デッキリスト
アングリーハーミット2 by Bob Maher
Creatures (12) 2 Anger 1 Avatar of Woe 4 Hermit Druid 1 Krosan Colossus 2 Sutured Ghoul 2 Verdant Force Spells (25) 2 Cabal Therapy 4 Duress 4 Entomb 4 Vampiric Tutor 2 Exhume 1 Krosan Reclamation 4 Mox Diamond 4 Reanimate | Lands (23) 4 Bloodstained Mire 4 City of Brass 2 Darigaaz's Caldera 4 Forsaken City 4 Llanowar Wastes 1 Mountain 2 Reflecting Pool 1 Tarnished Citadel 1 Underground River Sideboard (15) 1 Addle 3 Chill 1 Coffin Purge 4 Defense Grid 1 Engineered Plague 2 Naturalize 1 Phantom Nishoba 1 Ray of Revelation 1 Swamp |
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解説
Hermit Druid / 隠遁ドルイド (1)(緑)
クリーチャー — 人間(Human) ドルイド(Druid)
(緑),(T):あなたのライブラリーを、基本土地カードが公開されるまで上から1枚ずつ公開する。そのカードをあなたの手札に加え、これにより公開された他のすべてのカードをあなたの墓地に置く。
1/1
Sutured Ghoul / 縫合グール (4)(黒)(黒)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)
トランプル
縫合グールが戦場に出るに際し、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードを望む枚数だけ追放する。
縫合グールのパワーはその追放されたカードのパワーの合計に等しく、タフネスはそれらのタフネスの合計に等しい。
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「アングリーハーミット2」は、《隠遁ドルイド/Hermit Druid(STH)》をキーカードとしたコンボデッキだ。藤田剛史氏がデザインしたデッキとしても有名で、プロツアーヒューストン(2002年)でも結果を残している。よく言われるが、《錯乱した隠遁者/Deranged Hermit(ULG)》をキーカードとした「アングリーハーミット(こちらを便宜上 "1" としよう)」とは何ら関係はない。それぞれ使用されていたフォーマットが異なり、混同を避けるために「1」と「2」といったような使い分けがなされている。
このデッキの大まかな勝ち手段としては以下の通り。
①《隠遁ドルイド/Hermit Druid(STH)》の能力でデッキの大半を墓地に落とす
②《死体発掘/Exhume(USG)》などのリアニメイト呪文で、墓地から《縫合グール/Sutured Ghoul(JUD)》を釣り上げる
③大型クリーチャーを餌にして、《縫合グール/Sutured Ghoul(JUD)》のパワーを20以上にする
④墓地に落ちた《憤怒/Anger(JUD)》の能力で《縫合グール/Sutured Ghoul(JUD)》に速攻を与えて殴る!
基本地形は《山/Mountain》1枚しか採用されておらず、ひとたび《隠遁ドルイド/Hermit Druid(STH)》の能力を起動すると、ライブラリーはほぼ消し飛んでしまう。しかし、《縫合グール/Sutured Ghoul(JUD)》を釣り上げるためのリアニメイト呪文が墓地に落ちてしまっても、《クローサ流再利用/Krosan Reclamation(JUD)》のフラッシュ・バック能力でキーカードをライブラリーを戻すことができるため問題なし。《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond(STH)》からのマナ加速を用いれば最速2ターンキルも可能であり、コンボ自体の安定度が高いのもポイント。
もちろん、《新緑の魔力/Verdant Force(TMP)》や《悲哀の化身/Avatar of Woe(PCY)》などは単体で見ても強力なクリーチャーなので、《納墓/Entomb(ODY)》で墓地に落として釣り上げるなど、コンボに頼らないシンプルなリアニメイト戦略を取ることも可能だ。
さて、今回このデッキを取り上げた理由は、《隠遁ドルイド/Hermit Druid(STH)》はレガシー環境では禁止カードに指定されているものの、ミドルスクールでは禁止されていないからだ。ヴィンテージ環境では「アングリーハーミット3」などとして使用実績があるが、「ミドルスクール」独自の進化を遂げられる可能性がある。上記のリスト内では残念ながら《吸血の教示者/Vampiric Tutor(VIS)》が禁止カードに指定されているが、デッキ根幹を揺るがすカードではないため代用が効きそうだ。
参考
アングリーハーミット2 by Bob Maher (Designed: Tsuyoshi Fujita)
Fujita's Deck on Sunday
http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/pthou02/fujita