デッキリスト
青赤マーフォーク by TAKUYA KASAHARA
Creatures (25) 2 Phantasmal Image 4 Cursecatcher 4 Lord of Atlantis 4 Master of the Pearl Trident 4 Silvergill Adept 3 Harbinger of the Tides 4 Master of Waves Spells (16) 2 Vapor Snag 4 Lightning Bolt 2 Smuggler's Copter 4 Aether Vial 4 Spreading Seas | Lands (19) 1 Tectonic Edge 5 Island 4 Scalding Tarn 3 Mutavault 2 Cavern of Souls 2 Spirebluff Canal 2 Steam Vents Sideboard (15) 1 Dispel 2 Gut Shot 3 Ceremonious Rejection 2 Swan Song 1 Negate 3 By Force 3 Relic of Progenitus |
解説
通称「魚」とも呼ばれるモダンを代表する部族デッキである「マーフォーク」。次々とマーフォークを戦場に送り込み、横に並べて強化し殴り勝つ「青単」デッキ…というのは、もう過去の話なのかもしれない。青単であるはずの「マーフォーク」に赤を加えた姿、それがこの「URマーフォーク」だ。
AEther Vial / 霊気の薬瓶 (1)
アーティファクト
あなたのアップキープの開始時に、あなたは霊気の薬瓶の上に蓄積(charge)カウンターを1個置いてもよい。
(T):あなたの手札にある、点数で見たマナ・コストが霊気の薬瓶の上に置かれている蓄積カウンターの数に等しいクリーチャー・カードを1枚、戦場に出してもよい。
基本的な構成は通常のマーフォークと変わりはない。早いターンで《霊気の薬瓶/AEther Vial(DST)》を設置し、蓄積カウンターを貯めながらマーフォーク達を並べていく。《呪い捕らえ/Cursecatcher(SHM)》は相手が呪文を唱えるのを1ターン遅れさせ、《潮流の先駆け/Harbinger of the Tides(ORI)》は相手のクリーチャーをバウンス、《銀エラの達人/Silvergill Adept(LRW)》は手札を増やし…。多種多様なマーフォークを横に並べつつ、《アトランティスの王/Lord of Atlantis(TSB)》《真珠三叉矛の達人/Master of the Pearl Trident(M13)》の8枚ロード体制で強化し、打点を跳ね上げていく。
《アトランティスの王/Lord of Atlantis(TSB)》と《真珠三叉矛の達人/Master of the Pearl Trident(M13)》はマーフォークのサイズをアップさせるだけでなく、「島渡り」も付与する。《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》を引くことができれば、相手の土地の色マナを攻めつつ、こちらのアタックがスムーズに通るようになる。もし《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》を引けずにクリーチャーが地上で睨みあってしまうようなら、《密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter(KLD)》の出番。手札をルーティングしつつ、空から攻めて相手のライフを削り取ることができる。
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Master of Waves / 波使い (3)(青)
クリーチャー — マーフォーク(Merfolk) ウィザード(Wizard)
プロテクション(赤)
あなたがコントロールするエレメンタル(Elemental)・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
波使いが戦場に出たとき、あなたの青への信心に等しい数の青の1/0のエレメンタル・クリーチャー・トークンを生成する。(あなたの青への信心は、あなたがコントロールするパーマネントのマナ・コストに含まれる(青)の数に等しい。)
2/1
《波使い/Master of Waves(THS)》はこのデッキの切り札。4マナと他のマーフォークと比較するとやや重いが、《アトランティスの王/Lord of Atlantis(TSB)》などダブルシンボルのカードを多く採用しているため、青の信心は稼ぎやすい。自身のロード効果もあり、4マナとは思えない打点を叩き出すことが可能だ。
…とここまでは通常の「マーフォーク」と何ら変わりはない。「赤」を触ったことで手に入れたのは、まずメインでは《稲妻/Lightning Bolt(M11)》だ。コンスタントにクリーチャーを並べ、速やかに相手を殴り切ることを目的としているこのデッキは、「あと数点」が削れず厳しい戦いを強いられるゲームが多い。また、スロット上相手のクリーチャーに干渉する手段が少なくなりがちという問題もあり(=《四肢切断/Dismember(NPH)》を採用する場合もある)、これらの悩みを解決してくれるのがこの《稲妻/Lightning Bolt(M11)》というわけだ。
By Force / 力ずく (X)(赤)
ソーサリー
アーティファクトX個を対象とし、それらを破壊する。
サイドに目を向けると、赤のカードは《はらわた撃ち/Gut Shot(MM2)》《力ずく/By Force(AKH)》が採用されている。《はらわた撃ち/Gut Shot(MM2)》は最悪ライフで支払えるのでよいとして、《力ずく/By Force(AKH)》は「親和」を意識しての採用であろう。「マーフォーク」と「親和」、どちらもクリーチャーを横に並べてダメージカーブを増やしていくデッキであるが、基本的に「親和」の方が動き出しが早いため、「マーフォーク」にとっては不利なマッチアップとなる。その天敵に刺さるカードが採用できているのも、赤を触ったお陰だ。
参考
8 DECKS WITH AMONKHET GOODNESS
青赤マーフォーク by TAKUYA KASAHARA
http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpkob17/8-decks-amonkhet-goodness-2017-05-28