『テーロス還魂記』収録:コモン・アンコモンの除去カードまとめ
『テーロス還魂記』のプレリリースは1月17~19日、いよいよ今週末です!
プレリリースに先駆け、公式サイトよりフルスポイラーも公開されています。
⇒『テーロス還魂記』:カードイメージギャラリー
すっかり当サイトの人気記事となりましたが、プレリリースやリミテッドの予習記事として、今回もコモン・アンコモンの「除去(またはそれに近い代用)」カードをピックアップしてまとめました。色ごとにマナコスト順にソートしてあるので、環境把握に是非役立ててください。
除去はリミテッドにおける非常に重要なカードですし、ある程度色ごとの特色を掴んでおけば、きっとデッキ構築にも役立つはずです!
●『テーロス還魂記』収録:コモン・アンコモンのコンバット・トリック編はこちら
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『テーロス還魂記』プレリリース/リミテッド対策:コモン・アンコモンのコンバットトリックまとめ
『テーロス還魂記』収録:コモン・アンコモンのコンバットトリックまとめ 『テーロス還魂記』のプレリリースは1月17~19日、いよいよ今週末です! プレリリースに先駆け、公式サイトよりフルス ...
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『テーロス還魂記』:「白」の除去
白の除去は全部で4枚。コモンとアンコモンが2枚ずつです。
追加マナを払うことで完全追放も可能となった《平和な心/Pacifism》系列のカード:《凄絶な無気力/Dreadful Apathy(THB)》、そして大型クリーチャー対策の《勝利への躍進/Triumphant Surge(THB)》がコモンなのが嬉しいです。土地以外のパーマネントであれば何でも一時追放できる《払拭の光/Banishing Light(THB)》が強力なのは言わずもがな。
白の除去のラインナップは少ないながらも使いやすいものが多めな印象。ただし、注意点として今回の『テーロス還魂記』には「クリーチャー・エンチャント」が非常に多い都合上、メインからエンチャント破壊系のカードを積まれやすいです。ラインナップの3/4がエンチャント除去であり、普段の環境よりも割られやすいため油断は禁物。
『テーロス還魂記』:「青」の除去
青の除去(または疑似除去)は4枚で、コモンとアンコモンがそれぞれ2枚ずつ。
内訳としてはバウンス系が2枚、能力を失わさせるカードが2枚。青には珍しく、永続タッパー系のカードが無いです。
強力なカードは無いので、そこそこ汎用性のある《厳格な放逐/Stern Dismissal(THB)》や《魚態形成/Ichthyomorphosis(THB)》をメインウェポンとして戦うことになります。破壊不能を持つ厄介な神がいるので、全ての能力を失わさせる《魚態形成/Ichthyomorphosis(THB)》は普段の環境よりもやや評価は高め。
『テーロス還魂記』:「黒」の除去
黒は除去はコモン6枚、アンコモン4枚の10枚と非常に豊富。
黒は《残酷な医師/Grim Physician(THB)》と《モーギスの好意/Mogis's Favor(THB)》の2枚により、タフネス1の軽量クリーチャーを並べてくる相手には非常に強いです。いずれもコモンのため遭遇率は高く、黒を相手取った場合、タフネス1のクリーチャーはサイドアウトせざるを得ません。
アンコモンはいずれも強力、特に《ファリカの落とし子/Pharika's Spawn(THB)》や《死の国への引き込み/Drag to the Underworld(THB)》は使いやすそうです。
性質上黒はエンチャントに触りにくい色ですが、今回《ファリカの献杯/Pharika's Libation(THB)》によってなんとか触れるようになっています。とはいえ確実な破壊手段ではないので、厄介なオーラはこれまで通り戦場に出た瞬間にクリーチャー破壊で止めていましょう。
番外にはなりますが黒には接死持ちクリーチャーが2体います。
