デッキリスト
リバイアサンクエスト2020 by もす
Creatures (36) 4 Faerie Seer 4 Inquisitive Puppet 4 Overwhelmed Apprentice 4 Sage of Epityr 4 Wall of Runes 4 Mesmerizing Benthid 4 Striped Riverwinder 4 Grozoth 4 Inkwell Leviathan Spells (12) 4 Clockspinning 4 Quest for Ula's Temple 4 Serum Powder | Lands (12) 12 Island Sideboard (0) |
◆日本語リスト
【クリーチャー】
4:《フェアリーの予見者》
4:《知りたがる人形》
4:《圧倒される弟子》
4:《エピティアの賢者》
4:《ルーンの壁》
4:《眩惑する水底種》
4:《縞カワヘビ》
4:《ゴロゾス》
4:《墨溜まりのリバイアサン》
【スペル】
4:《時計回し》
4:《ウーラの寺院の探索》
4:《血清の粉末》
【土地】
12:《島》
【サイドボード】
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解説
Quest for Ula's Temple / ウーラの寺院の探索 (青)
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、あなたはあなたのライブラリーの一番上のカードを見てもよい。それがクリーチャー・カードである場合、あなたはそれを公開し、ウーラの寺院の探索の上に探索(quest)カウンターを1個置いてもよい。
各終了ステップの開始時に、ウーラの寺院の探索の上に探索カウンターが3個以上置かれている場合、あなたの手札にあるクラーケン(Kraken)かリバイアサン(Leviathan)かタコ(Octopus)か海蛇(Serpent)クリーチャー・カード1枚を戦場に出してもよい。
Wall of Runes / ルーンの壁 (青)
クリーチャー — 壁(Wall)
防衛
ルーンの壁が戦場に出たとき、占術1を行う。
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久々のピックアップデッキはモダンの「リバイアサンクエスト2020」!
デッキ名からもわかるように、この「リバイアサンクエスト2020」はモダンのユニークなデッキである「リバイアサンクエスト」を最新のカードを用いて新たにチューンしたものだ。アーキタイプとしては当サイト:紙束MTGでも2017年に一度紹介しているので上記リンクから一度参照頂きたい。
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【モダン】リバイアサンクエスト:《川蛇》により強化された《ウーラの寺院の探索》デッキ
デッキリスト 解説 Quest for Ula's Temple / ウーラの寺院の探索 (青) エンチャント あなたのアップキープの開始時に、あなたはあなたのライ ...
《ウーラの寺院の探索/Quest for Ula's Temple(WWK)》
《血清の粉末/Serum Powder(IMA)》
まずはデッキの核となるギミックをおさらいしておこう。
この「リバイアサンクエスト」の主役は、なんと言っても《ウーラの寺院の探索/Quest for Ula's Temple(WWK)》だ。マイナー寄りのカードのため解説しておくと、このカードは毎ターン自分のアップキープにライブラリートップのカードをめくり、それがクリーチャー・カードだった場合探索カウンターを1個乗せることができる。これが3個以上貯まると、お互いのターンの終了ステップに手札のクラーケン、リバイアサン、タコ、海蛇のいずれか1枚をマナコストを支払わずに戦場に出せるという「コスト踏み倒し系」のカードだ。
デッキの勝ち筋の全てをこの《ウーラの寺院の探索/Quest for Ula's Temple(WWK)》に託しているため、キープ基準は「このカードが初手にあるか否か」というシンプルなもの。キープ基準を緩めるために、手札を減らさずにマリガンを可能にする《血清の粉末/Serum Powder(IMA)》をフル投入。そして、「リバイアサンクエスト」はデッキの大半をクリーチャー・カードで固めることで《ウーラの寺院の探索/Quest for Ula's Temple(WWK)》によるヒット率を高めておき、《墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan(EMA)》などの超重量級の海洋生物で相手を圧殺するパワフルなデッキだ。
今回のリストの面白いところは、通常の「リバイアサンクエスト」よりも土地を切り詰めた構成にしている点。
大抵のリストでは《島/Island》とライブラリートップを操作できる《ハリマーの深み/Halimar Depths(WWK)》をミックスし、16枚程度の土地構成にしているのが一般的。しかし今回のリストでは《島/Island》12枚という限界まで土地枚数を絞った構成となっている。土地枚数を絞ったことでその分デッキ内のクリーチャー・カードの割合を増やし、《ウーラの寺院の探索/Quest for Ula's Temple(WWK)》による打率を上げることに成功している。
《圧倒される弟子/Overwhelmed Apprentice(ELD)》
《ルーンの壁/Wall of Runes(WAR)》
《フェアリーの予見者/Faerie Seer(MH1)》
《知りたがる人形/Inquisitive Puppet(ELD)》
しかしながら、このように土地を12枚に切り詰めてしまっては、自由に使えるマナも制限されてしまい土地事故のリスクも高まってしまう。そこで今回のリストは、「土地が1枚さえあれば機能する」形へと大きく方針を転換している。
こちらもおさらいになるが、「リバイアサンクエスト」というデッキは初手で《ウーラの寺院の探索/Quest for Ula's Temple(WWK)》をキープし、これを戦場に出した後はライブラリーのトップを何らかの形で操作しなければならない。目的はもちろん、毎ターンのアップキープ時に確実にクリーチャー・カードを公開することで、最速ターンで海洋生物を叩きつけるためだ。
このライブラリートップの操作には、これまで《占いフクロウ/Augury Owl(M11)》や《物知りフクロウ/Sage Owl(M10)》など、2マナ圏のクリーチャーが多く採用されていた。しかしこのリストでは、ライブラリー操作の役割を《圧倒される弟子/Overwhelmed Apprentice(ELD)》《ルーンの壁/Wall of Runes(WAR)》《フェアリーの予見者/Faerie Seer(MH1)》《知りたがる人形/Inquisitive Puppet(ELD)》などの1マナの占術持ちクリーチャーに変更。これにより、切り詰めた土地構成に対応できるようにした。
また、採用した1マナ占術クリーチャーの中には《ルーンの壁/Wall of Runes(WAR)》や《知りたがる人形/Inquisitive Puppet(ELD)》などの防御寄りのサイズや能力を持つものが存在し、(副次的な効果ではあるが)ある程度序盤から攻め立てるクリーチャーデッキに対する時間稼ぎが可能となったのもポイントだ。
《墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan(EMA)》
《眩惑する水底種/Mesmerizing Benthid(RNA)》
最後はもちろん《ウーラの寺院の探索/Quest for Ula's Temple(WWK)》から、《墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan(EMA)》を筆頭とした大型の海洋生物を叩きつけてフィニッシュ。新たな海洋生物として《眩惑する水底種/Mesmerizing Benthid(RNA)》がセレクトされているのは中々渋いね!
余談だが、この「リバイアサンクエスト」は下環境では珍しい単色デッキである上、メジャーな高額カードが全く使用されていない。加えて(従来のリストと比較して)比較的新しめのカードでチューンされていることもあり、非常にリーズナブルな価格で組めてしまうのも魅力だ。現状のカード相場を考慮しても1万円以下で組めてしまうので、モダンへの足掛かりとはしてはもちろん、サブデッキの候補にもどうぞ!
参考
リバイアサンクエスト2020(リバクエ) by もす
http://teamys.net/top/deckall.php/MODERN/1/1614310/