『イクサランの相克』のフルスポイラーが公開:除去カードまとめ
プレリリースを終末に控え、1月19日発売の『イクサランの相克』:フルスポイラーが公開された。
「イクサランの相克:カードイメージ・ギャラリー」
すっかり紙束MTGの定番記事となったが、今回もプレリリースを含むリミテッドの予習を兼ね、コモン・アンコモンの「除去(または、それに近い代用)」カードに着目し、各色ごとに特徴をまとめる。除去はリミテッドにおける重要な要素のひとつ。各種イベントで勝利を収めるために、各自の環境把握・予習に少しでも役立てて貰えれば光栄だ。
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『イクサランの相克』:「白」の除去
白の除去カードは5種類。
《眩い希望》は僅か1マナで撃てるが、ゲーム終盤にならない限り使いにくい。《浄化の光》はコモン且つ軽量な除去だが吸血鬼限定。自分が吸血鬼を多くデッキに入れていて、サイド後であれば警戒。《不可解な終焉》は3マナ以下限定の追放除去。デメリットに十分注意する必要はあるが、厄介なシステムクリーチャーを一時的にリムーブできるのは便利。《光明の縛め》は《平和な心/Pacifism(EMA)》系列のエンチャント。レアリティもコモンであり、白ではメインの除去となる。《神聖なる評決》はやや重めながら貴重な確定除去。シングルシンボルなのでタッチでも。
※《不可解な終焉》が抜けていたので追記しました(2018/01/13)
『イクサランの相克』:「青」の除去
青の除去は4種類。
《オラーズカからの排斥》は2マナのパーマネントバウンス。昇殿によりライブラリートップへのバウンスへとランクアップするが、リミテッドでは厳しいか。《粉砕する潮流》はやや重めのクリーチャーバウンスだが、キャントリップ付き。マーフォークをコントロールしていない限りインスタント・タイミングでは撃てないので注意。《水結び》はアンタップ抑制系のオーラ。レアリティもコモンで青のメイン除去となりうるが、ダブルシンボルなのがネック。《巧射艦隊の帆綱引き》は強襲達成でクリーチャーをバウンス。こちらが攻めている盤面であれば、よりテンポを取りに行ける。
『イクサランの相克』:「黒」の除去
黒の除去は6種類。
確定除去と言えるのは《貪欲なチュパカブラ》と《刺突》のみ。いずれもダブルシンボルなので注意すること。《恐竜ハンター》は「除去」とは言い切れないが、恐竜限定の接死持ち。《渇望の時》と《黄金の死》はいずれも-2/-2修正の除去。特に《渇望の時》はインスタントな上にライフゲインのおまけ付きで、非常に使いやすい。《略奪者の強襲》はパワー3以下の確定除去。制限はあるものの活躍の場は多そう。
『イクサランの相克』:「赤」の除去
赤の除去は最多の9種類。
《狂信的扇動者》《ティロナーリの冠》《基盤の揺るぎ》《帝国の先駆け》と、赤の除去には1点のダメージを与えるものが多い。また、クリーチャー全体に1点のダメージを与えるスペルが多いことにも注目。《針歯の猛竜》のように強力な「激昂」能力を持つクリーチャーも存在するので、使い分けていこう。
赤の除去の中で最も使いやすいのは《砲撃》か。やや重めながらシンプルで癖が無く、大抵のクリーチャーは焼けるはず。また、本セットにはアーティファクト・クリーチャーも収録されているため一応除去のセレクトに入れておくが、アーティファクト破壊の《粉砕》があるのでサイド後には注意。
『イクサランの相克』:「緑」の除去
緑の除去カードは5種。
とはいっても、そのうちの2種…《帰化》と《打ち壊すブロントドン》はアーティファクト破壊なので、実質除去と言えるのは3種類。
《寵愛される幼生》は死亡時に手札の恐竜をインスタント・タイミングで唱え、格闘させる能力を持つ。条件が厳しく使いにくいが、2マナ2/1と最低限の仕事ができるので及第点。再録の《弱者狩り》は緑の貴重な除去。重めのコストがネックだが、コモンのため緑の主力除去となるカード。《垂直落下》はお馴染みのナイスサイド。対青、対白に是非。
『イクサランの相克』:「多色・無色」の除去
多色の除去は1種のみ。
《怒り狂うレギサウルス》は4マナ4/4という十分なマナレシオに加え、攻撃の度に1点を飛ばせるナイス恐竜。最低でもプレイヤーに1点飛ばせるため対象に困ることはないし、「激昂」誘発のトリガーとしても使える。《針歯の猛竜》辺りと組み合わせて場を制圧したい。
参考
「イクサランの相克:カードイメージ・ギャラリー」
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/rivals-of-ixalan