5人向けの統率者戦変則ルール:『ペンタグラム』とは
仲間内で統率者戦(EDH)をやろうとした際、5人集まってしまって困った経験はないでしょうか?
今回はそんな状況でも楽しく遊べる統率者戦(EDH)の変則ルール:『ペンタグラム』について解説します。このカジュアルルールはTwitterで見かけたのですが、5人で各色の単色デッキを担当して戦う「レインボー」にも通ずるものがあり、非常に面白そうでした。
最初からこのフォーマットを指定して遊ぶもよし、人数がオーバーした際の緊急策として使うもよし。統率者戦(EDH)好きなら覚えておいてまず損はないと思うので、これを機にマスターしちゃいましょう!
本記事の図解は、かむ氏(Twitter:@Come_Jirushi)の解説を元に描き起こしています。
スポンサーリンク
『ペンタグラム』はチーム戦
『ペンタグラム』は、5人用の統率者戦(EDH)向け変則ルールです。
特にデッキ構築に制限があるわけではありませんが、前準備として、上図のように5角形になるように卓を囲みます。そして、重要なのは『ペンタグラム』は個人戦ではなく「チーム戦」であること。詳しく解説していきたいと思います。
『ペンタグラム』では、自分の両隣の2人がチーム(仲間)となり、その他の向かいの2人が敵となります。
まずはAさん視点で見ていきましょう。Aさんからすれば、両隣のBさん・Eさんがチームとなり、Cさん・Dさんが敵です。続いてBさん視点では、Aさん・Cさんがチームで、Dさん・Eさんが敵となります。チームメイトと協力し合いながら、チーム外の向かいの2人をいち早く倒したプレイヤーが勝者です。
また、カードテキストの「対戦相手」は敵である自分の向かいの2人を指し、「全てのプレイヤー」は5人全員を指すことに注意です。
まとめると、ルールとしては以下のように非常にシンプルです。
■『ペンタグラム』のルール
・5人で正五角形を作るように卓を囲む
・デッキ構築に特殊な制限はない
・各自両隣がチームメイト、その他の2人が敵
・敵2人をいち早く倒したプレイヤーが勝利
・テキストの「対戦相手」は敵である自分の向かいの2人を指す
・テキストの「全てのプレイヤー」は5人全員を指す
シンプルであるものの、このルールの面白い点は「人によってチームメイトと敵が異なる」という点です。
まずはAさん視点で上の図を見てください。
AさんにとってBさんとEさんはどちらもチームメイトですが、BさんとEさんという視点で見れば、これはお互い敵同士なのです!AさんはBさん・Eさんと協力して、敵であるCさん・Dさんに対抗したいところですが、BさんとEさんはそれぞれ攻撃しあって消耗していきます。
そして消耗の末、BさんとEさんが倒れてしまった(脱落した)とすればどうでしょうか。
AさんはCさんとDさんの両方から集中砲火を浴びることとなり、二対一の非常に不利な戦いを強いられることになります。いかにチームメイト同士の衝突・消耗を防ぎつつ、自分の敵である2人を速やかに倒すか。…この辺りのバランスが非常に重要となる奥深いルールです。
補足ですが、 Cさん⇒Eさん⇒Dさんの順に脱落した場合などは、残ったAさんとBさんはチームメイトのため、勝者が2人になるケースもあります。通常の統率者戦(EDH)とはまた異なる駆け引きが求められそうですね!
『イコリア:巨獣の棲処』:2020年4月17日発売
●日本語版:
楽天 / あみあみ / 駿河屋
●英語版:
楽天 / あみあみ / 駿河屋
●コレクターブースター:
楽天 / あみあみ / 駿河屋
●バンドル:
楽天 / あみあみ / 駿河屋
●統率者デッキ:
楽天 / あみあみ / 駿河屋
参考
Twitter:@Come_Jirushi
#MTG #EDH
「EDH卓を立てたら5人集まっちゃった」?
そんなときは5人用変則ルール、「ペンタグラム」はいかが!?
個人的にすごく好きなので、広めていきたい!
(昔、とあるグループの方々が遊んでいたルールで、とあるブログでプレイ記が上げられていたのです。今はもうそのブログは無い…) pic.twitter.com/bgrm1I6KpU— かむ (@Come_Jirushi) March 25, 2020