デッキリスト
ヒットマン・ポッド by Landa
Creatures (17) 4 Oathsworn Knight 2 Thassa, Deep-Dwelling 4 Nightmare Shepherd 3 Polukranos, Unchained 2 Etrata, the Silencer 2 Golgari Findbroker Spells (18) 3 Omen of the Hunt 4 Treacherous Blessing 3 Gift of Paradise 2 Eat to Extinction 2 Thassa's Intervention 4 Enigmatic Incarnation | Lands (25) 1 Island 5 Swamp 5 Forest 4 Watery Grave 4 Overgrown Tomb 3 Temple of Deceit 3 Temple of Malady Sideboard (0) |
◆日本語リスト
【クリーチャー】
4:《誓いを立てた騎士》
2:《深海住まいのタッサ》
4:《悪夢の番人》
3:《鎖を解かれしもの、ポルクラノス》
2:《静める者、エトラータ》
2:《ゴルガリの拾売人》
【スペル】
3:《狩猟の神のお告げ》
4:《裏切る恵み》
3:《楽園の贈り物》
2:《食らいつくし》
2:《タッサの介入》
4:《奇怪な具現》
【土地】
1:《島》
5:《沼》
5:《森》
4:《湿った墓》
4:《草むした墓》
3:《欺瞞の神殿》
3:《疾病の神殿》
【サイドボード】
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解説
Enigmatic Incarnation / 奇怪な具現 (2)(緑)(青)
エンチャント
あなたの終了ステップの開始時に、あなたは他のエンチャント1つを生け贄に捧げてもよい。そうしたなら、あなたのライブラリーから点数で見たマナ・コストがその生け贄に捧げられたエンチャントの点数で見たマナ・コストに1を足した値に等しいクリーチャー・カード1枚を探し、戦場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。
Etrata, the Silencer / 静める者、エトラータ (2)(青)(黒)
伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 暗殺者(Assassin)
静める者、エトラータはブロックされない。
静める者、エトラータがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。それを追放し、そのカードの上に殺人(hit)カウンターを1個置く。そのプレイヤーがオーナーであり、追放されていて、殺人カウンターが置かれているカードが3枚以上あるなら、そのプレイヤーはこのゲームに敗北する。静める者、エトラータのオーナーは静める者、エトラータを自分のライブラリーに加えて切り直す。
3/5
今回ピックアップするデッキは、スタンダードの「ヒットマン・ポッド」!
このデッキの主役となるのは『テーロス還魂記』収録のマルチカラーのエンチャント、《奇怪な具現/Enigmatic Incarnation(THB)》。
当サイトの1000枚買え枠にも入っているカードで(詳細は下記リンクより)、毎ターンエンチャントを生け贄に捧げると、マナコストが1つ上のクリーチャーに変身できるようになるという非常にユニークな能力を持つ。モダンにおける禁止カード:《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》のような動きも期待でき、新セット発売前でありながら様々なデッキ(例:バントポッド)が研究されている。
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今回ピックアップするのは、《奇怪な具現/Enigmatic Incarnation(THB)》を用いたデッキのバリエーションで、管理人:LandaがMTGアリーナで調整中のもの。まだサイドボードはおろかメインですら怪しい枠があるので恐縮だが、粗削りな点はどうかご容赦願いたい!
《奇怪な具現/Enigmatic Incarnation(THB)》
《静める者、エトラータ/Etrata, the Silencer(GRN)》
様々な運用が期待できる《奇怪な具現/Enigmatic Incarnation(THB)》だが、今回相方に選んだのは《静める者、エトラータ/Etrata, the Silencer(GRN)》。
このクリーチャーは「ブロックされず、対戦相手に戦闘ダメージを与えると相手のクリーチャーを1体追放し、"殺人カウンター"を1つ乗せる」能力を持っている。しかも、この殺人カウンターを3個貯めると対戦相手は敗北するという特殊な勝利条件も兼ね備えた強力カードだ。しかしながら、この《静める者、エトラータ/Etrata, the Silencer(GRN)》は「戦闘ダメージを与え一仕事を終えると、自らライブラリーに帰ってしまう」という致命的な弱点を持つ。きっと残業はしない性格なのだろう、単純に3回殴って勝ち…というわけにはいかないのだ。
そこで、《奇怪な具現/Enigmatic Incarnation(THB)》の出番!
