『ゼンディカーの夜明け』収録:コモン・アンコモンのコンバット・トリックまとめ
当サイト恒例となっておりますが、新セット発売前のリミテッド特集記事です。
いよいよ今週末、『ゼンディカーの夜明け』のプレリリースが各所で開催されます(公開遅れているので既に開催中です)。開催期間は9月18日~24日の1週間開催なので、比較的時間を合わせやすいかもしれません。毎度「ゼンディカー」次元をテーマにしたセットではコレクターにとって嬉しい仕掛けが用意されてきましたが、今回は多数の人気土地が「エクスペディション・ボックストッパー」として登場。更に、開封する楽しみに特化した「セット・ブースター」も同時リリースとなり、意欲的な試みが多く見られます。
さて、今回は「いつもの」記事になります。
『ゼンディカーの夜明け』のフルスポイラーが公開されたので、リミテッドの予習記事として、今回もコモン・アンコモンの「コンバット・トリック」カードをピックアップしてまとめました。色ごとにマナコスト順にソートしてあるので、環境把握に是非役立ててください。戦闘はリミテッドの基本中の基本。色ごとの特色を掴んでおけば、きっと有利に戦闘を進められるはず!
●除去編はこちら
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『ゼンディカーの夜明け』プレリリース/リミテッド対策:コモン・アンコモンの除去まとめ
『ゼンディカーの夜明け』収録:コモン・アンコモンの除去カードまとめ 当サイト恒例となっておりますが、新セット発売前のリミテッド特集記事です。 いよいよ今週末、『ゼンディカー ...
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『ゼンディカーの夜明け』:「白」のコンバット・トリック
白のコンバット・トリックはコモン4枚、アンコモン3枚。そのうち3枚は除去編で紹介したカード達です。
白は1マナの《訓練された戦術》と《毅然たる一撃》の2枚があるため、白1マナでも立っていればパーティーカウント×2倍のダメージか、+2/+2修正の可能性があります。特に《毅然たる一撃》は注意が必要で、対象が戦士である場合は、戦場にある装備品を装備し大幅にパワーアップする可能性があります。戦闘を行うクリーチャーの部族と、装備品の有無には気を配っておきましょう。
クリーチャーの強化幅としては、1マナの《毅然たる一撃》による単体+2/+2修正と、《不屈の団結》によるキッカー込みの4マナ全体+2/+1修正が基本です。ただし、アンコモンに《共同突撃》があるので、パーティーカウントが3以上の場合は+3/+3以上の修正もありえます。
【白のコンバット・トリック】
・1マナ:パーティーカウント×2点のダメージ、+2/+2修正(戦士なら装備品に注意)
・2マナ:クリーチャーの数に応じたダメージ、プロテクション付与
・3マナ:パーティーカウントに応じた+X/+X修正
・4マナ:パワー4以上破壊
『ゼンディカーの夜明け』:「青」のコンバット・トリック
青のコンバット・トリックはコモン5枚、アンコモン1枚。そのうち2枚は瞬速持ちクリーチャーです。
特筆すべきは1マナのコモンが3枚も存在すること。いずれも戦闘修正を与えるもので、-4/-0あるいは+0/+3を警戒。2マナ以上になれば土地でないパーマネントバウンスとキッカーによる呪禁の付与の可能性を念頭に入れておきましょう。5マナあれば瞬速持ちの3/3フライヤーである《生ける嵐》が飛んでくるので、小粒のフライヤー単体でアタックした時などはたとえブロッカーがいなくとも注意です。
【青のコンバット・トリック】
・1マナ:-4/-0修正、+0/+3修正
・2マナ:土地以外のパーマネントバウンス、全体-2/-0、+0/+3(呪禁のおまけ)
・5マナ:3/3瞬速フライヤー
『ゼンディカーの夜明け』:「黒」のコンバット・トリック
黒のコンバット・トリックはコモン4枚、アンコモン1枚。そのうちの3枚は除去編でも紹介したクリーチャー除去です。
1マナに《マラキールの再誕》があるため、黒も1マナから一応動くことが可能。ダメージを与えたり戦闘修正を与えたりなどの「戦闘を有利にする」能力ではないのですが、そのターンに死亡したクリーチャーを戦場に戻すことができるため、使い回されたくない厄介なETB能力持ちのクリーチャーがいる場合は注意しておきましょう。メインとして動けるのは2マナ域からで、破壊不能を付与する《忘却の飢え》と、-1/-1修正と+1/+1修正を同時に付与する《隠然たる襲撃》がラインナップ。タフネス1が危険なのは言わずもがな、基本的に戦闘修正は実質+2/+2までと覚えておくと良いでしょう。
インスタント除去は3マナからで、パワー3以下の小粒のクリーチャーは注意。対象を選ばない万能除去は5マナの《命取りの協力》のみですが、パーティーカウントに応じて軽くなります。盤面にクリーチャーが並んで来れば、実質3~4マナで撃たれることが多いはず。
【黒のコンバット・トリック】
・1マナ:ターン中に死亡したクリーチャーを戦場に戻す
・2マナ:-1/-1修正と+1/+1修正を同時に付与、破壊不能の付与
・3マナ:パワー3以下破壊
・5マナ:確定除去(ただし、パーティーカウントに応じて軽くなる)
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『ゼンディカーの夜明け』:「赤」のコンバット・トリック
赤のコンバット・トリックはコモン4枚、アンコモン3枚。大半が除去編で紹介したカードばかりです。
1マナの《棘平原の危険》があるため、赤1マナ以上が立っていれば1点火力は警戒です。そこから2マナで4点、3マナで生け贄に捧げたクリーチャーのパワー分の点数と伸びていきます。大半が火力で、戦闘修正を与えるものは2マナの《異常な怒り》のみ。修正値の限界は+3/+2です。
ダメージが可変の《カズールの憤怒》を除けば、赤のインスタントタイミングでの火力は4点止まり。タフネス5以上のクリーチャーは戦闘ダメージを絡めないと対処しづらいです。
【赤のコンバット・トリック】
・1マナ:1点火力
・2マナ:4点火力、全体1点火力、+3/+2修正
・3マナ以上:生け贄に捧げたクリーチャーのパワー分の火力、全体2点火力
『ゼンディカーの夜明け』:「緑」のコンバット・トリック
緑のコンバット・トリックはコモン2枚、アンコモン2枚。
修正値は小さいものの、1マナの《巨森の補強》があるため1マナあれば+1/+1の戦闘修正を警戒です。2マナ以上になれば+3/+3修正、3マナ以上になればフライヤーの確定除去や、緑お得意の格闘除去もラインナップ。
使いやすいのは2マナの《ムラーサの力》で、ゲーム終盤はキッカー込みの5マナで+5/+5修正のスペルとして使うことができます。レアリティもコモンのため、リミテッドではよく見かけるカードのはず。
【緑のコンバット・トリック】
・1マナ:+1/+1カウンター乗せ
・2マナ:+3/+3修正
・3マナ:格闘除去、フライヤー破壊
・5マナ:+5/+5修正
『ゼンディカーの夜明け』:「多色」のコンバット・トリック
多色のコンバット・トリックは1枚のみ。
青黒のアンコモン、瞬速持ちの《空飛ぶ思考盗み》のみです。フライヤーなのと、墓地にカードが8枚以上あれば「ならず者」のロードとなります。
『ゼンディカーの夜明け』:「無色」のコンバット・トリック
★該当なし
参考
『ゼンディカーの夜明け』:カードイメージギャラリー
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/zendeikanoye-ming-ke-2020-09-02