【レガシー】スタックス:《煙突》と《世界のるつぼ》で相手のやりたいことをさせないロックデッキ

投稿日:2017年6月26日 更新日:

 

デッキリスト

スタックス by KOGAMO

Creatures (4)
Lodestone Golem

Spells (30)
Chalice of the Void
Crucible of Worlds
Ensnaring Bridge
Mox Diamond
Ratchet Bomb
Smokestack
Sphere of Resistance
Tangle Wire
Lands (26)
Ancient Tomb
City of Traitors
Grasping Dunes
Inventors' Fair
Mishra's Factory
Mutavault
Rishadan Port
Wasteland

Sideboard (15)
Hangarback Walker
Phyrexian Revoker
Razormane Masticore
Spellskite
Thought-Knot Seer
Ensnaring Bridge
Trading Post
Zuran Orb

解説

   

Smokestack / 煙突 (4)
アーティファクト
あなたのアップキープの開始時に、あなたは煙突の上にスス(soot)・カウンターを1個置いてもよい。
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは煙突の上に置かれたスス・カウンター1個につき、パーマネントを1つ生け贄に捧げる。

 

「スタックス」は、ウルザズ・サーガで登場した強烈な妨害カード:《煙突/Smokestack(USG)》をキーカードにしたロック・デッキの一種だ。

 

《煙突/Smokestack(USG)》は毎ターン、お互いのプレイヤーにパーマネントを生け贄に捧げることを要求してくるカード。これと《抵抗の宝球/Sphere of Resistance(EXO)》などの呪文コストを増加させるカードを組み合わせると、「土地をプレイしないと呪文を唱えることができないのに、その肝心の土地が《煙突/Smokestack(USG)》によって削られ何もできない」という形でロックが決まる。

 

《煙突/Smokestack(USG)》の能力は自分にも影響を及ぼすため、そのデメリットは決して小さくはない…のだが、「スタックス」では《世界のるつぼ/Crucible of Worlds(10E)》を採用することでそのデメリットを軽減し、アドバンテージを得ることができる。

 


 

 

それではリストの中身を見ていこう。リストを見れば一目瞭然だが、この「スタックス」には対戦相手の動きを妨害するためのカードが数多く積まれている。

 

 

 

まず、呪文を唱えるためのマナ・コストを増大させる《磁石のゴーレム/Lodestone Golem(WWK)》と《抵抗の宝球/Sphere of Resistance(EXO)》。特に《磁石のゴーレム/Lodestone Golem(WWK)》は相手の動きを妨害すると共に5/3のクロックにもなり、生き残れば速やかに相手のライフを詰めることが可能。

 

 

   

Tangle Wire / からみつく鉄線 (3)
アーティファクト
消散4(このアーティファクトは、その上に消散(fade)カウンターが4個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それから消散カウンターを1個取り除く。できない場合、それを生け贄に捧げる。)
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーはからみつく鉄線の上に置かれている消散カウンター1個につき、そのプレイヤーがコントロールするアンタップ状態のアーティファクト1つかクリーチャー1体か土地1つをタップする。

 

相手のマナを縛るという意味では《からみつく鉄線/Tangle Wire(NEM)》や《リシャーダの港/Rishadan Port(MMQ)》も同じくくりで考えられる。《からみつく鉄線/Tangle Wire(NEM)》は自分も影響を受けてしまうのだが、①相手から先に影響を受ける点、②《からみつく鉄線/Tangle Wire(NEM)》自体もタップできる点、そして③「消散カウンターを取り除く能力」と「パーマネントをタップする能力」が同時に誘発することから、実際はパーマネント2個分、自分に対し有利に働くカードだ。

 

実は、《煙突/Smokestack(USG)》も同じ。「①スス・カウンターを乗せる能力」と「②パーマネントを生け贄に捧げる能力」が同時に誘発するため、カウンターを乗せる能力が後に解決されるようにすれば、生け贄に捧げる数を1個分減らすことができる。《煙突/Smokestack(USG)》と《からみつく鉄線/Tangle Wire(NEM)》を使用する際には必須となるテクニックなので覚えておこう。

 

 

 

Crucible of Worlds / 世界のるつぼ (3)
アーティファクト
あなたは、あなたの墓地にある土地カードをプレイしてもよい。

 

《世界のるつぼ/Crucible of Worlds(10E)》は、このデッキのキーカード。毎ターン《煙突/Smokestack(USG)》で土地を生け贄に捧げれば、都度墓地から土地をプレイすることでアドバンテージ面で非常に有利になる。

また、「スタックス」の勝ち手段は、ロックをかけつつ、《磁石のゴーレム/Lodestone Golem(WWK)》や《ミシュラの工廠/Mishra's Factory(RNS)》《変わり谷/Mutavault(MOR)》で殴り切ることだ。《世界のるつぼ/Crucible of Worlds(10E)》とミシュラランドを組み合わせることで、何度でも蘇るクロックが誕生する。《不毛の大地/Wasteland(TMP)》や《裏切り者の都/City of Traitors(EXO)》を使い回せるのもポイントだ。

 

 

   

Ratchet Bomb / 漸増爆弾 (2)
アーティファクト
(T):漸増爆弾の上に蓄積(charge)カウンターを1個置く。
(T),漸増爆弾を生け贄に捧げる:点数で見たマナ・コストが漸増爆弾の上に置かれていた蓄積カウンターの数に等しい、土地でない各パーマネントを破壊する。

 

その他の妨害・干渉カードとして、《虚空の杯/Chalice of the Void(MRD)》《罠の橋/Ensnaring Bridge(STH)》《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》も採用されており、これらのカードを用いてロックが決まるまでの時間を稼ぐ。特に《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》はデッキによっては劇的に刺さり、僅か1枚で圧倒することも。先置きすることで相手へのけん制にもなる。

 

 

対戦相手のやろうとしていることを徹底的に妨害し、行動の範囲を縛る「スタックス」。相手をじわじわと追い詰め、「やりたいことをさせずに勝つ」デッキが好きなプレイヤーにお勧めだ!

 

参考

Competitive Legacy Constructed League
スタックス by KOGAMO
http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/competitive-legacy-constructed-league-2017-06-21

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