『時のらせんリマスター』のフルスポイラーが公開
マジック公式サイトにて、3月19日発売の『時のらせんリマスター』のフルスポイラーが公開されました。
●時のらせんリマスター:カードイメージギャラリー(通常版)
●時のらせんリマスター:カードイメージギャラリー(旧枠)
すっかり恒例となっていますが、鳥コレクターならではの視点で収録されている鳥クリーチャーを見ていきます。
『時のらせんリマスター』に収録されている鳥クリーチャーは全部で5種類!色配分は白4枚に青1枚と白に随分固まっている印象です。
残念ながら最も期待していた旧枠再録(ボーナスシート)には鳥クリーチャーが1枚も無かったので、個人的にはかなりガッカリでした。いつの日か《浄火の戦術家、デリーヴィー/Derevi, Empyrial Tactician(CMR)》や《風の憤怒、カイカ/Kykar, Wind's Fury(M20)》あたりを旧枠再録お願いします、何卒…!
それでは見ていきましょう!
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『時のらせんリマスター』の鳥・クリーチャー
《エイヴンの思考検閲者》
相手のライブラリーサーチを極端に制限する優秀な鳥。
瞬速持ちなので相手の能力に対し一種のカウンターのような形で使うことになります。下環境では高確率でフェッチランド各種を積んだデッキに当たるため、このカードの能力が腐ることはほぼありません。一度場に出た後は(高確率で除去が飛んできますが)2/1のフライヤーとして殴ることができるため、クロックとしてもなかなか馬鹿にできないサイズ。
再録履歴は『アモンケット』で一度。ただし『アモンケット』ではEric Deschamps氏の新アートで再録されており、このRebecca Guay氏の初期アートのFoilは約5kと高価な傾向にありました。初期アートの方を光らせたかった方は比較的にリーズナブルに入手できるようになるため、嬉しい方も多いはず。
《エイヴンの裂け目追い》
3マナ2/3フライヤーという優秀なスペックを持つものの、「消失3」のデメリット持ち。戦場に出たときと離れたときに2点のライフを得るというメリット能力を持つものの、基本的には2回しか攻撃できないクリーチャーと考えてよいです。その性質上「ブリンク能力」とはすこぶる相性がよく、当時のスタンダードでは《一瞬の瞬き/Momentary Blink(TSP)》を中心としたブリンクデッキで活躍した実績があります。
再録経験は『エターナルマスターズ』で一度。今回新たに新アートがもらえたわけでもなく、満を持しての初再録でもなく、ちょっと面白みには欠けますね。
《城の猛禽》
5マナ3/3フライヤーですが、自分だけを対象とした《城壁/Castle》の能力を内蔵しています。
リミテッドではもちろんこのサイズのシングルシンボルのコモンフライヤーとして優秀。能力の性質上、「警戒」を持たせることができれば常時3/5で攻守に渡って活躍可能…とだいぶ「良く」書きましたが、やはりリミテッドの域を出ることはなく、構築レベルには達しないカードです。重いですしね。
能力的には今一歩というところですが、実は今回初再録!
《ダスクライダーの大隼》
このカードを語るには、まず《ダスクライダー/Duskrider Falcon(WTH)》という鳥が『ウェザーライト』にいましてね…(昔話)
元ネタの《ダスクライダー/Duskrider Falcon(WTH)》は2マナのプロテクション(黒)持ちの1/1フライヤーでした。それが二回りも大きくなって帰ってきたという大変エモいカードです。
パワーとタフネスがそれぞれ2ずつ大きくなった代わりに、マナコストは4マナも重くなってしまっているのですが、待機コストが低いのであまり大きなデメリットに感じません。リミテッドでは一線級の活躍が期待できますし、構築でも白ウィニーデッキで採用の余地あり。場に出た後はそのサイズとプロテクションで相手のライフを速やかに削ってくれるはずです。
めでたくこちらも初再録!
《歪んだ爪の変成者》
少々トリッキーなカードで、戦場に出た際にクリーチャー1体のパワーとタフネスを入れ替える能力を持ちます。「瞬速」持ちなので、コンバットトリックのような使い方ができるクリーチャー。パワーもそこそこあるのでアタッカーとして使えなくもないですが、構築での出番は期待できません。Ron Spencer氏のアートは非常にかっこいいのですが…。
再録履歴は今回のラインナップでは最多で、『コンスピラシー』『ジャンプスタート』での再録経験があります。つい最近の『ジャンプスタート』で再録されているので、全く目新しさはなし!