デッキリスト
トライバルシャドウ(トライバル死の影) by Benoit Bequin
Creatures (16) 4 Dark Confidant 4 Death's Shadow 4 Snapcaster Mage 4 Tarmogoyf Spells (24) 2 Fatal Push 4 Lightning Bolt 2 Terminate 4 Ancestral Vision 4 Inquisition of Kozilek 4 Thoughtseize 4 Tribal Flames | Lands (20) 1 Blood Crypt 3 Bloodstained Mire 1 Breeding Pool 1 Forest 1 Godless Shrine 1 Overgrown Tomb 4 Polluted Delta 1 Steam Vents 1 Stomping Ground 1 Swamp 4 Verdant Catacombs 1 Watery Grave Sideboard (15) 2 Abrupt Decay 2 Ancient Grudge 3 Flashfreeze 2 Nature's Claim 2 Surgical Extraction 3 Collective Brutality 1 Stony Silence |
解説
モダン界において猛威を振るう「死の影」デッキ。環境に合わせジャンド、エスパー、グリクシス…様々なタイプが存在するが、今回ご紹介するのはなんと5色。「トライバルシャドウ(トライバル死の影)」だ。5色のマナベースにしたことで、各色の強力カードを採用できるようになった「死の影」デッキの亜種。一撃必殺のようなギミックはないが、軽量カードを序盤から次々とプレイしつつ、カードを補充しながら殴り切るデッキに仕上がっている。
デッキリストを見てみよう。アタッカーとして採用されているのは、このデッキの主役である《死の影/Death's Shadow(WWK)》と、マナレシオのよい《タルモゴイフ/Tarmogoyf(MMA)》。基本的な勝ち手段としてはこの2枚で殴り切ることになる。このデッキは序盤からカードを惜しみなく使用し、フル投入された《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》《思考囲い/Thoughtseize(THS)》で相手の脅威を引っこ抜く。
戦場に出てしまったクリーチャーに対しては、《終止/Terminate(MM3)》《稲妻/Lightning Bolt(M11)》《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》、そしてこのデッキの名前にもなっている《部族の炎/Tribal Flames(TSB)》で焼き払う。5色分のギルドランドを採用しているため《部族の炎/Tribal Flames(TSB)》の火力は凄まじく、僅か2マナで4~5点のダメージを叩き出す。《稲妻/Lightning Bolt(M11)》《部族の炎/Tribal Flames(TSB)》の2枚はプレイヤーも対象に取れるため、《死の影/Death's Shadow(WWK)》の打点を上げたり、「あと少し」の相手ライフを削り切るのにも有用だ。
軽量カードを多く採用しており手札消費の激しいデッキだが、そこは5色ならではのアドバンテージを取れるカードを多く採用してカバー。《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》で消費した手札を補充し、使用した強力スペルは《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(MM3)》で使い回す。
まだまだ進化を続ける「死の影」デッキ。最終的にどの形に行き着くのか、これからの動きが楽しみだ。
参考
晴れる屋大阪店 GPTラスベガス2017:
Tribal Shadow Project
http://www.hareruyamtg.com/jp/k/kD00817T/