デッキリスト
ホーネットスター by ニードル君
Creatures (18) 4 Sakura-Tribe Elder 4 Simian Spirit Guide 4 Hornet Nest 4 Boros Reckoner 2 Bloodbraid Elf Spells (20) 2 Lightning Bolt 4 Irencrag Feat 4 Utopia Sprawl 2 Banefire 4 Molten Rain 4 Star of Extinction | Lands (22) 4 Mountain 4 Forest 2 Rootbound Crag 3 Stomping Ground 4 Wooded Foothills 2 Fire-Lit Thicket 1 Prismatic Vista 2 Ramunap Ruins Sideboard (0) |
◆日本語リスト
【クリーチャー】
4:《桜族の長老》
4:《スズメバチの巣》
4:《ボロスの反攻者》
4:《猿人の指導霊》
2:《血編み髪のエルフ》
【スペル】
2:《稲妻》
4:《アイレンクラッグの妙技》
2:《苦悩火》
4:《楽園の拡散》
4:《溶鉄の雨》
4:《絶滅の星》
【土地】
4:《山》
4:《森》
2:《根縛りの岩山》
3:《踏み鳴らされる地》
4:《樹木茂る山麓》
2:《火の灯る茂み》
1:《虹色の眺望》
2:《ラムナプの遺跡》
【サイドボード】
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解説
Hornet Nest / スズメバチの巣 (2)(緑)
クリーチャー — 昆虫(Insect)
防衛(このクリーチャーでは攻撃できない。)
スズメバチの巣にダメージが与えられるたび、その点数に等しい数の、飛行と接死を持つ緑の1/1の昆虫(Insect)クリーチャー・トークンを生成する。(接死を持つクリーチャーが何らかのダメージをクリーチャーに与えたら、それだけで破壊する。)
0/2
Star of Extinction / 絶滅の星 (5)(赤)(赤)
ソーサリー
土地1つを対象とし、それを破壊する。絶滅の星は各クリーチャーと各プレインズウォーカーにそれぞれ20点のダメージを与える。
スズメバチ。ハチ目スズメバチ科に属する昆虫のうち、スズメバチ亜科に属するものを総称する呼び名だ。このスズメバチは大型のものが多く攻撃性も非常に高いため、うっかり彼らのテリトリーに入ってしまったがために、襲われて大けがを負ってしまう人もしばしば。そんな危険な「スズメバチ」だが、マジックの世界にもカードとして登場している。(古いユーザーであれば、「蜂」と来れば『アンリミテッド』から収録されている《蜂の巣/The Hive》のイメージが強いかも?)
というわけで、今回のピックアップデッキは「ホーネットスター」!
「ホーネット」の名を冠している通り、このデッキのキーカードは「蜂」である《スズメバチの巣/Hornet Nest(M15)》だ。3マナ0/2とマナレシオで見れば非常に貧弱なサイズだが、ダメージを与えられるとその点数分の昆虫クリーチャー・トークンを生み出す。トークンは飛行と接死を持ち合わせた強力なもの。この《スズメバチの巣/Hornet Nest(M15)》は、ダメージを与えずに対処する必要があり、出された相手からすれば非常に嫌らしいクリーチャーだ。
《スズメバチの巣/Hornet Nest(M15)》
《絶滅の星/Star of Extinction(XLN)》
《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(MM3)》
とはいえ、いくらこの《スズメバチの巣/Hornet Nest(M15)》が嫌らしいクリーチャーであるといっても、それはこのクリーチャーにダメージが与えられれば、の話。相手が都合よく《稲妻/Lightning Bolt(M11)》のような火力を撃ってくるとは限らないし、このカードを警戒してアタックをしてこない可能性だってある。したがってこのデッキは、自分から能動的に《スズメバチの巣/Hornet Nest(M15)》の能力を誘発させるための仕掛けを搭載。それこそが、この「ホーネットスター」の「スター」の部分を担当する、《絶滅の星/Star of Extinction(XLN)》だ!
《絶滅の星/Star of Extinction(XLN)》の能力は、土地1つのランデスと、全てのクリーチャーとプレインズウォーカーに20点のダメージを与えるというシンプルなもの。《スズメバチの巣/Hornet Nest(M15)》に20点のダメージを自主的に与えることによって、更地の盤面に20体のスズメバチを並び立たせようという作戦だ。速攻を持っていない都合上一度ターンを返す必要はあるが、返しのターンを生き残れば勝利は目前!
更に、よりスピーディーな勝利を狙うために《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(MM3)》も投入。《スズメバチの巣/Hornet Nest(M15)》と同じく「ダメージを与えられると誘発する能力」持ちだが、こちらはトークンではなく相手にダメージを飛ばす。このカードに20点のダメージを与えれば相手プレイヤーにも20点の火力を直接飛ばせるわけで、こちらのコンボであれば相手にターンを返すことなく勝利することができる。
「同じような役割を持つカードが8枚あればデッキが成り立つ」とはマジック界隈に古くから伝わる言葉だが、まさにこのデッキもその法則に倣っている。
《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(C19)》
《楽園の拡散/Utopia Sprawl(A25)》
《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide(A25)》
《アイレンクラッグの妙技/Irencrag Feat(ELD)》
ここまでの説明で、この「ホーネットスター」の勝ち手段については理解してもらえたはずだ。
しかし、フィニッシュ手段である《絶滅の星/Star of Extinction(XLN)》は7マナと非常に重く、環境の早さを考慮すると到底間に合うものではない。その課題を解決するのが、緑のお家芸である「恒久的なマナ加速」と、赤が得意とする「瞬間的なマナ加速」の合わせ技だ。
《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(C19)》や《楽園の拡散/Utopia Sprawl(A25)》は1ターン目から仕掛けられるマナ加速。使えるマナの量を恒久的に増やしつつ、2ターン目に《スズメバチの巣/Hornet Nest(M15)》や《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(MM3)》を着地させる手助けに。特に《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(MM3)》はクロックとしては無視できないサイズであり、早いターンで出せればそれだけライフを序盤に詰めることができる。
《絶滅の星/Star of Extinction(XLN)》を引き込んだら、《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide(PLC)》や《アイレンクラッグの妙技/Irencrag Feat(ELD)》などの瞬間的なマナ加速を用いて一気にマナ域をジャンプアップ。そのままフィニッシュへ!
まさか新カードの《アイレンクラッグの妙技/Irencrag Feat(ELD)》がここまでぴったりハマるとは…。また、モダンのデッキにしては比較的リーズナブルな仕上がりなのも嬉しいね!
参考
ホーネットスター(絶滅の蜂) by ニードル君
http://teamys.net/top/deckall.php/MODERN/1/1596998/
※元リストではモダンで禁止されている《煮えたぎる歌/Seething Song(MRD)》が採用されていたため、《アイレンクラッグの妙技/Irencrag Feat(ELD)》に差し替えて掲載