デッキリスト
4Cライブラリーアウト by Takano Masato
Creatures (4) 4 Hedron Crab Spells (32) 4 Archive Trap 3 Crypt Incursion 3 Fatal Push 2 Hide // Seek 3 Path to Exile 3 Visions of Beyond 3 Breaking // Entering 4 Glimpse the Unthinkable 3 Ghostly Prison 4 Mesmeric Orb | Lands (24) 2 Darkslick Shores 3 Flooded Strand 4 Ghost Quarter 2 Godless Shrine 1 Hallowed Fountain 1 Island 1 Plains 4 Polluted Delta 2 Shelldock Isle 1 Steam Vents 1 Swamp 2 Watery Grave Sideboard (15) 2 Blessed Alliance 2 Condemn 2 Darkness 1 Slaughter Pact 3 Surgical Extraction 3 Lingering Souls 2 Lost Legacy |
解説
モダンやレガシーといった下環境では使用可能なカードの範囲が広いため、さまざまなデッキが存在する。GPのような規模の大きい大会でも、スタンダードのように特定のデッキに人気が集中することは少なく、デッキ分布を見るとばらけていることがほとんどだ。そのため、想定する「敵」をしっかりと見極めるのがなかなか難しいのだが、相手がどのようなデッキであれ、「自分のやりたいことをやる」タイプのデッキは悩みが少なくてよい。今回はそんな「やりたいことをやる」タイプのデッキ、「4Cライブラリーアウト」だ。
デッキ名からもわかるように、コンセプトは「相手のライブラリーを空にすること」。相手の動きを足止めしながら、少ない手数で多くのライブラリーを削れるような構成となっている。まずはメインの動きとなるライブラリーアウト手段から見ていこう。
Hedron Crab / 面晶体のカニ (青)
クリーチャー — カニ(Crab)
上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から3枚のカードを自分の墓地に置く。
0/2
このデッキ唯一のクリーチャーは、この《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》。1マナと軽く、序盤から展開できればコストパフォーマンスのよいライブラリーアウト手段となる。フェッチランド1枚で6枚削れるようになると考えれば素晴らしい。難点は、除去の的になりやすいこと。
Glimpse the Unthinkable / 不可思の一瞥 (青)(黒)
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーのカードを上から10枚、自分の墓地に置く。
Breaking / 強行 (青)(黒)
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から8枚のカードを自分の墓地に置く。
融合(あなたはこのカードの片方の半分または両方の半分をあなたの手札から唱えてもよい。)
Entering / 突入 (4)(黒)(赤)
ソーサリー
いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚をあなたのコントロール下で戦場に出す。それはターン終了時まで速攻を得る。
融合(あなたはこのカードの片方の半分または両方の半分をあなたの手札から唱えてもよい。)
《不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkable(RAV)》はシンプルで使いやすいライブラリー破壊カード。《強行+突入/Breaking+Entering(DGM)》は《不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkable(RAV)》に劣るものの、2マナで8枚以上のライブラリーを削ることのできるカードは少ないため、合わせて投入されている。その他にも、《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》や《催眠の宝珠/Mesmeric Orb(MRD)》《隠匿+探求/Hide/Seek(DIS)》が採用されており、さまざまな角度から相手のライブラリーを攻められる構成となっている。
こうしたライブラリー破壊カードで十分な墓地が溜まったら、《墓所への乱入/Crypt Incursion(DGM)》の出番だ。相手がクリーチャーデッキだった場合に特に効果的で、一気に膨大なライフを得ることが可能となる。相手がコントロール寄りでクリーチャーの数が少ない場合はサイドアウトしていこう。
Visions of Beyond / 彼方の映像 (青)
インスタント
カードを1枚引く。いずれかの墓地に20枚以上のカードがある場合、代わりにカードを3枚引く。
他のデッキであまり見かけないカードとしては、この《彼方の映像/Visions of Beyond(M12)》に注目。「いずれかのプレイヤーの墓地が20枚以上」という非常に厳しい条件付きだが、このデッキにおいては《Ancestral Recall(2ED》と化す。ハンド・アドバンテージを大きく稼ぐカードのため、青を触っているデッキからすれば是非打ち消したいカードのひとつ。逆手にとって、相手のエンドフェイズに唱えてわざとカウンターを誘い、自分のターンに本命のライブラリー破壊カードを確実に通す…といった使い方も。
参考
晴れる屋休日モダン:3-0
ライブラリー破壊 by Takano Masato
http://www.hareruyamtg.com/jp/k/kD07187W/