「Wizz」とは?
「Wizz」とは、1996年~2003年にかけ販売されていたゲームミニコミ誌のこと。
主に新宿トライソフト(トライソフトは2007年2月をもって全店閉店)などのTCG取扱店で販売されていた商品です。トライソフトといえば、アメコミグッズや海外トイを数多く取り扱っていて、これでもかと商品がびっしりと並べられたさまは子供ながらにワクワクした思い出があります。
私自身は数回しかお店には行っていませんが、友達のお兄さんがWizzを集めていて、友達の家に遊びに行ったときに本棚にある「Wizz」をよく読ませてもらっていました。取り扱っていた内容はマジックだけではなく、私が当時好きだったゲームだったり、ボードゲームについての記事など様々。ストーリー作品の連載などもありました。
中でも当時学生だった私が熱心に読んでいたのは各セットの特集記事。新しいセットが出る度にカードの評価などの特集が組まれ、カードの強弱を知るための参考にしていました。今でこそ新セットの情報が出れば各メディア上でカードレビューや評価記事がアップされますが、当時はこうした書籍からの情報も大変貴重だったわけです。良い時代になったものですね。
…と前置きが長くなってしまいましたが、そんな「Wizz」が長きに渡る沈黙を破り、ここに復活。今回「Wizz 86号」として発売されました!
【Wizz 取扱店】
・カードショップセラさん
・晴れる屋さん
・ボードゲーム喫茶 天岩庵さん
・あずまやさん
●価格:1,000円(税別)
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Wizz 86号の内容
86号は90ページにも及び、いわゆるマジックの「薄い本」でありながら、実際には薄くはないボリューム感のある冊子に。
【86号内容紹介(敬称略)】※他にもたくさんあります!
本物の宝物となったカード達(加藤英宝・編集部)
紙と戦う戦士たち(〇×屋しのたか)
Wizzカードゲーム研究会(〇×屋しのたか)
ゆかいなプレインズウォーカー列伝(鷹海和秀)
人民日報(ラクダ)
統率者戦特集(加藤英宝・ゆにとつき)
レガシー・オールドスクール(加藤英宝)
ヴィンテージ(山崎純)
ゲームデザイナーから見たマジック(カナイセイジ)
女流棋士・香川愛生ロングインタビュー(インタビュアー:健部伸明)
4コマ漫画(横田卓馬)
寄稿文(伊瀬勝良)
古代人の為の現代MTGルール講座(徳岡正肇)
レアなアレ(金田銀太)
ARENA(雪風圭一)
平成のアリーナから令和のアリーナへ(朱鷺田祐介)
1900年代のMTG事情(藤田憲一)
美食語りのハラダの多次元的宇宙の歩みコース(シェフ原田)
ここには全てのコーナーを載せきれていませんが、レガシー、ヴィンテージ、統率者など、様々なフォーマットのコラムが。個人的には1990年代の東京のマジック事情を振り返る、フジケン氏のコラムが好きです。
巻末にはおまけの「ミニトークンカード」がランダムで1枚付いてきます(冊子内に入っています)。
全て揃えるためには「多々買い」が必要ということですね。この商売上手!
ちなみに、公式サイトではライターさんの募集もされているので、文章力に自信のある方は是非!
参考
「Wizz」 公式サイト
http://www002.upp.so-net.ne.jp/wizz/