デッキリスト
テゼレッター by げすざき
◆日本語リスト
【クリーチャー】
なし
【スペル】
4 選択
2 渇望の時
4 発見+発散
3 暴君の嘲笑
4 宝物の地図
2 黄金の死
4 崇高な工匠、サヒーリ
2 薬術師の眼識
2 ヴラスカの侮辱
1 意趣返し
2 ウルザの後継、カーン
3 大いなる創業者、カーン
3 橋の主、テゼレット
【土地】
4 湿った墓
4 水没した地下墓地
2 ディミーアのギルド門
6 島
8 沼
【サイドボード】
1 魔学コンパス
4 コイロスの守護者
2 ミシュラの自己複製機械
1 王神の立像
2 ギルドパクトのスフィンクス
4 隕石ゴーレム
2 パルヘリオンⅡ
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解説
Tezzeret, Master of the Bridge / 橋の主、テゼレット (4)(青)(黒)
伝説のプレインズウォーカー — テゼレット(Tezzeret)
あなたが唱えるクリーチャーやプレインズウォーカーである呪文は親和(アーティファクト)を持つ。
[+2]:橋の主、テゼレットは各対戦相手にそれぞれX点のダメージを与える。Xはあなたがコントロールしているアーティファクトの総数に等しい。あなたはX点のライフを得る。
[-3]:あなたの墓地からアーティファクト・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
[-8]:あなたのライブラリーの一番上から10枚のカードを追放する。その中からアーティファクト・カードをすべて戦場に出す。
5
Saheeli, Sublime Artificer / 崇高な工匠、サヒーリ (1)(青/赤)(青/赤)
伝説のプレインズウォーカー — サヒーリ(Saheeli)
あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、無色の1/1の霊気装置(Servo)アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体生成する。
[-2]:あなたがコントロールしているアーティファクト1つと、あなたがコントロールしている他のアーティファクト1つかクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、その前者はそれの他のタイプに加えてアーティファクトでもあることを除き、その前者のコピーになる。
5
『灯争大戦』発売直後のいま、様々なデッキが試されている。
中でも、一際目を引いたのがこの「テゼレッター」だ。『灯争大戦』のボックス購入特典として配布されている《橋の主、テゼレット/Tezzeret, Master of the Bridge(WAR)》を主軸としたデッキで、スタンダード環境の新しい「テゼレッター」である。テゼレットを中心としたデッキは伝統として「テゼレッター」と呼ばれ、かねてより根強いファンの多いデッキだが、果たしてその最新バージョンはどのような動きをするのか。さっそくデッキの中身を見ていこう。
もちろんこのデッキを名乗るからにはアーティファクトが主役なのは明白だ。しかし、リストにクリーチャーは一切採用されておらず、青黒のスペルを中心とした構成に仕上がっており、思いのほか採用されているアーティファクトの枚数は少ない。その秘密は、『灯争大戦』で登場した《崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificer(WAR)》にあり。このカードが持つ常在型能力によって、スペルを唱えるたびに1/1の霊気装置・トークンを生み出せるようになる。このカードをいち早く着地させ、スペルを連打しアーティファクトを多く生み出すことが、このデッキの序盤~中盤の動きだ。
採用されているスペルは様々。
手札の調整は《選択/Opt(DOM)》《発見+発散/Discovery+Dispersal(GRN)》《薬術師の眼識/Chemister's Insight(GRN)》にお任せを。クリーチャー除去は《渇望の時/Moment of Craving(RIX)》《暴君の嘲笑/Tyrant's Scorn(WAR)》《ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt(XLN)》《意趣返し/Settle the Score(DOM)》《黄金の死/Golden Demise(RIX)》と、青黒らしい豊富なラインナップだ。
これらのカードで相手の脅威を捌きながら、《崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificer(WAR)》の能力で5個以上のアーティファクトをばら撒いたら準備完了。満を持して主役の《橋の主、テゼレット/Tezzeret, Master of the Bridge(WAR)》の出番だ。もちろん、十分な数のアーティファクトを準備していれば、《橋の主、テゼレット/Tezzeret, Master of the Bridge(WAR)》の+2能力を連打するだけでも勝ててしまうのだが、特筆すべきは新カーンこと《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator(WAR)》との驚くべきコンボ。
前述したように、コンボをスタートさせるには5個以上のアーティファクトをコントロールしていることが前提となる。(《崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificer(WAR)》が生き残っていたり、自由に使えるマナが残っていればこれより少なくてもOK)
【コンボ手順】
(1) 《橋の主、テゼレット/Tezzeret, Master of the Bridge(WAR)》の能力でアーティファクトおよびプレインズウォーカーが「親和(アーティファクト)」を持つため、手札の《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator(WAR)》のマナコストが0になる。
(2) 《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator(WAR)》を0マナでキャスト。-2能力を使い、サイドボードの《コイロスの守護者/Guardians of Koilos(DOM)》を手札に加える。
(3) 「親和(アーティファクト)」を得た《コイロスの守護者/Guardians of Koilos(DOM)》を0マナでキャスト。《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator(WAR)》を手札に戻す。
(4) 再度カーンを0マナでキャスト。同じように-2能力を使い、サイドボードの《コイロスの守護者/Guardians of Koilos(DOM)》を手札に。
(5) 以後繰り返し
このコンボによって、サイドボードから《コイロスの守護者/Guardians of Koilos(DOM)》を引っ張り4体並べた上に、スペルカウントまで稼ぐことができる(カーン分)。結果的にアーティファクトの数も爆発的に増えるので、《橋の主、テゼレット/Tezzeret, Master of the Bridge(WAR)》の+2能力のダメージが鰻登りになるという驚きのコンボだ。なんだ、天才か…!
青黒コントロールでありながら、ワクワクするようなコンボまで搭載した新たな「テゼレッター」。新環境が始まったばかりのいま、このデッキを握ってみてはどうだろうか。
参考
テゼレッター by げすざき(Twitter/ @gesuzaki8810)
※敬称略