デッキリスト
緑単起源の波(Harvest Wave) by Furukawa Kouki
Creatures (15) 4 Arbor Elf 4 Eternal Witness 1 Greenwarden of Murasa 1 Kozilek, Butcher of Truth 4 Sakura-Tribe Elder 1 Spawnsire of Ulamog Spells (25) 4 Early Harvest 4 Genesis Wave 4 Harmonize 4 Fertile Ground 4 Utopia Sprawl 4 Vernal Bloom 1 Garruk Wildspeaker | Lands (20) 20 Forest Sideboard (15) 1 Emrakul, the Aeons Torn 1 Ulamog, the Infinite Gyre 1 Wurmcoil Engine 2 Beast Within 2 Nature's Claim 1 Secure the Wastes 2 Firespout 2 Plow Under 1 Tooth and Nail 1 Grafdigger's Cage 1 Trinisphere |
解説
モダンは基本的に多色環境であり、フェッチランドやギルドランドが多数であるし、「ヴェールのリリアナ」や「タルモゴイフ」を筆頭とした強力カードを中心にデッキを構築するとなると、非常に高額のコストが掛かるフォーマットだ。モダンの敷居が高いと言われている理由の一つだが、中にはお手頃な価格で組むことができ、非常にパワフルな動きをするデッキも存在する。今回は「緑単起源の波(Harvest Wave)」だ!
この「緑単起源の波(Harvest Wave)」はデッキ名の通り緑単色のデッキだ。土地構成を見ると、なんと「森」が20枚。更にリスト全体を見ても、1枚ずつ採用されている「真実の解体者、コジレック」「無限に廻るもの、ウラモグ」「引き裂かれし永劫、エムラクール」の3枚が値が張るものの、あとは比較的リーズナブルなカードで構成されている。コストダウンのための妥協ではなく、それぞれが「必要なピース」として採用されているのだから、なかなか目の付け所が面白い。
それでは本題に入ろう。このデッキは、早い段階で大量のマナを手に入れ、「真実の解体者、コジレック」や「ウラモグの種父」に繋げて勝利することを目的としている。序盤は「肥沃な大地」と「楽園の拡散」を自分のコントロールする「森」にエンチャントし、「東屋のエルフ」や「野生語りのガラク」、そして「早摘み」でアンタップしてマナを加速していく。「花盛りの春」が設置できればもうこっちのもので、生み出せるマナの量は2倍以上に膨れ上がる。大量のマナを手に入れたら、「起源の波」につぎ込んでコンボスタート。めくれた「森」、「花盛りの春」を追加でばらまけるのはもちろん、「ムラーサの緑守り」「永遠の証人」が出れば「早摘み」や「起源の波」を手札に戻すことができ、コンボが更に続いていく。
最終的には早めに「真実の解体者、コジレック」を出して殴りきるか、「起源の波」でライブラリーを掘り進め、「ウラモグの種父」にアクセスして勝つ。「ウラモグの種父」の能力は「20マナ払うことでゲームの外部のエルドラージ・カードを望む枚数唱えられる」というド派手なもので、サイドボードに忍んでいる「無限に廻るもの、ウラモグ」「引き裂かれし永劫、エムラクール」を引っ張り出せば、勝ったも同然だろう。5枚程度の「森」から最終的に30、40といった大量のマナを手にすることも珍しくなく、非常に派手な動きをするデッキだ。
モダン資産の少ないプレイヤーにもお勧めでき、且つパーツ面で妥協していないデッキは素晴らしい。プレイ人口を増やすための入り口として、こうしたデッキを探し出し、今後も紹介していきたいと思う。(もしお勧めのものがあれば、是非教えて欲しい!)
参考
http://www.hareruyamtg.com/jp/k/kD06820W/
https://www.mtggoldfish.com/articles/much-abrew-harvest-wave-modern