どちらもライブラリーを削る能力を持っていて、脱出のための墓地肥やしが可能と見るか、勝ち手段を削るデメリットと見るか難しいところです。《ぬかるみのトリトン/Mire Triton(THB)》は前述した理由によりタフネス1がネックとなり、《毒の秘義司祭/Venomous Hierophant(THB)》は4ターン以降、このカードが出るころに3枚削るのは少々リスキー。脱出持ちのカードとの兼ね合いにもよるのですが、個人的にはデメリット寄りで見ています。
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『テーロス還魂記』:「赤」の除去
赤の除去は黒と並び、最多の10枚です。内訳はコモン4枚、アンコモン6枚とややコモンが少なめです。
《血の野心家/Blood Aspirant(THB)》《死の国の火/Underworld Fires(THB)》《夢忍びのマンティコア/Dreamstalker Manticore(THB)》《炎の覆い/Wrap in Flames(THB)》と、1点火力が4枚も存在。黒のラインナップも考慮して、今環境においてタフネス1のクリーチャーは非常に苦しいです。
赤のアンコモンは総じて優秀で、死亡時に2点飛ばせる《軽率な祝賀者/Careless Celebrant(THB)》、使いやすい3点インスタント火力である《運命的結末/Fateful End(THB)》、優秀なスタッツを持ちエンチャントシナジーもある《夢忍びのマンティコア/Dreamstalker Manticore(THB)》など、使いやすいものが揃っています。
コモンは《鍛冶の神のお告げ/Omen of the Forge(THB)》や《最期の噴炎/Final Flare(THB)》などをメインウェポンとして戦っていくことになりますが、火力付きオーラである《イロアスの恩寵/Iroas's Blessing(THB)》だけは使いどころに要注意です。スタック対応でエンチャント先のクリーチャーを破壊されてしまうと、対象不成立で戦場を経由せずに墓地に行くため、4点火力が飛ばせなくなります。
『テーロス還魂記』:「緑」の除去
緑の除去は4枚で、内訳はコモン2枚、アンコモン3枚です。
飛行対策である《鎖巣網のアラクニル/Chainweb Aracnir(THB)》と《垂直落下/Plummet(THB)》を除けば、実質汎用性のある除去として使えるのは《戦茨の恩恵/Warbriar Blessing(THB)》と《フィーリーズ団の喧嘩屋/Pheres-Band Brawler(THB)》の2枚。いずれも格闘除去です。《垂直落下/Plummet(THB)》しかインスタントタイミングで撃てるものがないので注意。
番外編です。今回、接死持ちクリーチャーは《苔のバイパー/Moss Viper(THB)》のみ。
タフネス1なので普段の環境より信頼性は落ちますが、癖の無い軽量接死持ちクリーチャーはやはり貴重。黒と赤の除去ラインナップを見てしまうと、手放しにメインから突っ込めるかというと厳しいかも。個人的には相手のデッキを見てからサイドインしたいカードです。
『テーロス還魂記』:「無色」の除去
無色の除去は2枚。いずれもアンコモンです。
フレーバー的な意味合いの強い《鏡の盾/Mirror Shield(THB)》は、刺さる状況が限定的過ぎるため、無色の除去は実質《幻惑する竪琴/Entrancing Lyre(THB)》1枚と考えていいでしょう。
《幻惑する竪琴/Entrancing Lyre(THB)》は、要は重めの永続タッパーです。能力の起動には対象クリーチャーのパワーに応じたマナが必要となりますが、一度寝かせることに成功すればその後はタダで維持できる点、そして無色のため入るデッキを選ばないという点が優秀です。『テーロス還魂記』に収録されているフライヤーはパワーが低めに設定されているので、フライヤーは止めやすいですね。
「コンバット・トリック編」はこちら
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『テーロス還魂記』プレリリース/リミテッド対策:コモン・アンコモンのコンバットトリックまとめ
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参考
公式:『テーロス還魂記』カードイメージギャラリー
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/theros-beyond-death