【蟹ずくめ】《怒り狂う島嶼、キャリクス》が好きすぎるのでモダンリーガルのカニ・クリーチャーまとめ

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愛すべきカニ

 

さてさて『ゼンディカーの夜明け』のプレリリースも始まり、入手したカードを用いて早速新環境のデッキが考案されていますね。

毎回プレリリース~セット発売直後は様々なデッキが見られ、構築に対する議論も活発になるため非常に楽しみな時期です。トレンドに対する鈍感さには定評のある当サイトですが、私が『ゼンディカーの夜明け』で最も注目しているカードはこちら!

 

 

 

そう、《怒り狂う島嶼、キャリクス》です!

プレビューウィークで公開されれるや否や、心を奪われてしまった1枚。カラフルな色味に、愛くるしいフォルム。そして何と言っても小学生が5秒で考えたような雑なボディ。《突撃陣形/Assault Formation(DTK)》との組み合わせには、4マナ17/17という壮大なロマンを感じています。フェッチランド、ショックランドが蔓延るモダン以下の下環境においては、一撃で相手を葬りかねないパワフルさです。

ありがたいことに今回は「バンドル」のプロモカードにも選ばれており、こちらのイラストはより色鮮やかに。そして通常版では隠れていたつぶらな目も露わになっています。非常に可愛らしいですね。

この《怒り狂う島嶼、キャリクス》を用いたデッキについてはおいおい検討を重ねていきますが、今回はキャリクスの部族に注目。「カニ」について語っていきたいと思います。

 

この記事を読めば、あなたも立派なカニ愛好家。そう、カニ倶楽部の一員です!(カニ/crabなだけに)

 

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モダンリーガルのカニ・クリーチャーまとめ(バニラ)

 

さて、今回はモダンリーガルにおける「カニ・クリーチャー」に着目していきます。

先に全体像から語ってしまうと、現時点におけるモダンリーガルのカニは全部で19種類。そこに、今回の『ゼンディカーの夜明け』で登場した《怒り狂う島嶼、キャリクス》と、《遺跡ガニ》の2枚を加えて21種類となります。ちなみにレガシーリーガルまで広げても28種類しか存在しないため、今回2枚加わったとはいえ、非常に数の少ない部族であることがわかりますね。

なお、部族としてのカバー範囲は、いかにも「蟹」というフォルムのものはもちろんのこと、「ヤドカリ」モチーフのクリーチャーも多いです。あとはキメラ生物の一部分に使用されることが多いですね。

 

 

また、モダンリーガルの21種類のうち、5種類は能力を持たないバニラ・クリーチャーです。

もちろんいずれも実用スペックではないため、構築レベルで使えるようなシロモノではないのですが…。実は7月にリリースされた『基本セット2021』において、《装甲のカンクリックス/Armored Cancrix(M14)》の完全上位互換である《賽銭ガニ/Wishcoin Crab(M21)》が登場していました。全く同じサイズで、5マナ⇒4マナの大躍進です。ウギン再録などで注目されていた裏で、こんなことも起きていたんですね。

 

 

続いては、能力を持ったカニ達を1枚ずつ紹介していきます!

 

 

モダンリーガルのカニ・クリーチャーまとめ(能力あり)

《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》

上陸持ちで、対象のプレイヤー1人のライブラリーを3枚切削するカード。ライブラリーアウトデッキ(以下LOデッキ)の地盤を支えるクリーチャーとして人気ですが、今回『ゼンディカーの夜明け』にて類似カードの《遺跡ガニ》が登場。8枚体制となり、より強固なLOデッキが組めるようになりました。

 

 

《氷山のカンクリックス/Iceberg Cancrix(MH1)》

氷雪クリーチャーとなり、諸々調整された《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》。マナコストが1マナ増え切削する枚数も3枚→2枚に減った代わりに、氷結パーマネント次第では1ターンに複数回能力が誘発するようになり、タフネスも1増えました。《稲妻/Lightning Bolt(M11)》の射程圏外なので疑似的に除去耐性が付いたともいえます。

ただし、このカードを採用するからには氷結パーマネントの割合を増やす必要があり構築の自由度を縛ることと、ライブラリーアウトを狙うという意味では《遺跡ガニ》の登場が向かい風となっています。こちらは本家と違いタフネスが高くブロッカーとして時間を稼げるため、そちらを期待しての採用になるでしょうか。

 

 

《シュラバザメ/Shambleshark(GTC)》

下半身がカニで上半身がサメ…全ッ然かわいくないぞ…!!

能力としては「瞬速」と「進化」を持つ2マナ2/1クリーチャー。タフネス大きめのカニデッキではまるで活躍できそうにありませんが、出自としては結構珍しいカードです。リリース当所は初の「緑の魚」でしたし、初の「タフネス1のカニ」でもあり、初の「タフネスよりもパワーが大きいカニ」でもありました。初めて尽くしですね。

更に、『イコリア:巨獣の棲処』リリース時のオラクル変更によって、現在は「サメ・カニ」という部族になっています。

 

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《成長室の守護者/Growth-Chamber Guardian(RNA)》

2マナ2/2という基本スペックを持ちながら、マナカーブを維持して自己強化。4/4というサイズへ強化しつつ、後続を手札に加えてハンドアドバンテージも得られるという強力なカニ。スタンダードにおける緑のミッドレンジ系のデッキで多く採用されていたので覚えている方も多いはず。

 

 

《カブトガニ/Horseshoe Crab(USG)》

現実に存在する生物の種族名がそのままカード名になったカード。1マナで自身をアンタップする能力を買われ、1999年には「カニクラフト」というデッキで活躍した経験があります。《繁茂/Wild Growth(5ED)》や《大地の知識/Earthcraft(TMP)》と組み合わせることで無限マナを生み出し、無限マナを《天才のひらめき/Stroke of Genius(USG)》などに費やして勝利するデッキですが、あまりの強さにスタンダードでは《大地の知識/Earthcraft(TMP)》が禁止となりました。

