『モダンホライゾン』プレビュー:ファーストインプレッション
『モダンホライゾン』プレビュー4日目です。
《初祖スリヴァー》
《屑肉スリヴァー》
《鍛錬スリヴァー》
《溶岩腹スリヴァー》
なんとあのスリヴァーが収録。基本セット2014で収録された際は人型のプレデターのような風貌でしたが、今回は紛れも無いスリヴァーです。このご時世に新規スリヴァーが収録されるなんて、なんて素晴らしいセットなんだ...!
モダンという環境はともかく《初祖スリヴァー》の可能性に期待。とにかく数を並べないと話にならないスリヴァーにとって、大量展開が期待できる「続唱」とは相性がいいです。あとは呪禁を付与するような、自軍を守れるスリヴァーが出れば完璧なのですが...!
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《Planebound Accomplice》はプレインズウォーカー限定の《騙し討ち/Sneak Attack(USG)》のような能力を内蔵したクリーチャー。クリーチャーとなったことで死にやすさはあるものの、1ターン限定ながらプレインズウォーカーのコストを踏み倒して戦場に出せるのは面白いです。狙うはコストが高い、重量級プレインズウォーカーの奥義ですね。《倍増の季節/Doubling Season(RAV)》が入ったデッキであれば大抵の奥義を即座に撃てるようになります。
強いかどうかは別にして、『灯争大戦』で常在型能力を持ったプレインズウォーカーが多数登場しているので、相手の動きに対応してインスタントタイミング妨害系プレインズウォーカーを出すということも可能になりました。たとえば相手の《探検の地図/Expedition Map(ZEN)》の能力起動に対して《夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render(WAR)》を出して封じる、などのテクニックも。あまり強くはなさそうですが...。
《リスの巣/Squirrel Nest(ODY)》が再録!「リス対立」や「リスクラフト」のキーカードです。!あとは《対立/Opposition(UDS)》や《さびれた寺院/Deserted Temple(ODY)》さえあれば....!
《Frostwalk Bastion》は氷雪土地かつミシュラランド。アンタップインで無色ながらもマナが出せ、2マナ2/3というそこそこ優秀なサイズにクリーチャーを寝かせる能力と、レアリティを一段階間違っているのではないかと思えるカードです。「赤単氷雪(Skred Red、Snow Red、氷雪コントロール…)」に無理なく入りそう。このカードに触れたクリーチャーはもれなく氷漬けになってしまうというフレーバー?も素敵です。
新シッセイとなる《Sisay, Weatherlight Captain》ですが、「テキストに5色のマナシンボルを書いておけばEDHで使えるでしょ」と言わんばかりのデザインです。ライブラリーから自身のパワー未満の伝説のパーマネントをサーチして戦場に出せるため、コンボパーツ探しに大いに役立ちそう...ですが、そもそも5色マナが自由に使える状態であれば、既に他のアクションで勝ちに行けそうな気もします。
いずれにせよ「ウェザーライト号メンバーデッキ」を組むには必要なパーツでしょう(組まない)。
《アイユーラの影響》は《突撃の地鳴り/Seismic Assault(10E)》をリメイクしたようなカード。土地構成に気を配る必要はあるものの、《唯々+諾々/Beck+Call(DGM)》と組み合わせてチェインコンボを狙ったり、《壌土からの生命/Life from the Loam(RAV)》との相性が良いですね。「アグロローム」ではこれまで《突撃の地鳴り/Seismic Assault(10E)》を採用している型が多かったですが、このカードに差し替えることで赤を触りに行く必要がなくなるメリットも。火力とクリーチャーを生むのでは勝手が違いますが、色々と悪いことに使われそうなカードです。
『テンペスト』から《狂気の祭壇/Altar of Dementia(TMP)》が再録です。無色でありデッキの色を選ばず、起動にマナもかからず、効果は勝利に直結…と非常に優秀なサクリ台がモダンリーガルに。モダン環境では優秀なサクリ台が少なかったので、この再録は面白いです。このカードの再録によって生まれるアーキタイプもあるかも。