国内でデュアラン高騰しすぎやろ問題
さてさて、今日は国内の再録禁止カードの高騰についてのお話です。
最近は本当に再録禁止カードが、特にデュアランの高騰っぷりには目を見張るものがあります。いやぁ、これだけ高騰しているということはレガシーやヴィンテージ、EDHの人口が爆発的に増えているんですね!めでたしめでたし…というわけではないことは皆さんお気づきのことでしょう。
私は多くのパワーカードを使用することができ、ローテーションがないためいつ復帰してもよい「レガシー」というフォーマットが大好きです。
再録禁止カードを使用するデッキが多く、ゼロベースから1つのデッキを組み上げるのは非常にコストがかかってしまうけれど、一度組んでしまえばあとはずっと遊び続けられる。個人的に忙しい社会人にぴったりのフォーマットだと考えているのですが、再録禁止カードの高騰によって、そうはいっても「流石に高すぎる趣味」になってしまうなぁと感じてきています。人に勧められるものではなくなってますね。
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去年に比べ何ランクも価格が上がってしまっていますが、試しにデュアランの海外相場を見てみると、この高騰っぷりは国内だけの盛り上がりであることがわかります。状態によって当然ばらつきはありますし、年々上昇傾向ではあるのですが、全体的に海外相場の方が遥かに安いことは確かです。
個人的には相場が操作されているなという印象を受けていて、ショップAが高値買い取りを提示⇒ショップB、ショップCがそれに追従するという形でどんどん「国内でだけ」価格が高騰しているように見えます。いやいやこんなものショップB、Cが追従しなければいいだけ…と思いがちですが、市場の流通数が少ないものだとそうはいきません。結局は在庫を多く持つところが価格をコントロールできるからです。
ショップA
・買い取り価格:10万
・販売価格:12万
ショップB、ショップC
・買い取り価格:8.5万
・販売価格:10万
たとえば上記のような設定だった場合、カードを売りたいユーザーはより高く売れるショップAに殺到しますが、カードを買いたいユーザーは販売価格の安いショップBとCで購入します。
そうすると、当然そのカードの在庫はショップAに集中していくはずです。そして、最初のうちは販売価格が高いショップAで買うユーザーはいなくとも、ショップBとCで販売されている安いカードの在庫はいずれ枯渇、そのときにショップAの独壇場となるわけです。なにせショップAが最も多くの在庫を持つわけですから、好きに価格をコントロールできるようになってしまいます。
というのが経済の常なので、ショップB、Cは自分たちの利益を守るために買い取り価格を追従せざるを得なくなります。
なお、当然これはスタンダードのカードのような市場流通枚数が多いものや、枚数が少ないものであっても回転率の低いものでは難しいです。
…ということを踏まえた上で、最近は「どこが最初に仕掛けているんだ??」とショップの買い取り価格を注意深くチェックしたりしてます。(だからなんだよという話ですが)
高い送料を払ってでも海外通販してしまった方が早いので、個人的な買い物は海外通販の利用頻度が高くなってきている今日この頃です。最近の注文だと3.5万円分ぐらいシングルを注文しちゃいましたが、送料分を差し引いても国内相場と1.5万弱の乖離がありました。コロナ影響による物流ストップも解消されているので、(一番安いサービスでなければ)そこそこ早く届きます。1週間ぐらい。
手が出ない場合、ものによっては海外通販で探してみるとお得に買い物できるかもしれません。