デッキリスト
アイアンワークス by kanister
解説
モダンにおけるこの「アイアンワークス」の原型は、「クラーク族の鉄工所」+「蔵の開放」あるいは「第二の日の出」を組み合わせたチェインデッキだ。「第二の日の出」は残念ながら2013年に禁止となってしまったが、霊気紛争で登場した「屑鉄さらい」を手に入れたことで、「アイアンワークス」は復活した。
フル投入されている「屑鉄さらい」と「クラーク族の鉄工所」が場に揃うと、全てのアーティファクトが「生け贄に捧げることで2マナ出しつつ、自身のマナコスト未満のアーティファクトを手札に戻せる」ようになる。「胆液の水源」「彩色の星」「テラリオン」は相性がよく、更に1ドローのおまけ付きだ。
「屑鉄さらい」と「クラーク族の鉄工所」が場に揃った状態であれば…
①「胆液の水源」を生け贄に捧げ2マナ出し、墓地の「彩色の星」を回収
②「彩色の星」を場に出し、生け贄に捧げて2マナ出しつつ墓地の「ミシュラのガラクタ」を回収
③「ミシュラのガラクタ」を出し、生け贄に捧げて2マナ出す…
…と、このように連鎖が続く(ある程度の下準備が必要だが)。上の①~③の時点で既に5マナ生み出せているし、他のアーティファクトや「屑鉄さらい」「クラーク族の鉄工所」自身を生け贄に捧げれば、瞬間的に更に多くのマナを生み出せる。加えて、「胆液の水源」と「彩色の星」の能力で2枚ドローできているため、更にコンボが続く可能性もある。
こうして得た大量のマナは「搭載歩行機械」につぎ込んだり、「引き裂かれし永劫、エムラクール」をキャストするのに使い、ゲームを決めに行く。4枚採用されている「古きものの活性」は、キーパーツである「屑鉄さらい」や「クラーク族の鉄工所」はもちろん、フィニッシャーの「引き裂かれし永劫、エムラクール」に至るまで探しに行くことができ、デッキの安定度を高めるのに一役買っている。
参考
http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/competitive-modern-constructed-league-2017-04-11