デッキリスト
ネクロディスク by Brian Davis
Creatures (2) 2 Skittering Skirge Spells (36) 4 Contagion 4 Corrupt 4 Duress 4 Dark Ritual 3 Demonic Consultation 4 Drain Life 4 Necropotence 2 Nevinyrral's Disk 3 Spinning Darkness 4 Unmask | Lands (22) 18 Swamp 4 Wasteland Sideboard (15) 2 Dystopia 2 Nevinyrral's Disk 2 Perish 3 Persecute 3 Planar Void 3 Powder Keg |
スポンサーリンク
解説
Necropotence / ネクロポーテンス (黒)(黒)(黒)
エンチャント
あなたのドロー・ステップを飛ばす。
あなたがカードを捨てるたび、あなたの墓地にあるそのカードを追放する。
1点のライフを支払う:あなたのライブラリーの一番上のカードを裏向きのまま追放する。あなたの次の終了ステップの開始時に、そのカードをあなたの手札に加える。
Nevinyrral's Disk / ネビニラルの円盤 (4)
アーティファクト
ネビニラルの円盤はタップ状態で戦場に出る。
(1),(T):すべてのアーティファクトとすべてのクリーチャーとすべてのエンチャントを破壊する。
今回紹介するのはかの有名な「ネクロの夏」を生み出したことでも知られる凶悪デッキ:「ネクロディスク」だ。
「ネクロディスク」は、「アイスエイジ」が生んだ、いや…生んでしまったぶっ壊れドローエンジンである《ネクロポーテンス/Necropotence(ICE)》と、《ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk(4ED)》によるリセット手段を組み込んだデッキの総称を指す。この2枚のカードを主軸として、時代ごとに様々な形の「ネクロディスク」が生まれたが、今回はカードプールの広いエクステンデッドで活躍したバージョンを紹介しよう。
「ネクロディスク」の勝ち手段は大きく分けて「少量のクリーチャーで殴り続けるタイプ」と、「ドレイン系のスペルを相手に撃ち続けるタイプ」の2種類が存在するが、Brian Davis氏のデッキは後者。まずは大まかなこのデッキの動きを見て欲しい。
【ネクロディスクの動き】
①《ネクロポーテンス/Necropotence(ICE)》で大量のアドバンテージを得る
②《強迫/Duress(USG)》《暴露/Unmask(MMQ)》といったハンデスで相手のキーカードが場に出る前に対処
③対処しきれなかった脅威は《ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk(4ED)》でリセット
④盤面をコントロールしながら《堕落/Corrupt(USG)》や《生命吸収/Drain Life(MIR)》を相手に撃つ
⑤《堕落/Corrupt(USG)》や《生命吸収/Drain Life(MIR)》で得られたライフは《ネクロポーテンス/Necropotence(ICE)》で更にドローに充てる
⑥手順②~④を繰り返して勝利!
Drain Life / 生命吸収 (X)(1)(黒)
ソーサリー
Xは黒マナでしか支払えない。
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。生命吸収はそれにX点のダメージを与える。あなたは、与えられたダメージに等しい点数のライフを得る。ただし、その点数はそのプレイヤーのダメージが与えられる前のライフの総量、そのプレインズウォーカーのダメージが与えられる前の忠誠度、そのクリーチャーのタフネスを上回ってはならない。
Corrupt / 堕落 (5)(黒)
ソーサリー
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。堕落はそれに、あなたがコントロールする沼(Swamp)の数に等しい点数のダメージを与える。あなたは、これにより与えられたダメージに等しい点数のライフを得る。
ダメージソース/フィニッシュ手段でもある《生命吸収/Drain Life(MIR)》や《堕落/Corrupt(USG)》によって得られたライフが、そのまま《ネクロポーテンス/Necropotence(ICE)》によって大量のドローへと変わるのがポイント。これにより、相手にダメージを与えながら次々と二の矢を準備していけるわけだ。
さて、ミドルスクールはまだ生まれて間もないフォーマットではあるが、この「ネクロディスク」はメタの一角を担うと睨んでいる。元よりデッキパワーが頭一つ抜けており、それでいてミドルスクールのカードプールでは更なる強化の余地がありそうだからだ。
まず《暗黒の儀式/Dark Ritual(ICE)》は使用できないが、黒単色のデッキのため《陰謀団の貴重品室/Cabal Coffers(TOR)》が使用できるため、黒マナには困らないだろう。強力なサーチカードである《Demonic Consultation(ICE)》が禁止カードに指定されているのは痛手が、それ以外の対戦相手への干渉手段については強化が見込める。
ハンデス手段としては、《陰謀団式療法/Cabal Therapy(JUD)》や《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》がミドルスクールで使用できるのは大きい。クリーチャー除去もより大きいサイズを除去したければ《もぎとり/Mutilate(TOR)》が、更なるフィニッシュ手段としては《消えないこだま/Haunting Echoes(ODY)》辺りも面白そうだ。
参考
ネクロディスク by Brian Davis
SIDE BOARD: Pro Tour-Chicago 1999
http://www.wizards.com/sideboard/article.asp?x=PTCHICAGO9900/welcome