デッキリスト
かに道楽 by Landa
Creatures (18) 4 Hedron Crab 2 Snapcaster Mage 4 Ruin Crab 4 Charix, the Raging Isle 3 Phenax, God of Deception 1 Arcanis the Omnipotent Spells (18) 1 Ashiok, Nightmare Muse 3 Visions of Beyond 2 Fatal Push 4 Archive Trap 4 Glimpse the Unthinkable 4 Maddening Cacophony | Lands (24) 4 Field of Ruin 4 Polluted Delta 4 Watery Grave 2 Flooded Strand 3 Darkslick Shores 1 Mikokoro, Center of the Sea 4 Island 2 Swamp Sideboard (0) |
◆日本語リスト
【クリーチャー】
4 面晶体のカニ
2 瞬唱の魔道士
4 遺跡ガニ
4 怒り狂う島嶼、キャリクス
3 欺瞞の神、フィナックス
1 全能なる者アルカニス
【スペル】
1 悪夢の詩神、アショク
3 彼方の映像
2 致命的な一押し
4 書庫の罠
4 不可思の一瞥
4 荒れ狂う騒音
【土地】
4 廃墟の地
4 汚染された三角州
4 湿った墓
2 溢れかえる岸辺
3 闇滑りの岸
1 海の中心、御心
4 島
2 沼
【サイドボード】
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まえがき
前回《怒り狂う島嶼、キャリクス/Charix, the Raging Isle(ZNR)》を使ったデッキとして「カニアサルト」を紹介しましたが、色々亜種が組めそうだったので調整を重ねている最中です。
『ゼンディカーの夜明け』には《怒り狂う島嶼、キャリクス/Charix, the Raging Isle(ZNR)》の他にも要注目カード:《遺跡ガニ/Ruin Crab(ZNR)》が収録されています。既にモダン環境には先代の《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》がいますし、これらのカニを中心に、デッキの方向性をライブラリーアウト(ライブラリー破壊)に特化させました。既にモダン環境に存在するそこそこメジャーなアーキタイプですが、3種類のカニを4枚ずつ投入していることから、今回は「かに道楽」と名付けています。(某チェーン店とは一切関係はございません!)
【BOX】MTG ゼンディカーの夜明け ドラフト・ブースター 日本語版
解説
《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》
《遺跡ガニ/Ruin Crab(ZNR)》
《怒り狂う島嶼、キャリクス/Charix, the Raging Isle(ZNR)》
《欺瞞の神、フィナックス/Phenax, God of Deception(BNG)》
「かに道楽」と名付けている通り、このデッキの地盤を支えるのは「カニ」達です。
ゲーム最序盤から《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》や《遺跡ガニ/Ruin Crab(ZNR)》の着地を狙い、早いターンからの上陸の誘発を狙っていきます。フェッチランドとの相性は言わずもがな、ランドセット1回に付き相手のライブラリーを3枚ずつ削ることが可能です。《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》が実質8枚体制で組めるようになったことは、ライブラリーアウトを狙うデッキにおいては相当な追い風だと思います。
また、今回は《厳戒態勢/High Alert(RNA)》などのカードを採用していないため、《怒り狂う島嶼、キャリクス/Charix, the Raging Isle(ZNR)》をアタッカーとして運用することは考えていません。
採用の理由は、《欺瞞の神、フィナックス/Phenax, God of Deception(BNG)》とのコンボを狙っているため。自身をタップするだけでライブラリーを17枚も削ることが可能になり、初手の手札分の7枚を差し引いて考えると、相手のライブラリーの実に1/3を吹き飛ばせる計算になります。幸いマナ域も4マナ→5マナと合っているので、是非狙っていきたいコンボです。
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《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》
《不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkable(RAV)》
《荒れ狂う騒音/Maddening Cacophony(ZNR)》
《悪夢の詩神、アショク/Ashiok, Nightmare Muse(THB)》
ライブラリーを削る手段は、もちろんカニ達だけではありません。デッキカラーを青と黒の2色にまとめたことで、青黒の強力なライブラリー破壊系スペルを多く採用しています。
《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》はフェッチランドが非常に多いモダン環境であれば0マナ13枚という驚異のライブラリー破壊効率を誇るカードと化しますし、《不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkable(RAV)》は2マナ10枚というシンプルながらも強力なスペル。《荒れ狂う騒音/Maddening Cacophony(ZNR)》は《不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkable(RAV)》に効率こそ劣るものの、2マナで8枚以上のライブラリーを削ることのできる貴重なカードです。キッカー込みの6マナで撃てば、相手のライブラリーの半分を一撃で!
また、ライブラリーアウトを狙えるプレインズウォーカーとして、《悪夢の詩神、アショク/Ashiok, Nightmare Muse(THB)》を採用。
5マナとやや重めではあるのですが、クリーチャー・トークン生成、バウンス+追放手札破壊、追放領域からのコスト踏み倒しの3つの能力を持っています。中でも+1能力のクリーチャー・トークン生成能力は非常に強力で、自分を守るクリーチャーを出しつつ、トークンが持つ能力もライブラリーアウト戦略に噛み合うというまさにこのデッキのためのカードです。トークンは2/3という中々のサイズである点も優秀!
《彼方の映像/Visions of Beyond(M12)》
《全能なる者アルカニス/Arcanis the Omnipotent(10E)》
また、せっかく青というカラーを採用しているので、アドバンテージを稼げるカードとして今回はこの2枚を採用してみました。
まずは条件付きドローカードの《彼方の映像/Visions of Beyond(M12)》。普段は1マナ1ドローですが…。いずれかのプレイヤーの墓地が20枚以上あると、あのパワー9のひとつ、《Ancestral Recall》になるカードです。このデッキであれば条件は容易く満たせますし、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》で使い回すのも非常に美味しいです。
《全能なる者アルカニス/Arcanis the Omnipotent(10E)》については部屋の隅っこのストレージに入っていたので、オシャレ枠と称して雑に突っ込みました。
理由はこのカードの名称。《全能なる者アルカニス》…そう、このカードもまた「カニ」というわけですね。…おあとがよろしいようで。
あとがき
今回はライブラリーアウト戦略に寄せたカニデッキを組んでみました。
組んでいて感じたのは、『ゼンディカーの夜明け』で《遺跡ガニ/Ruin Crab(ZNR)》《荒れ狂う騒音/Maddening Cacophony(ZNR)》という2つのピースを手に入れたことで、モダンにおけるライブラリーアウトデッキは一段階上のレベルに到達しましたね。ひと昔前に比べると、随分デッキパワーが上がったなと感心しきりです。
色々と選択肢も増えたので「60枚」という形に絞るのは中々難しく、他にも《催眠の宝珠/Mesmeric Orb(MRD)》《正気減らし/Fraying Sanity(HOU)》《夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render(WAR)》など色々試してみたいカードが多く残っています。新カードの《海門の嵐呼び/Sea Gate Stormcaller(ZNR)》あたりも良さそうだなぁ…。
ベストバランスを見つけるべく、もう少し調整していく予定です!
参考
なし