対戦相手を殴ったらデッキに帰ってしまうのであれば、「何度でもデッキから呼び戻してしまえば良い」というコンセプトで作成したのが、この「ヒットマン・ポッド」なのだ。
《楽園の贈り物/Gift of Paradise(M20)》
《裏切る恵み/Treacherous Blessing(THB)》
《狩猟の神のお告げ/Omen of the Hunt(THB)》
《ゴルガリの拾売人/Golgari Findbroker(GRN)》
《奇怪な具現/Enigmatic Incarnation(THB)》経由で何度も4マナの《静める者、エトラータ/Etrata, the Silencer(GRN)》を呼び出したい都合上、デッキを構築する上で重要になるのは「3マナのエンチャント」。今回はマナ加速が可能な《楽園の贈り物/Gift of Paradise(M20)》と《狩猟の神のお告げ/Omen of the Hunt(THB)》、そしてアドバンテージ源となる《裏切る恵み/Treacherous Blessing(THB)》を採用。
序盤の動きが弱めのため、アグロデッキ対策として《楽園の贈り物/Gift of Paradise(M20)》による3点ゲインが役立つ。また、《裏切る恵み/Treacherous Blessing(THB)》は3マナ3ドローと驚異的なドロー効率を誇るが、長く置いておくとデメリットが大きい。不利益を被る前に《奇怪な具現/Enigmatic Incarnation(THB)》のコストに充ててしまうことでデメリットを気にすることなく、甘い汁だけを吸うことができてしまう。
一度コストに充てて墓地に落ちたエンチャントは、《ゴルガリの拾売人/Golgari Findbroker(GRN)》で回収。これらの3マナエンチャントを再度コストに充てて、《静める者、エトラータ/Etrata, the Silencer(GRN)》を何度も戦場に呼び出し、3回殴れば速やかに勝利できるというわけだ!…家に帰って休息中のエトラータを何度も戦場に呼び戻すさまは、ブラック企業もびっくりの所業である。
《鎖を解かれしもの、ポルクラノス/Polukranos, Unchained(THB)》
《深海住まいのタッサ/Thassa, Deep-Dwelling(THB)》
《悪夢の番人/Nightmare Shepherd(THB)》
とはいえ、《静める者、エトラータ/Etrata, the Silencer(GRN)》だけに頼っていてはデッキが弱くなるため、他のサブプランも用意済み。このデッキは3マナエンチャントを起点として4マナクリーチャーをライブラリーからサーチできるため、4マナクリーチャーの層を厚くすることで更なる勝ちパターンを増やしている。
《鎖を解かれしもの、ポルクラノス/Polukranos, Unchained(THB)》は除去能力持ちの4マナ6/6相当として考えても非常に強い。クリーチャーと戦闘する毎にサイズが縮んでしまうデメリットはあるが、脱出後の強烈なサイズは頼もしい。
《深海住まいのタッサ/Thassa, Deep-Dwelling(THB)》は永続的なブリンク要員。《ゴルガリの拾売人/Golgari Findbroker(GRN)》をブリンクすればアドバンテージを、《誓いを立てた騎士/Oathsworn Knight(ELD)》や《鎖を解かれしもの、ポルクラノス/Polukranos, Unchained(THB)》をブリンクすれば+1/+1カウンターの数をリセットすることができる。アタック後のクリーチャーに使えばアンタップ状態で戦場に戻るため、疑似的な警戒付与にもなる。
《悪夢の番人/Nightmare Shepherd(THB)》は様々なクリーチャーと能力と噛み合い、疑似的に除去耐性を付与できるカード。避雷針としての役割を持ちつつ、4マナ4/4フライヤーと基本スペックも高い。
3マナのエンチャントが強力なクリーチャーへ次々と変身していくギミックは、使っていて非常に楽しい。新環境のデッキをいくつか試したが、ガチャガチャしていて最もお気に入りのデッキだ。惜しむらくは3ターン目までのアクションがほぼ無いに等しく、早めのアグロに対して対抗手段が少ないこと。この辺りはもう少しリストを眺めて改良の余地がありそうだ。
なお、スペル枠の《食らいつくし/Eat to Extinction(THB)》2枚と《タッサの介入/Thassa's Intervention(THB)》2枚の計4枚のスロットは現在調整中の枠。モードが選べる《タッサの介入/Thassa's Intervention(THB)》は利便性を取って採用したものの、あまりしっくり来ていないな、という感触。ダブルシンボルということもあり、他に良い候補がないか検討中…。
参考
ヒットマン・ポッド by Landa
なし