デッキリスト
アネックス・ワイルドファイア by チキン@
Creatures (7) 2 Frost Titan 2 Inferno Titan 2 Solemn Simulacrum 1 Wurmcoil Engine Spells (30) 3 Echoing Truth 3 Anger of the Gods 2 Concentrate 3 Wildfire 2 Bonfire of the Damned 3 Blood Moon 3 Annex 3 Chalice of the Void 4 Izzet Signet 4 Mind Stone | Lands (23) 7 Island 6 Mountain 4 Steam Vents 4 Sulfur Falls 2 Gemstone Caverns Sideboard (15) 1 Wurmcoil Engine 2 Pyroclasm 3 By Force 3 Spreading Seas 3 Threads of Disloyalty 3 Tormod's Crypt |
解説
Annex / 併合 (2)(青)(青)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(土地)(あなたがこれを唱えるに際し、土地1つを対象とする。このカードはその土地につけられた状態で戦場に出る。)
あなたはエンチャントされている土地をコントロールする。
Wildfire / 燎原の火 (4)(赤)(赤)
ソーサリー
各プレイヤーは土地を4つ生け贄に捧げる。燎原の火は、すべてのクリーチャーにそれぞれ4点のダメージを与える。
「アネックス・ワイルドファイア」は、青赤ベースの土地破壊デッキの一種。『The Finals05』において黒田正城氏が使用したことでも有名だ。
《併合/Annex(9ED)》と《燎原の火/Wildfire(MM2)》の英語名をデッキに付けていることからもわかるように、この「アネックス・ワイルドファイア」は《併合/Annex(9ED)》やマナ・アーティファクト(以下マナファクト)を用いてマナ・アドバンテージを獲得し、《燎原の火/Wildfire(MM2)》で土地を焼き払うことでアドバンテージを維持し続ける…というのが基本的な動きとなる。
しかし、《燎原の火/Wildfire(MM2)》は6マナと重いうえに、自分にも影響がある。そのため、序盤はマナ加速に徹しつつ、相手の脅威を排除して耐えなければならない。
まず、マナ加速手段としては《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(MRD)》《併合/Annex(9ED)》《イゼットの印鑑/Izzet Signet(MM3)》《精神石/Mind Stone(10E)》を採用。《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(MRD)》や《精神石/Mind Stone(10E)》はマナ加速だけでなく、いざとなればドローにも代わるため無駄のないカードだ。《併合/Annex(9ED)》はマナを伸ばしつつも相手の土地を破壊していることにもなり、4マナ払う価値はある。マナファクト経由で3ターン目に出すことができれば、大きくマナ・アドバンテージに差をつけられるだろう。
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Echoing Truth / 残響する真実 (1)(青)
インスタント
土地でないパーマネント1つを対象とする。それと、そのパーマネントと同じ名前を持つ他のすべてのパーマネントを、オーナーの手札に戻す。
Anger of the Gods / 神々の憤怒 (1)(赤)(赤)
ソーサリー
神々の憤怒は各クリーチャーにそれぞれ3点のダメージを与える。このターン、これによりダメージを与えられたクリーチャーが死亡する場合、代わりにそれを追放する。
相手の脅威に対する干渉手段としては、《残響する真実/Echoing Truth(MMA)》《神々の憤怒/Anger of the Gods(THS)》《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned(MM3)》の3枚を採用。軽量のクリーチャーを並べていくような早めのアグロを意識した構成で、1枚で小粒のクリーチャーを薙ぎ払えるようなカードが多めに取られている。
そのほか、相手の動きを妨害する定番カード:《虚空の杯/Chalice of the Void(MRD)》や、赤の強烈な妨害カード:《血染めの月/Blood Moon(MMA)》を採用。デッキによっては劇的に刺さるカードなので、イージーウィンを拾えることも。
Frost Titan / 霜のタイタン (4)(青)(青)
クリーチャー — 巨人(Giant)
霜のタイタンが対戦相手1人がコントロールする呪文や能力の対象になるたび、それのコントローラーが(2)を支払わないかぎり、それを打ち消す。
霜のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、パーマネント1つを対象とし、それをタップする。それはそれのコントローラーの次のアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
6/6
Inferno Titan / 業火のタイタン (4)(赤)(赤)
クリーチャー — 巨人(Giant)
(赤):業火のタイタンはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
業火のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、クリーチャーかプレイヤーの組み合わせを1つまたは2つまたは3つ対象とする。業火のタイタンはそれらに、3点のダメージを望むように割り振って与える。
6/6
そして、忘れてはならないのがフィニッシャー。いくらマナ・アドバンテージに差を付けて《燎原の火/Wildfire(MM2)》を撃とうとも、こちらも土地を4つ生け贄に捧げる必要があるため、その影響は大きい。そのため、可能な限りフィニッシャーとなるクリーチャーを先に戦場に配置してから《燎原の火/Wildfire(MM2)》でマナを縛り、自分は悠々とクリーチャーで殴り勝つ…という動きが理想的だ。
《燎原の火/Wildfire(MM2)》によって巻き込まれるのを防ぐため、採用されているフィニッシャーはいずれもタフネスが5以上のものだ。《霜のタイタン/Frost Titan(M12)》は《燎原の火/Wildfire(MM2)》で撃ち漏らしたわずかな土地を縛ることができ、《業火のタイタン/Inferno Titan(M12)》は火力をプレイヤーに飛ばせるため、速やかにライフを削り切ることが可能。《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》は接死によって相手のブロッカーを確実に排除しつつ、絆魂でライフレースを有利に進められる。
作成者本人の意見では、「アーティファクトに依存しているため親和対策のサイドボードに引っかかってしまう点」、そして「タフネス5以上のクリーチャーを除去する手段がない点」が課題だそうだ。この課題をクリアするためにはどうすればよいか…。腕に自信のあるビルダー諸君、さぁ、デッキを作ってみよう!
参考
TeamY's
アネックス・ワイルドファイア by チキン@
http://teamys.net/top/deckall.php/MODERN/1/1303315/