デッキリスト
ハンマータイム by CITRUSD
Creatures (21) 4 Kor Duelist 4 Giver of Runes 4 Kor Outfitter 4 Stoneforge Mystic 3 Swiftblade Vindicator 2 Spellskite Spells (18) 4 Magnetic Theft 4 Steelshaper's Gift 4 Sigarda's Aid 4 Colossus Hammer 2 Shadowspear | Lands (21) 5 Snow-Covered Plains 4 Inkmoth Nexus 4 Inspiring Vantage 4 Sacred Foundry 4 Sunbaked Canyon Sideboard (15) 1 Burrenton Forge-Tender 4 Kor Firewalker 2 Grand Abolisher 1 Lurrus of the Dream-Den 2 Spellskite 4 Soul-Guide Lantern 1 Damping Sphere |
◆日本語リスト
【クリーチャー】
4:《コーの決闘者》
4:《ルーンの与え手》
4:《コーの装具役》
4:《石鍛冶の神秘家》
3:《速太刀の擁護者》
2:《呪文滑り》
【スペル】
4:《磁力窃盗》
4:《鋼打ちの贈り物》
4:《シガルダの助け》
4:《巨像の鎚》
2:《影槍》
【土地】
5:《冠雪の平地》
4:《墨蛾の生息地》
4:《感動的な眺望所》
4:《聖なる鋳造所》
4:《灼陽大峡谷》
【サイドボード】
1:《ブレンタンの炉の世話人》
4:《コーの火歩き》
2:《堂々たる撤廃者》
1:《夢の巣のルールス》
2:《呪文滑り》
4:《魂標ランタン》
1:《減衰球》
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解説
Colossus Hammer / 巨像の鎚 (1)
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+10/+10の修整を受け飛行を失う。
装備(8)((8):あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、これをそれにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。)
Magnetic Theft / 磁力窃盗 (赤)
インスタント
装備品(Equipment)1つとクリーチャー1体を対象とし、その装備品をそのクリーチャーにつける。(その装備品のコントロールは変わらない。)
今回のピックアップデッキはMOの「MODERN CHALLENGE」において13位に入賞した、「ハンマータイム(シガルダハンマー)」!
この「ハンマータイム」は、デッキ名からも推測できるように、『基本セット2020』で登場した《巨像の鎚/Colossus Hammer(M20)》を主役としている。僅か1マナと非常に軽い装備品だが、装備コストはなんと8マナ。装備のハードルは非常に高いものの、ひとたび装備できれば+10/+10もの修正値を得られるという豪快なカード。発表当時は一部の界隈で話題となり、当サイトでもネタにしたほどだ。
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【Landiary-49】『基本セット2020』:《Colossus Hammer》と相性の良いカードを見つけよう選手権
令和のクソハン:《Colossus Hammer》の相棒を見つけよう 《Colossus Hammer》(1) アーティファクト – 装備品 装備しているクリーチャーは+10/+10の修整を受けるとと ...
そんなネタデッキの星、《巨像の鎚/Colossus Hammer(M20)》を主役としたデッキが、実践レベルにまで昇華していたのだから驚きだ。早速動きを見ていこう!
《巨像の鎚/Colossus Hammer(M20)》
このデッキの目標は当然、クリーチャーに最速で《巨像の鎚/Colossus Hammer(M20)》を装備させ、速やかに殴り切ることだ。しかし、前述したようにこのカードをクリーチャーに装備するには「8マナ」という超重量級の装備コストが立ちはだかる。悠長に8マナ溜めていては、展開の早いモダン環境ではとても追いつけないだろう。
したがって、このデッキではもちろん「ズル」をする!
《コーの装具役/Kor Outfitter(ZEN)》
《磁力窃盗/Magnetic Theft(5DN)》
《シガルダの助け/Sigarda's Aid(EMN)》
装備コストが払えないのなら、踏み倒してしまえばいい。
このデッキには《コーの装具役/Kor Outfitter(ZEN)》《磁力窃盗/Magnetic Theft(5DN)》《シガルダの助け/Sigarda's Aid(EMN)》がそれぞれ4枚ずつフル投入。装備コストを無視してクリーチャーに装備させるカードが12枚体制で積まれており、装備コスト問題を一気に解決している。いずれも2マナ以下で唱えられるカードであり、これらのカードのお陰でかなり早いターンでの装備が可能になった。
《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic(WWK)》
《鋼打ちの贈り物/Steelshaper's Gift(5DN)》
いくら装備コストを踏み倒す手段があっても、肝心の装備品、《巨像の鎚/Colossus Hammer(M20)》が引けなくては意味が無い。
そこで《巨像の鎚/Colossus Hammer(M20)》をサーチする手段として、《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic(WWK)》と《鋼打ちの贈り物/Steelshaper's Gift(5DN)》をそれぞれ4枚ずつ積むことでこの問題を解決。キーカードである《巨像の鎚/Colossus Hammer(M20)》が実質12枚投入されているようなもので、キープ基準を大幅に緩めることに成功している。
《コーの決闘者/Kor Duelist(ZEN)》
《速太刀の擁護者/Swiftblade Vindicator(GRN)》
あとは、どのクリーチャーに《巨像の鎚/Colossus Hammer(M20)》を装備させて殴るかだが…?
その回答として用意されたのは、「二段攻撃」や「感染」を持つクリーチャーたち。《コーの決闘者/Kor Duelist(ZEN)》と《速太刀の擁護者/Swiftblade Vindicator(GRN)》は2マナ以下で唱えられる二段攻撃持ちクリーチャー。シンプルに打点を倍にするため、ブロックされなければ一撃で相手を葬り去ることができる。また、自身を感染持ちクリーチャーに変化させる《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》も同様。こちらも相手へのアタックが通れば、毒カウンターを10個を与えて一撃で勝利となる。
《ルーンの与え手/Giver of Runes(MH1)》
《呪文滑り/Spellskite(NPH)》
《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream Den(IKO)》
他にも、除去除けの避雷針として、《ルーンの与え手/Giver of Runes(MH1)》や《呪文滑り/Spellskite(NPH)》を採用。更に、サイドボードには「相棒」として《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream Den(IKO)》の姿が。様々なデッキで採用されている話題の「相棒カード」だが、このデッキのパーマネントのマナコストが2以下に抑えられているのはこのカードのため。この手のコンボデッキはコンボパーツをひとつ潰されるだけで立て直しに苦労するが、《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream Den(IKO)》があれば後からでも巻き返すことが可能に。爆発力がありながらも、除去に対する一定の耐性を持たせることができているのもこのデッキの強みだろう。
《磁力窃盗/Magnetic Theft(5DN)》や《鋼打ちの贈り物/Steelshaper's Gift(5DN)》など、最近のトーナメントシーンではあまり見かけないカードが多く採用されていた驚いたが…なかなかどうして安定度の高いデッキに仕上がっている。また、このようなデッキにまで影響を及ぼす「相棒」の強さにも感心した。さぁ、一緒にハンマーを担いで対戦相手を時空の彼方に吹っ飛ばそう!
参考
●MODERN CHALLENGE
MODERN CHALLENGE #12148182 ON 05/03/2020
CITRUSD (13TH PLACE)
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/modern-challenge-2020-05-04#decklists