今週の海外相場:2020/5/3
ゴールデンウィークに突入しましたが、今週も『MTG 今週の海外相場」として海外市場で急な高騰/暴落したカードをピックアップしていきます!
日本と海外ではそもそも各フォーマットの分布が大きく異なっており、海外ではカジュアル戦や統率者戦(EDH)が一大マーケットとなっています。そのため、トーナメントシーンではまず見かけることがないような意外なカードが高くなることも。日本とは異なる値動きがあるので、ウォッチしていて非常に面白いです。ざっと眺めて、需要の違いを感じて頂けたら幸いです。
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それでは行ってみましょう!今週のピックアップは7枚!
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今週の注目カード
《Copy Artifact(3ED)》
青絡みの統率者デッキではお馴染みのエンチャント。シングルシンボルでタッチもしやすく、僅か2マナでどんなアーティファクトでもコピーしてしまいます。ある時は《太陽の指輪/Sol Ring(C20)》に、またある時は《アシュノッドの供犠台/Ashnod's Altar(EMA)》にと、状況に応じて姿を変える非常に便利なカードです。
世界的にEDH需要が高まっているので、このカードに限らず一線級のパーツが高くなっています。
《激情の後見/Fierce Guardianship(C20)》
『統率者2020』が生んでしまった最強クラスのカウンター。1マナ重くなった代わりに、統率者をコントロールしていると0マナで撃てるようになった《否認/Negate(M20)》です。
統率者をコンボの一部に組み込んでいるデッキにとっては非常に頼れる1枚で、このカードのお陰でコンボの成功率が高まります。《意志の力/Force of Will(EMA)》は対象が広くもちろん強いですが、こちらは素撃ちもできる軽さと手札のディスアドバンテージを気にしなくてよいのが強みです。このカードが収録されている『時を越えた知恵』は在庫がほぼ全滅なので、運に自信のある方は『コレクター・ブースター』に1枚だけ封入されている「統率者2020枠」で引き当てましょう。
《Willow Satyr(LEG)》
『レジェンド』収録のサテュロス。「自身をタップすることで相手クリーチャーのコントロールを奪う」という緑では考えられない能力を持つクリーチャー。コントロール奪取系のカードは青もしくは赤の役割なので、色ごとの役割の定義が今と異なる古いカードならではの能力です。除去に乏しい緑単色デッキなどでは貴重な疑似除去としての役割を持ち、唯一無二のユニークさ。
国内でも在庫は少なく、あまり見かけないカードです。在庫が枯れやすいカードは価格も急に上がりやすいので、以前から狙っていた方はご注意を。
《適者生存/Survival of the Fittest(EXO)》
あの「ナイトメア・サバイバル」における《繰り返す悪夢/Recurring Nightmare(EXO)》とのコンボはあまりにも有名です。
レガシーでは残念なら禁止カードなので、専らこちらもEDH需要。海外ではかなり相場が高く、国内ではまだまだ安く買える印象です。《獣相のシャーマン/Fauna Shaman(UMA)》との2枚体制でクリーチャー・コンボを狙っていきたいところ。
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nWo(中期型/ナイトメア・サバイバル)【デッキセレクション for ミドルスクール】
デッキリスト 解説 Survival of the Fittest / 適者生存 (1)(緑) エンチャント (緑),クリーチャー・カードを1枚捨てる:あなた ...
《俗世の教示者/Worldly Tutor(6ED)》
初出では『ミラージュ』ですが、一度だけ『第6版』で再録されています。同じ1マナの教示者シリーズでは地味な印象でしたが、ここ数年のうちにすっかり高騰してしまいました。状態にもよりますが国内では1,000~1,500円程度で入手できるのに対し、海外では20ドルを越えることも。
今後クリーチャーの選択肢が増える度に強くなるカードですし、どこまで伸びるか見ものです。これ、一応アンコモンのカードなんですけどね…。
《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith(C15)》
再録が多い印象ですが、実は統率者デッキでの再録は(アンソロジーを除くと)『統率者2013』と『統率者2015』だけだったりします。《黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker(IKO)》との無限コンボで急激に需要が高まったのと、EDH需要とのダブルパンチで上がってきています。
《金属モックス/Chrome Mox(MRD)》
流行している『ジャイルーダコンボ』に4枚搭載されているということもあり、急激に伸びてきました。やはりモックス系はその性質上4枚フル投入されることが多く、ひとたび何かのデッキに使われれば急速に飛んでしまいますね。《オパールのモックス/Mox Opal(SOM)》といい、《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond(STH)》といい歴史は繰り返されるわけで、次は《モックス・アンバー/Mox Amber(DOM)》の番でしょうか。
…《モックス・タンタライト/Mox Tantalite(MH1)》君ががこっちを見ている!!