これだけ覚えておけば安心!『基本セット2021』で復活の「フェイズ・アウト」「フェイズ・イン」ルール解説

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懐かしの「フェイズ・イン」「フェイズ・アウト」が復活!

 

『基本セット2021』のプレビューが始まりましたが、目を疑うような情報が公開されました。そう、「フェイズ・アウト」「フェイズ・イン」メカニズムの復活です。

 

過去を遡ること1996年、これらは「フェイジング」というメカニズムで『ミラージュ』ブロックで登場しました。メカニズム再録の可能性を10段階の指標で示す「ストーム値」においては、この「フェイジング」は上から2番目の「9」となっており、再録の可能性は極めて低いとされてきました。ちなみに、同じレベルにいるのは「激突」や「スレッショルド」で、最高値の「10」は「ストーム」と「発掘」です。「スレッショルド」や「ストーム」など強力なメカニズムが肩を並べていることからも、いかにこの「フェイジング」の再録の可能性が低かったかがわかるはずです。

 

『統率者2017』で《テフェリーの防御/Teferi's Protection(C17)》が登場し、「フェイズ・アウト」「フェイズ・イン」メカニズムが一部復活しましたが、これはあくまでもフレーバー要素を重視したもので、ゲスト的な扱いだと考えていました。過去にルールに何度も修正が入っていますし、メカニズムとしては非常に複雑なものです。それがまさか、『基本セット』で復活する日が来ようとは…。

 

初心者の導入口であり文字通り「基本」となる『基本セット』に入れ込むにはそぐわないメカニズムだと思うのですが、初めて触れる方も多いのと思うので、今回は「フェイズ・アウト」「フェイズ・イン」のルールについて解説していきたいと思います。とりあえずこれを読んでおけば安心!というレベルを目指したので、頑張ってついて来て頂けると嬉しいです。

 

 

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「フェイズ・アウト」基本ルール解説

 

まずは、「フェイズ・アウト」から解説していきます。

「フェイズ・アウト」は、簡単に言うと「パーマネントが透明になって見えなくなる」というイメージです。
透明になるので、どんな能力や効果も受けなくなり、誰からも感知されなくなります。一時的にゲームに存在していないかのように扱われるというとわかりやすいでしょうか。

 

 

 

 

たとえば、あなたが《失われた群れのレオニン/Leonin of the Lost Pride(THB)》と《夢尾の鷺/Dreamtail Heron(IKO)》をコントロールしていたとします。

そこで対戦相手が全体除去の《空の粉砕/Shatter the Sky(THB)》を撃った場合、これらの2体のクリーチャーは破壊されてしまいます。

 

 

 

 

しかし、もし《失われた群れのレオニン/Leonin of the Lost Pride(THB)》が「フェイズ・アウト」していたらどうでしょう。「フェイズ・アウト」している《失われた群れのレオニン/Leonin of the Lost Pride(THB)》はゲームに存在していないかのように扱われるので、《空の粉砕/Shatter the Sky(THB)》を撃たれても破壊されるのは《夢尾の鷺/Dreamtail Heron(IKO)》1体だけです。

 

「フェイズ・アウト」しているカードは、なにかしらの能力を持っていたとしても、他のなにかに一切の影響を及ぼすことはありませんし、他のなにかから影響を受けることはありません。また、「透明になって誰からも見えなくなる」イメージなので、戦場を離れてはいません。ここが重要なポイントです。したがって、戦場を離れた時に誘発する能力は誘発しませんし、トークンが「フェイズ・アウト」しても状況起因処理で消滅することもないです。この辺りは「明滅」とは大きく異なる性質だと思います。

上記の例では《失われた群れのレオニン/Leonin of the Lost Pride(THB)》の死亡時の誘発能力は当然ながら誘発しません!

