デッキリスト
カンパニースリヴァー by Paul Conlin
解説
Collected Company / 集合した中隊 (3)(緑)
インスタント
あなたのライブラリーの一番上から6枚のカードを見る。その中から、点数で見たマナ・コストが3以下のクリーチャー・カードを最大2枚まで戦場に出す。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
AEther Vial / 霊気の薬瓶 (1)
アーティファクト
あなたのアップキープの開始時に、あなたは霊気の薬瓶の上に蓄積(charge)カウンターを1個置いてもよい。
(T):あなたの手札にある、点数で見たマナ・コストが霊気の薬瓶の上に置かれている蓄積カウンターの数に等しいクリーチャー・カードを1枚、戦場に出してもよい。
「StarCityGames.com Modern Open」において、スリヴァーデッキが13位に入賞していたのでご紹介。今回のリストは、前回紹介した「【モダン】スリヴァー」と同じく《集合した中隊/Collected Company(DTK)》および《霊気の薬瓶/AEther Vial(DST)》を採用した形。
しかし細かい部分に差異があり、スリヴァー勢のセレクトや、スぺルの枚数を絞っている点が異なる。こちらはクリーチャーの数が31枚と増えており、実にデッキの半分が「スリヴァー」。スペルによる対応力を犠牲にする代わりに、《集合した中隊/Collected Company(DTK)》によるヒット率を高めている。スリヴァー・ファンは是非2つのリストを見比べてほしい。
Gemhide Sliver / 宝革スリヴァー (1)(緑)
クリーチャー — スリヴァー(Sliver)
すべてのスリヴァー(Sliver)は「(T):あなたのマナ・プールに好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つ。
1/1
Darkheart Sliver / 暗心スリヴァー (黒)(緑)
クリーチャー — スリヴァー(Sliver)
すべてのスリヴァー(Sliver)は「このパーマネントを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」を持つ。
2/2
Necrotic Sliver / 壊死スリヴァー (1)(白)(黒)
クリーチャー — スリヴァー(Sliver)
すべてのスリヴァー(Sliver)は「(3),このパーマネントを生け贄に捧げる:パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。」を持つ。
2/2
スリヴァー・デッキではもはや必須パーツともいえる《捕食スリヴァー/Predatory Sliver(M14)》《筋力スリヴァー/Sinew Sliver(PLC)》などのレギュラーメンバーは変わらず採用されているが、前回紹介した「【モダン】スリヴァー」とは、異なり、このリストでは3種類のスリヴァーが新たに採用されている点に注目だ。
まずは《宝革スリヴァー/Gemhide Sliver(TSP)》。これは5枚目以降の《マナ編みスリヴァー/Manaweft Sliver(M14)》としての運用だろう。いち早く数を並べたいスリヴァーデッキにとっては色事故を防ぐと共に、《集合した中隊/Collected Company(DTK)》を撃つターンを早められるのは大きな利点だ。
《暗心スリヴァー/Darkheart Sliver(PLC)》は、ライフを得る能力を起動するためにマナがかからないのが強み。ビートダウンデッキやバーンデッキに対する一定の耐性をもたらしてくれる。しかし、戦場に出ていれば安心ではあるものの、積極的に使いたい能力ではないため、採用は1枚のみに抑えられている。
《壊死スリヴァー/Necrotic Sliver(PLC)》は全てのスリヴァーに《名誉回復/Vindicate》の能力を付与する強力なカード。能力起動に必要な3マナ+生け贄は決して軽くはないが、インスタント・タイミングで撃てることと、撃てる範囲が非常に広いのは大きなメリット。スペルを絞った代わりに、このカードで対応力をカバーしていると考えられる。
また、サイドボードに目を向けると、15枚全てがスリヴァーで固められていることに驚く。
(※《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus(MOR)》はスリヴァーである。異論は認める)
プレイヤー:Paul Conlin氏の並々ならぬ「スリヴァーへの愛」を感じるリストだ。
参考
Slivers by Paul Conlin
StarCityGames.com Modern Open(2017/08/5):13th
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=115351