デッキリスト
ゴーレム複製 by じんしん
Creatures (10) 4 Sakura-Tribe Elder 1 Padeem, Consul of Innovation 1 Spellskite 4 Precursor Golem Spells (29) 1 Wargate 4 Rite of Replication 3 Farseek 4 Heartbeat of Spring 4 Parallel Lives 4 Anointed Procession 4 Mechanized Production 4 Doubling Season 1 Venser, the Sojourner | Lands (21) 2 Plains 3 Island 3 Forest 1 Temple Garden 3 Breeding Pool 3 Flooded Strand 2 Hallowed Fountain 4 Misty Rainforest Sideboard (0) |
解説
Precursor Golem / 先駆のゴーレム (5)
アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)
先駆のゴーレムが戦場に出たとき、無色の3/3のゴーレム(Golem)・アーティファクト・クリーチャー・トークンを2体生成する。
プレイヤー1人が単一のゴーレムのみを対象とするインスタント呪文1つかソーサリー呪文1つを唱えるたび、そのプレイヤーはその呪文が対象にできる他の各ゴーレム1体につき、その呪文を1回コピーする。各コピーは、それらのゴーレムのうち別々のものを対象とする。
3/3
この「ゴーレム複製」は、《先駆のゴーレム/Precursor Golem(SOM)》によって大量のゴーレム・トークンを生成し、相手を圧殺するローグ感あふれるデッキだ。《先駆のゴーレム/Precursor Golem(SOM)》は、戦場に出るだけで3/3のゴーレム・トークンを2体引き連れてくる。単純な合計パワーで考えれば、5マナで9点分の打点であり、コストパフォーマンスに優れたカード。このトークン生成能力を悪用し、戦場をゴーレムで埋め尽くす…というのがこのデッキの狙いだ。
とはいえ、この《先駆のゴーレム/Precursor Golem(SOM)》には明確な弱点がある。それは、ゴーレム1体がインスタントやソーサリー呪文の対象に取られると、それらが全てのゴーレムに拡散してしまうという点だ。つまり、いくらゴーレムを並べようとも、《稲妻/Lightning Bolt(M11)》や《四肢切断/Dismember(NPH)》一発で戦線が瓦解してしまう。しかし、この能力をメリットと捉え、メインギミックに昇華してしまったのがこの「ゴーレム複製」というわけだ。
リストを見ればわかるように、このデッキには「対象のクリーチャーのコピー・トークンを生成する」カードと「生成されるトークンの数を倍増させる」カードがこれでもかと詰め込まれている。まずはそのラインナップから見ていこう。
Rite of Replication / 複製の儀式 (2)(青)(青)
ソーサリー
キッカー(5)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(5)を支払ってもよい。)
クリーチャー1体を対象とする。それのコピーであるトークンを1体生成する。複製の儀式がキッカーされていた場合、代わりにそのトークンを5体生成する。
Mechanized Production / 機械化製法 (2)(青)(青)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(あなたがコントロールするアーティファクト)
あなたのアップキープの開始時に、エンチャントされているアーティファクトのコピーであるトークンを1つ生成する。その後、あなたが互いに同じ名前を持つアーティファクトを8つ以上コントロールしているなら、あなたはこのゲームに勝利する。
まず、クリーチャーのコピー・トークンを生成するカードとして、《複製の儀式/Rite of Replication(ZEN)》《機械化製法/Mechanized Production(AER)》が採用されている。《複製の儀式/Rite of Replication(ZEN)》はクリーチャーを対象に取るソーサリーで、まさに一撃必殺。《先駆のゴーレム/Precursor Golem(SOM)》と、お供のゴーレム・トークン2体が戦場に出ている状態で《複製の儀式/Rite of Replication(ZEN)》を撃つと、3体増える上にコピーのCIPが誘発するため、3/3が計8体並ぶ。ちなみに、《春の鼓動/Heartbeat of Spring(CHK)》などを使ってうっかりキッカー込みで唱えると、3/3が合計28体だ。
《機械化製法/Mechanized Production(AER)》は《先駆のゴーレム/Precursor Golem(SOM)》にエンチャントすれば毎ターン、ゴーレムが爆発的に増えていく。同じ名前のアーティファクトを8個以上コントロールしていれば勝利という勝ちパターンもあるが、よっぽどのことがない限り大量の3/3ゴーレム陣で殴り倒す方が早いはずだ。
更に、代わり種としては《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner(SOM)》の姿も。+2能力で《先駆のゴーレム/Precursor Golem(SOM)》を対象に取れば、CIP能力を使い回すことができる。
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Parallel Lives / 似通った生命 (3)(緑)
エンチャント
いずれかの効果により1個以上のトークンがあなたのコントロール下で生成される場合、代わりにそれはその2倍の数のトークンを生成する。
Anointed Procession / 選定された行進 (3)(白)
エンチャント
効果によりあなたのコントロール下でトークンが1つ以上生成されるなら、代わりにその効果はそれらのトークンをその2倍の数生成する。
続いて、生成されるトークンの数を倍増させるカードとして《似通った生命/Parallel Lives(ISD)》《選定された行進/Anointed Procession(AKH)》《倍増の季節/Doubling Season(RAV)》を採用。いずれも《先駆のゴーレム/Precursor Golem(SOM)》と強烈シナジーを形成。わずか5マナで3/3のゴーレムが5体戦場に出ることになる。
さらにこれらのエンチャントを貼った状態でコピー・トークンを生成するカードを使えば…。戦場は瞬く間にゴーレムたちで溢れかえることだろう。
Padeem, Consul of Innovation / 発明の領事、パディーム (3)(青)
伝説のクリーチャー — ヴィダルケン(Vedalken) 工匠(Artificer)
あなたがコントロールするアーティファクトは呪禁を持つ。
あなたのアップキープの開始時に、点数で見たマナ・コストが最も大きいか同じであるアーティファクトをあなたがコントロールしている場合、カードを1枚引く。
1/4
Spellskite / 呪文滑り (2)
アーティファクト クリーチャー — ホラー(Horror)
(青/Φ):呪文1つか能力1つを対象とし、それの対象を呪文滑りに変更する。((青/Φ)は(青)でも2点のライフでも支払うことができる。)
0/4
単体除去一発で戦線が瓦解する弱点は、アーティファクトの呪禁を持たせる《発明の領事、パディーム/Padeem, Consul of Innovation(KLD)》と、除去を引き寄せる《呪文滑り/Spellskite(NPH)》でカバー。相手への干渉手段が一切入っていないが、「自分のやりたいことをひたすらやる」という強気な姿勢が伺える。溢れんばかりの大量のゴーレムを従えたいプレイヤーは、是非サイドボード含めてデッキを完成させてほしい。
参考
TeamY's
5000兆ゴーレム欲しい! by じんしん
http://teamys.net/top/deckall.php/MODERN/1/1359600/