1997年発売のPCソフト、シャンダラーこと『MicroProse版MTG』で遊びたい【Part1】

『MicroProse版マジック：ザ・ギャザリング』とは？

突然ですが、PCソフト：『MicroProse版マジック：ザ・ギャザリング』をご存じでしょうか。

MicroProse社（現在は倒産！）から1997年に発売されたWindows向けPCゲームで、『第5版』当初のルーリングでマジックを楽しむことができるという画期的なPCソフトでした。『マジックオンライン』や『MTGアリーナ』の元祖、といえばわかりやすいかもしれません。

物語の舞台となるのは、「シャンダラー/Shandalar」と呼ばれる次元。

「テューン」「カロニア」はこのシャンダラー次元の地名ですし、あのリリアナが「鎖のヴェール」を入手した次元はこのシャンダラーです。他にも、《放浪の吟遊詩人、イーサーン/Yisan, the Wanderer Bard(M15)》や《空召喚士ターランド/Talrand, Sky Summoner(M13)》の次元といえばピンと来る方も多いはずです。この舞台から取って、この『MicroProse版マジック：ザ・ギャザリング』は通称「シャンダラー」という愛称で親しまれています。

この「シャンダラー」は、RPGのようなゲームシステムを採用しているのが特徴で、村人のお使いをクリアしたり、周囲の敵プレイヤーを倒してお金やカードを稼ぐことで、40枚の初期デッキを強化していくことができます。カードプールは基本的に『第4版』とパワー9のカードと非常に狭めですが、拡張セット（当然単体ではゲームとして遊べません）を購入することで使えるセットを増やすことが可能です。

少しだけ自分語りをさせてもらいますと、このゲームは当時友達のお兄さんが持っていました。

1997年といえばまだまだ個人でPCを持っている家は少なくて、頻繁に家に押しかけてはプレイしているところを後ろから見せてもらっていたのはいい思い出です。我々はそのお兄さんから「お前たちはPCには触るな」と厳しく命じられていたため、直接プレイしたことはないのですが、美麗グラフィックでマジックのカードが描かれるさまは、子供ながらに本当にワクワクするものでした。

スポンサーリンク

『MicroProse版マジック：ザ・ギャザリング』で遊びたい

あの幼き日の感動をもう一度！！

…というわけで、「シャンダラー」を買ってきました。単体で動作しない拡張セットを除くと、実は日本語版『MicroProse版マジック：ザ・ギャザリング』には3種類のソフトが存在します。

今回購入したのは当然③の「オンラインプラス」です。

基本パッケージと拡張セットを買い集めても良いですが、今からすべてを揃えるなら、圧倒的に「オンラインプラス」が楽だと思います。相場的にはこの記事を書いている今現在で1万円程度。私はプレイさえできればよいので、パッケージ類の状態が悪い代わりに、そこそこお値打ちのものを探して入手しました。こちらは8,000円くらいで入手できたのでラッキーだったかなと。

無事に商品を入手できたので、さっそくインストールしてプレイだ！

…と張り切ることしばし、最初の壁にぶち当たることになります。この「シャンダラー」、Windows10では動きません。そう、対応OSは「Windows95/98」のみだったのです。当然そんな古いPCなぞ持ってはいないので、まずは環境を整えるところから始めていきたいと思います！

●Part2はこちら

【駿河屋】MTG PCソフト類