デッキリスト
緑単ビートダウン by Nakano Satoshi
Creatures (24) 4 Greenbelt Rampager 4 Longtusk Cub 1 Manglehorn 3 Rhonas the Indomitable 4 Servant of the Conduit 2 Tireless Tracker 4 Verdurous Gearhulk 2 Walking Ballista Spells (15) 3 Clear Shot 4 Attune with Aether 4 Heart of Kiran 4 Nissa, Voice of Zendikar | Lands (21) 21 Forest Sideboard (15) 2 Prowling Serpopard 2 Tireless Tracker 2 Clip Wings 2 Heroic Intervention 2 Natural Obsolescence 2 Ulvenwald Mysteries 1 Skysovereign, Consul Flagship 2 Nissa, Vital Force |
解説
アモンケットのリリース後、前環境ではほとんど見られなかった「白単」「青単」「黒単」「赤単」といった単色デッキの活躍が見られるようになってきたのは非常に面白い。そして今回、残された最後の一色のデッキが結果を残していたのでご紹介したい。そう、「緑単ビートダウン」だ。
この「緑単ビートダウン」の動きはシンプルかつパワフル。序盤から終盤まで、サイズの優秀な緑のクリーチャーを叩きつけ、それらで強化して殴る。これだけだ。
まず組み込まれているのは、「緑赤エネルギーアグロ」でお馴染みのエネルギーパッケージ。《霊気との調和/Attune with Aether(KLD)》スタートからの《牙長獣の仔/Longtusk Cub(KLD)》は強力であるし、《緑地帯の暴れ者/Greenbelt Rampager(AER)》は単体でも2ターン目に着地できる3/4クリーチャーだ。《キランの真意号/Heart of Kiran(AER)》が4枚採用されているため、《緑地帯の暴れ者/Greenbelt Rampager(AER)》との乗り逃げコンボも期待できる。
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《不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable(AKH)》はパワー4以上のクリーチャーをコントロールしていない限り攻撃とブロックができないが、《牙長獣の仔/Longtusk Cub(KLD)》や《不屈の追跡者/Tireless Tracker(SOI)》の成長、《ゼンディカーの代弁者、ニッサ/Nissa, Voice of Zendikar(OGW)》《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk(KLD)》による強化、そして《キランの真意号/Heart of Kiran(AER)》の搭乗など、条件をクリアするための手段は多い。ほとんどのクリーチャーのパワーが2以上あるため、《不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable(AKH)》のパンプ能力を1回起動するだけで条件を満たせるのも嬉しい。
採用されているカードを見渡すと、《直接射撃/Clear Shot(EMN)》の採用は珍しい。除去手段に乏しい緑は「格闘」に頼ることが多いが、このカードは格闘とは異なりこちらのクリーチャーから相手クリーチャーに一方的にダメージを与えられるカードだ。クリーチャーの打点が高いこのデッキにとってはリスクの少ない貴重な除去として機能する。
他のデッキで採用されている「優秀な緑のカード」を全て集結させたような「緑単ビートダウン」。緑らしく他の単色デッキとは一回りクリーチャーのサイズが大きいのが特徴だが、環境でどこまで生き残ることができるのか楽しみだ。
参考
晴れる屋 札幌店開店記念スタンダード:7位
http://www.hareruyamtg.com/jp/k/kD00015SOT/