『モダンホライゾン』プレビュー:ファーストインプレッション
『モダンホライゾン』のプレビューも10回目。そろそろフルスポイラーが公開される頃合いです。公式では新たなコレクションカード:「イラストコレクション」54種のカード名が公開されており、トークンカードも21種類存在することが判明しました。「Weekly MTG」の配信によると、トークンカードはFoil仕様のものも存在するようです。ラインナップに「鳥・トークン」があるので、私個人としてはこのFoilを狙って戦わなければなりません。これは大変だ…!
少なめですが、それでは今回のプレビューいってみましょう!
《Marit lage’s Slumber》
《暗黒の深部/Dark Depths(CSP)》がエンチャントとなってリメイクされました。ただし、使い勝手は大きく異なり、本家の《演劇の舞台/Thespian's Stage(UMA)》などとのコンボで即座にマリットレイジ・トークンを出す...というような悪用はできないように調整されています。
氷雪パーマネントを10個以上コントロールするということは、必然的に氷雪土地を多く採用し、氷雪土地を並べて条件達成を狙っていくはずです。ということは、やっていることは実質「ランプ」の挙動に等しく、フィニッシャーがこのカードになるだけ、という見方も。面白いカードですが、氷雪カウントになり得るようなトークンを恒久的に生成するか、自分のパーマネントを氷雪パーマネント化する...というようなカードが出てこない限り、今のところ氷雪デッキにおける「フィニッシャーにもなり得る占術エンチャント」止まりかな、という印象です。
《ミラディン包囲戦》
ミラディンとファイレクシア、どちらに肩入れするかで効果が大きく変わるエンチャントです。トークン生成と特殊勝利、2種類の全く異なるモードであり、どちらを使いたいかでデッキ構成が大きく変わります。これまでプレビューを見る限り、アーティファクトに対するヘイトが高いセットだと感じていましたが、このカードへの布石だったわけですね。なるほど...。
注目すべきはやはりファイレクシア側のモード。特殊勝利(厳密にはエクストラルーズなのですが)カードでは珍しく、アップキープ開始時ではなく終了ステップの開始時に参照するため「貼って即勝てる」というのはタイムロスがなく非常に優秀です。アーティファクトを大量に墓地に落とすためのスマートな手段が思いつきませんが、《心の傷跡/Traumatize(M14)》や《船団呑み/Fleet Swallower(XLN)》などでライブラリーの大半を落とせば勝ち...という雑な思考でどうでしょう。
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《花の壁/Wall of Blossoms》
壁の中ではメジャーな方ですが、意外にもモダンイリーガルだった《花の壁/Wall of Blossoms》。
地上クリーチャーを止める軽量な壁、且つアドバンテージを失わないということもあって、昔はレガシーの「サバイバル」や「アルーレン」で使われた実績があります。モダン環境では《前兆の壁/Wall of Omens(ROE)》と合わせてドロー壁が8枚体制になるため、《策略の龍、アルカデス/Arcades, the Strategist(M19)》をキーカードにした「アルカデス」デッキが強化されそうです。