デッキリスト
4Cトークン変身 by Ikeda Takaaki
解説
Polymorph / 変身 (3)(青)
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。それのコントローラーは、自分のライブラリーを、クリーチャー・カードが公開されるまで上から1枚ずつ公開し続ける。そのプレイヤーはそのカードを戦場に出し、その後、これにより公開された他のすべてのカードを自分のライブラリーに加えて切り直す。
この「4Cトークン変身」は、戦場のクリーチャーを別のクリーチャーに変身させるソーサリー:《変身/Polymorph(M10)》と、トークン戦術を融合させたデッキだ。基本的にこのデッキは、一般的な「白黒トークン」のように振る舞うことができる。
まず、トークンを生成する手段から見ていこう。
トークンを生み出せるカードは《急報/Raise the Alarm(EMA)》《先祖の結集/Rally the Ancestors(FRF)》《未練ある魂/Lingering Souls(MM3)》《幽体の行列/Spectral Procession(SHM)》《機を見た援軍/Timely Reinforcements(M12)》《苦花/Bitterblossom(MOR)》といったスペルの他、《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar(BFZ)》や《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor(KTK)》など、8種・計16枚。様々な角度からトークンを生成できる構成だ。
その他のパーツを見ていくと…。《流刑への道/Path to Exile(MMA)》《苦渋の破棄/Anguished Unmaking(SOI)》《残忍な切断/Murderous Cut(KTK)》で盤面に干渉しつつ、邪魔になるカードは《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》で叩き落とす。そして、大量に生成したトークンを《無形の美徳/Intangible Virtue(MM3)》《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar(BFZ)》《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor(KTK)》で強化して殴る…というのが基本的なプランだ。
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ここまでなら、通常の「白黒トークン」の動きと何ら変わりはない。しかしこのトークン戦術は表の顔であり、裏の顔こそ、このデッキの真髄なのだ。キーカードはもちろん、デッキ名にもなっている《変身/Polymorph(M10)》。このカードを自分の適当なトークンに撃つと、クリーチャー・カードが公開されるまでデッキの上からカードを公開し、そのクリーチャー・カードを戦場に出すことができる。このデッキに入っているクリーチャー・カードは《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn(MM2)》のみなので、僅か4マナでトークンが《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn(MM2)》に化けるというわけだ。
通常、エムラクール変身コンボを使うデッキはこのコンボに寄せることが多いのだが…、このデッキはあくまでも「第二の矢」としての運用に留めており、メインとなるトークン戦術がきちんと完成している。トークン戦術がしっかりとしているので、1ゲーム目はこのシークレットコンボを隠しながら戦うことも重要だ。オーソドックスな動きをしうつも、懐に刃を忍ばせる…通常のトークン・デッキに物足りなさを感じているプレイヤーにお勧めだ。
参考
Instant Deck Tech: Four-Color Polymorph (Modern)
Four-Color Polymorph by Ikeda Takaaki
https://www.mtggoldfish.com/articles/instant-deck-tech-four-color-polymorph-modern