ある意味、環境を破壊したカニと言っても過言ではありません。ちなみに、カブトガニは「カニ」と名付けられているものの、甲殻類とは全く別の生き物。分類上は鋏角類(サソリや蜘蛛など)の一種です。

 

●種族名がそのままカード名になったカードまとめ

【Landiary-18】現実に存在する生物・種族がそのままクリーチャー化されたカードまとめ

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《タッサの使者/Thassa's Emissary(THS)》

ちゃんとカニらしいフォルムをしているエンチャント蟹。素のスペックは4マナ3/3と、カニには珍しい殴れるボディ。

この《タッサの使者/Thassa's Emissary(THS)》の真髄は「授与」で唱えた場合で、クリーチャーを強化しつつ、《好奇心/Curiosity(EXO)》に似たドロー能力を付与することが可能です。授与コストが6マナと重く構築では使いづらいですが、攻めつつアドバンテージの確保にも使えるカニは珍しいです。

 

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《速足ウツボ/Skitter Eel(RNA)》

これまた凄いフォルムだなぁ…

順応2を持つカニ。他に能力を持っていないので、4マナ+3マナに支払いを分割できる5/5クリーチャーとして見るとよいです。構築で活躍できるかは言わずもがな。

 

《ヒレバサミダコ/Sharktocrab(RNA)》

パッと見は「サメ感」と「タコ感」が強く、カニ要素が薄め。

フォルムは全く可愛くないのですが、4マナ4/4というカニとしては最高クラスの殴れるスタッツ。+1/+1カウンターが置かれると相手のクリーチャーを寝かせる能力を持っていて、順応も合わせ持つため能力が自己完結しているのも強みです。

「自分を強化する」能力と「相手クリーチャーを寝かせる」能力が綺麗に噛み合っていて、勝ちに直結しやすいカニと言えるでしょう。

 

《晶殻ガニ/Crystacean(IKO)》

『イコリア:巨獣の棲処』で登場したアイドル。個人的な感想ですが、Foilが綺麗なので機会があれば是非見てみてください。

能力は瞬速持ちの4マナ1/6と地味めですが、実は『基本セット2020」の《要塞ガニ/Fortress Crab(M20)》の上位互換です。最近は地味のカニ・クリーチャーのスペックが底上げされていっているような…?

 

《回収ヤドカリ/Salvage Scuttler(AER)》

こちらも殴れるカニです。

殴る度に自分のアーティファクトを強制バウンスするので、強力なETB能力を持つアーティファクトと組み合わせて使いたいところ。余談ですが、アートの色味は全体的に暗いものの、ヤドカリの目が非常につぶらで可愛らしいです。

 

 

《タカシオヤドカリ/Hightide Hermit(KLD)》

リアル版イシズマイのようなフォルムのカード。

ETB能力でエネルギー4個を得られるとはいえ、5マナ4/4防衛というスペックは流石に厳しいです。《ヒレバサミダコ/Sharktocrab(RNA)》君を見習ってくれ!!

 

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《小走りワニ/Scuttlegator(RNA)》

キメラ生物シリーズ。亀っぽさとワニっぽさが前面に押し出されており、パッと見でのカニ感は控えめです。

素出しの時点では防衛持ちの6マナ6/6ですが、順応することで9/9バニラ相当となります。マナレシオ自体は悪くはないのですが、こちらもコストを分割できる大型バニラと考えるのがよさそうです。他の手法でカウンターを置けば攻撃できるようになりますが、デフォルトでの順応コストが重すぎますね。せめてトランプルでも付いていればよかったのですが…。。

 

 

《厄介な船沈め/Vexing Scuttler(EMN)》

船を住処としてしまった巨大なエルドラージ・ヤドカリ。

素のマナコストは8マナと非常に重いですが、現出コストによって唱えられるのが利点。軽量クリーチャーをコストに充てても、5~6マナ程度で唱えらえるのでそこまでの重さは感じられません。サイズも4/5とまずまず。

最大のメリットはETB能力のインスタントまたはソーサリー1枚を回収できる点。《思い起こし/Call to Mind(M11)》相当の能力を内蔵しており、本家が3マナであることを考えると、そこまで悪いコスト設定ではありません。回収したいカードは青であればよりどりみどり。強力なスペルを使い回していきましょう。

 

 

《溺墓のビヒモス/Drownyard Behemoth(EMN)》

えぇと、カード名ははっきり「ビヒモス」と名乗っておりますが…れっきとしたカニです。

《厄介な船沈め/Vexing Scuttler(EMN)》と同じく超重量級のカニで、現出持ちです。ETB能力として出たターン限定の呪禁を得ることができますが、アドバンテージには直結しないのでやや地味です。差別化されている点は「瞬速」を持っている点で、除去されそうなクリーチャーなどを現出コストに充てることで相手のスペルや能力をフィズらせることができます。

とはいえやはり地味かな…。比べてしまうと、《厄介な船沈め/Vexing Scuttler(EMN)》の方が活躍の場は多そうです。

 

 

《遺跡ガニ/Ruin Crab(ZNR)》

《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》の項で解説しましたが、『ゼンディカーの夜明け』で登場したニューカマー。

自分を対象に取り墓地を肥やすことはできなくなりましたが、対象が「各対戦相手」となったため、複数人での対戦で非常に有効なカードとなりました。マナコストはそのままに、地味ながらタフネスが1増えているのも嬉しいポイント。

 

 

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参考

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