 

 

 

 

続いて、パーマネントが「フェイズ・アウト」するときに、オーラや装備品、カウンターが乘っていたらどうなるでしょうか。答えは、「身に着けたものごと全てフェイズ・アウトする」です。例えば、上記の例では《天穹の鷲/Empyrean Eagle(M20)》に装備した《影槍/Shadowspear(THB)》は外れませんし、貼りつけたオーラ:《不退転の意志/Indomitable Will(THB)》が外れることもありません。

 

 

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「フェイズ・イン」基本ルール解説

 

続いて、「フェイズ・イン」について見ていきましょう。

「フェイズ・イン」は「フェイズ・アウト」の逆。透明になって見えなくなっていたパーマネントが実体化し、再び見えるようになるイメージです。

 

「フェイズ・イン」すると、これまで通り他のカードの影響を受けたり、呪文や能力の対象に取れるようになります。ちょっと難しいですが、我々が普段パーマネントを戦場に出す場合は、自ずと「フェイズ・イン」している状態で出していることになります。「《探索する獣/Questing Beast(ELD)》をフェイズ・イン状態でキャストします。」なんて言わないので、全く意識はしてないですが!

 

 

 

 

「フェイズ・アウト」していたカードが「フェイズ・イン」するタイミングは(例外を除き)決まっていて、「アンタップ・ステップの開始時」です。土地やクリーチャーをアンタップする前に「フェイズ・アウト」していたパーマネントが「フェイズ・イン」します。順番にご注意を。

 

 

 

 

余談ですが、何らかの能力や効果で「アンタップ・ステップ」が飛ばされてしまうと、その時に発生するはずだった「フェイズ・イン」はタイミングを逃してしまい発生しません。この性質を利用して、過去に「サンドポイズ」というコントロールデッキが活躍していたりします。《時の砂/Sands of Time(VIS)》でアンタップ・ステップを飛ばして、《平衡/Equipoise(VIS)》で相手のクリーチャーと土地を時空の彼方に閉じ込めるロックデッキ。興味がある方はレガシーで組んでみよう!

●サンドポイズ2017

【レガシー】サンドポイズ:《平衡》+《時の砂》による名ロックデッキの2017年版

  デッキリスト 解説       Equipoise / 平衡 (2)(白) エンチャント あなたのアップキープの開始時に、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロー ...

続きを見る

 

 

前述していましたが「フェイズ・アウト」は透明になるだけで戦場を離れてはいないので、領域の移動要素は一切ありません。ということは、「フェイズ・イン」はどこか別の領域から戻ってきたわけではないので、「フェイズ・イン」した際にCIP能力、ETB能力などは誘発しないということです。誰からも感知されない状態になっていただけなので、クリーチャーの場合「速攻」が無くとも「フェイズ・イン」後にちゃんと殴れます。

 

 

 

基本ルールのおさらい

 

さて、ここまでの解説のおさらいです。

あなたは《天穹の鷲/Empyrean Eagle(M20)》と、変容し+1/+1カウンターが1個乗った《狐インコ/Vulpikeet(IKO)》をコントロールしています。ここで、相手のテフェリーによってあなたの《狐インコ/Vulpikeet(IKO)》が「フェイズ・アウト」させられたとしましょう。さてどうなるかというと…?

 

 

まず、変容元のカードと、上に乘った+1/+1カウンターごと《狐インコ/Vulpikeet(IKO)》は「フェイズ・アウト」します。「フェイズ・アウト」している間はどんな能力も受け付けないので、《天穹の鷲/Empyrean Eagle(M20)》のロード能力を受けることができなくなります。

 

そして、次の自分のターンのアンタップ・ステップの開始時に《狐インコ/Vulpikeet(IKO)》は変容元のカードと+1/+1カウンターごと「フェイズ・イン」します。そして、《天穹の鷲/Empyrean Eagle(M20)》のロード能力を再び享受できるようになるわけです。

 

 

というわけで今回は「フェイズ・アウト」「フェイズ・イン」の基本的なルールを解説しました。他にも発展編として解説しておきたい要素もあるので、また次の機会に記事にまとめようかなと考えています。

 

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