volcanic Island 3 Tropical Island 4 Wasteland Sideboard (15) 1 Grafdigger's Cage 2 Surgical Extraction 1 Flusterstorm 2 Pyroblast 1 Sulfuric Vortex 1 Winter Orb 1 Izzet Staticaster 2 Ancient Grudge 2 True-Name Nemesis 1 Pithing Needle 1 Sulfur Elemental |
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解説
Nimble Mongoose / 敏捷なマングース (緑)
クリーチャー — マングース(Mongoose)
被覆(このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない。)
スレッショルド ― あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、敏捷なマングースは+2/+2の修整を受ける。
1/1
Stifle / もみ消し (青)
インスタント
起動型能力1つか誘発型能力1つを対象とし、それを打ち消す。(マナ能力は対象にできない。)
『カナディアン・スレッショルド(カナスレ)』は古くからレガシーで活躍するクロック・パーミッションデッキのひとつだ。
緑の軽量クリーチャー、赤の火力、青のカウンターを合わせたデッキで、今でも根強いファンが非常に多い。赤の火力で相手のクリーチャーをどかし、《敏捷なマングース/Nimble Mongoose(ODY)》や《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》でクロックを刻み、カウンターで守る。相手のフェッチランド起動に《もみ消し/Stifle(SCG)》を合わせ、マナを縛ることもできるのが強みだ。
《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》をはじめとする墓地対策カードが増えたために表舞台ではあまり見られなくなったデッキだが、2018年7月に天敵である《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》が禁止となった今、ひそかに復活を期待している。
スペル部分の多くは、(枚数調整こそあれど)大半が固定されつつあるカナスレだが、今回紹介するリストは《敏捷なマングース/Nimble Mongoose(ODY)》の代わりに《敏捷な妨害術師/Nimble Obstructionist(HOU)》が採用されている点に注目。瞬速持ちの3マナ3/1フライヤーであり、起動型能力1つか誘発型能力1つを打ち消す「サイクリング誘発型能力」を持ったクリーチャーだ。これにより5枚目以降の《もみ消し/Stifle(SCG)》として使用でき、より相手のアクションを縛る戦略に長けたデッキへと進化している。
《敏捷な妨害術師/Nimble Obstructionist(HOU)》は3マナとやや重いものの、瞬速でテクニカルに立ち回れる点と、パワーが高い点が《敏捷なマングース/Nimble Mongoose(ODY)》に勝る。カナスレは《敏捷なマングース/Nimble Mongoose(ODY)》のスレッショルド能力をいち早く達成させてキルターンを早めたいため、時折自分の《不毛の大地/Wasteland(TMP)》で自身を割ることもあった。《敏捷なマングース/Nimble Mongoose(ODY)》の脱退により、厳密にはもう「カナディアン・スレッショルド」ではないのかもしれないが、スレッショルドによる制約からは解放されたことになる。
現レガシー環境を考慮すると、「ANT」や「デス&タックス」など相性の悪そうなデッキがまだまだ多いが、「白青奇跡」など有利に立ち回れそうなデッキも…?。個人的に好きなデッキなので、これからの「カナスレ」の活躍が楽しみだ。
参考
カナディアン・スレッショルド by Takasaki Shunsuke
晴れる屋:平日レガシー17時の部(2019/1/31)
https://deck.hareruyamtg.com/ja/deck/223130/show/