『フォーゴトン・レルム探訪』のダンジョンギミックが楽しみ
マジック公式サイトにて、「フォーゴトン・レルム探訪のメカニズム」と題して新セットのギミックについての記事が公開されました。
7月23日発売予定の本セットは、世界中で人気のテーブルトークRPG:「ダンジョンズ&ドラゴンズ」とのコラボセット。「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の世界の1つである「フォーゴトン・レルム/Forgotten Realms」を舞台としています。
特別なセットを除き、マジック以外の作品とのコラボというのは非常に珍しいです。
他作品とのコラボ…という面では今後「Universes Beyond」シリーズの展開が予定されていますが、今回のセットは通常セット扱いとなっています。
公式記事で公開されたのは、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」とのコラボにふさわしい「ダンジョン」なるギミック!
サイドボードの枠を埋めない特殊なカードで、常に3つのダンジョンを使用可能。これらのダンジョン・カードは統率者領域に置かれます。
本セットにはこれらのダンジョンをクリアするために、「ダンジョン探索」という新規キーワード処理を行うカードが収録されていて、ダンジョンを冒険することで様々な効果が得られます。
面白いのは、ダンジョンの種類や進むルートによって得られるリターンが変わることです。
クリアしやすいルートを進み、堅実にクリアするか。それともクリアが難しいルートを進んで大きなリターンを得るか。フレーバー的にも「冒険している感」があって、世界観にマッチしているなと感じています。
『フォーゴトン・レルム探訪』に収録されるダンジョン・カードは3種類のみであることが明かされていますが、(個人的には)拡張性のあるギミックであることも好印象。
今後何かの機会で新しいダンジョン・カードが出れば遊びが広がりますし、過去に発売された『プレインチェイス』のようなパーティーゲームとしてリリースしても面白そうです。…というか是非出てほしい…!
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ダンジョンに絡んだキャラクター(クリーチャー)達も良い味を出していますね。
《グルーム・ストーカー》のように「ダンジョンの踏破経験を問うカード」も公開されているので、クリアが容易なダンジョンを最速で踏破することにも意味が出てきそうです。
《無私のパラディン、ナダール》は(強さは二の次として)デザインが最高。ドラゴン!パラディン!騎士!光る剣!…といった、男子が好きそうな要素がこれでもかと詰め込まれています。いやいや、ドラゴンナイトが嫌いな男子って地球上に存在します??
ちなみに、このダンジョンというギミックが強いかと聞かれれば、現段階ではやや悠長な動きかなと思います。
ダンジョンに絡んだカードはまだ数枚しか公開されていないので何とも言えませんが、過去の「レベルアップ」みたいなスピード感でしょうか。少なくともギミックが無条件で強力なので使おう!というわけではなく、面白そうなので使ってみたい!というモチベーションではあります。久々にワクワクするようなギミックです。
ダンジョンを楽しむためにこんなサプライが欲しい
非常に楽しみな「ダンジョン」というギミックですが、せっかくダンジョンを冒険するシステムなので、こんな感じのサプライが欲しいなと思っています。
通常のカードより大きなシートに立体的な壁のパーツを立てて、プレイヤーに見立てたフィギュアを駒として進めていくような…伝わりますかね?上のイメージ図はさすがに大きすぎたかなと思っていますが、フィギュアなりミニチュアなりを使ってダンジョンを踏破していくと、より臨場感が高まるかなと。
MTGアリーナを筆頭にデジタル化が進むマジックですが、こうした立体物があると紙のマジックに独自性を持たせられるので期待してしまいます。
マジックはまだまだ立体物の商品が少なく寂しいので、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」とのコラボをきっかけに増えることを願うばかりです!
参考
『
https://mtg-jp.com/reading/translated/0035183/