デッキリスト
TIME WALKS by AKIRA KINOSHITA
Creatures (5) 4 Jace, Vryn's Prodigy 1 Azor's Elocutors Spells (32) 4 Sleight of Hand 4 Exhaustion 4 Time Warp 2 Part the Waterveil 2 Walk the Aeons 1 Temporal Trespass 2 Day's Undoing 3 Gigadrowse 4 Remand 2 Cryptic Command 4 Dictate of Kruphix | Lands (23) 23 Island Sideboard (15) 1 Gigadrowse 2 Hurkyl's Recall 2 Ratchet Bomb 2 Engulf the Shore 3 Leyline of Sanctity 1 Kefnet the Mindful 4 Chalice of the Void |
解説
Time Warp / 時間のねじれ (3)(青)(青)
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはこのターンに続いて追加の1ターンを行う。
この「TIME WALKS」は以前紹介した「エターナルブルー」系列のデッキだ。青単コンロトールデッキの一種で、《時間のねじれ/Time Warp(M10)》などの追加ターンを得るカードを連打して勝利する。追加ターンを得るということは、土地をプレイし、カードを引き、戦闘フェイズを得て、プレインズウォーカーの能力を起動できる権利を得られるわけで…。自分のターンが連続して続くのであれば、その先に待つのは「勝利」のみであろう。
Exhaustion / 疲労困憊 (2)(青)
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーと土地は、そのプレイヤーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
このデッキに投入されている追加ターン系のカードは、《時間のねじれ/Time Warp(M10)》《水の帳の分離/Part the Waterveil(BFZ)》《永劫での歩み/Walk the Aeons(TSP)》《時間への侵入/Temporal Trespass(FRF)》の4種類、計9枚。《疲労困憊/Exhaustion(USG)》や《万の眠り/Gigadrowse(GPT)》もメインから多めに取られており、相手の土地を寝せることでターンを稼ぐごとができるため、疑似的な追加ターン呪文として働く。
これらの追加ターン系のカードを集めるために、《手練/Sleight of Hand(S00)》《一日のやり直し/Day's Undoing(ORI)》《クルフィックスの指図/Dictate of Kruphix(JOU)》が投入されている。《クルフィックスの指図/Dictate of Kruphix(JOU)》は相手にもドローをさせてしまうカードだが、追加ターンを連打すれば自分だけ恩恵を受けることができるためこのデッキの動きと相性がよい。
また、相手の脅威を弾くために《差し戻し/Remand(MM2)》《謎めいた命令/Cryptic Command(MMA)》も採用。トリプルシンボルの《謎めいた命令/Cryptic Command(MMA)》も、青単デッキのこの「TIME WALKS」なら容易く撃てるだろう。多色化し高価になりがちなモダンの土地周りだが、《島/Island(AKH)》のみの構成なのはお財布にもありがたい。
スポンサーリンク
Jace, Telepath Unbound / 束縛なきテレパス、ジェイス
〔青〕 プレインズウォーカー — ジェイス(Jace)
[+1]:クリーチャーを最大1体まで対象とする。あなたの次のターンまで、それは-2/-0の修整を受ける。
[-3]:あなたの墓地にある、インスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。このターン、あなたはそれを唱えてもよい。このターンにそのカードがあなたの墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する。
[-9]:あなたは「あなたが呪文を1つ唱えるたび、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上から5枚のカードを自分の墓地に置く。」を持つ紋章を得る。
5
Azor's Elocutors / アゾールの雄弁家 (3)(白/青)(白/青)
クリーチャー — 人間(Human) アドバイザー(Advisor)
あなたのアップキープの開始時に、アゾールの雄弁家の上に牛歩(filibuster)カウンターを1個置く。その後、アゾールの雄弁家の上に牛歩カウンターが5個以上置かれている場合、あなたはこのゲームに勝利する。
発生源1つがあなたにダメージを与えるたび、アゾールの雄弁家から牛歩カウンターを1個取り除く。
3/5
追加ターンを連打するだけではゲームには勝てないが、ご安心あれ、このデッキには「3通りの勝ち筋」が用意されている。①《水の帳の分離/Part the Waterveil(BFZ)》の覚醒、②《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy(ORI)》の裏面である《束縛なきテレパス、ジェイス/Jace, Telepath Unbound(ORI)》の奥義、そして③《アゾールの雄弁家/Azor's Elocutors(RTR)》の特殊勝利だ。このように複数の勝ちパターンを持っているため、柔軟に対応できるのが売りだ。
サイドボードに目を向けると、アモンケットから《周到の神ケフネト/Kefnet the Mindful(AKH)》が採用されている。《クルフィックスの指図/Dictate of Kruphix(JOU)》によるボーナス・ドローを追加ターンで倍増させるこのデッキであれば、手札を7枚以上維持することも容易いだろう。
参考
8 DECKS WITH AMONKHET GOODNESS
TIME WALKS by AKIRA KINOSHITA
http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpkob17/8-decks-amonkhet-goodness-2017-05-28