『ゼンディカーの夜明け』では新たな販売形態：「セット・ブースター」が登場。開封する楽しさに特化したパックに。

新たなブースターパック、「セットブースター」が登場

マジック公式サイトより、今年の秋に発売予定の新セット：『ゼンディカーの夜明け』に関して、新情報が発表されました。

これまでのブースター・パックの販売形態は通常のブースター・パックである「ドラフト・ブースター」と「コレクター・ブースター」の2種類のみでしたが、今回の『ゼンディカーの夜明け』から新型ブースター：「セット・ブースター」が登場します。

通常のドラフト・ブースターとの違いは、まず価格帯とカードの封入枚数、1BOXあたりのパック総数などです。

比較表だけ見てしまうと、新しい「セット・ブースター」は価格は高く、それでいてカード封入枚数は少なめの設定と少々厳しいものがあります。しかし、これまでのドラフト・ブースターが「ドラフトやシールドなどのリミテッド向けのパック」だったとするならば、こちらのセット・ブースターは「開封する楽しさに特化したパック」となります。

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「セットブースター」のカードスロット内訳

※1：コモン・アンコモンのスロット

こちらのスロットには、コモンとアンコモンが合計6枚封入されています。

通常のドラフト・ブースターと異なる点は、リミテッドでの使用を前提としていないため、コモンとアンコモンの枚数の割合が不定であるということ。そして、これら6枚のカードは隣のカードと何らかの「関連性」を持つように封入されています。その「関連性」はカード・タイプだったり、テキスト面でのシナジー、そしてストーリー性など様々です。どのような「共通項」を見出されて6枚のカードがセレクトされているのか、それを想像してみるのも楽しそうです。

なお、コモンとアンコモンの封入パターンは以下の通り。少なくとも1枚のアンコモンは確定封入ですが、運が良ければ6枚全てがアンコモンということもあるようです。

※2：不確定レアリティ枠

こちらのスロットには、コモンから神話レアまでのいずれかのカードが2枚封入されています。

約半分の確率でコモン2枚ですが、運が良ければ神話レア2枚をこのスロットから入手できる可能性も。下記の表からもわかるように、23.4%の確率でこの枠からレアカードが入手できるため、1BOXあたり7パック前後に2枚目のレアカードが封入されている計算です。

※レアはレアカード以上（神話レアを含む）

※3：トークン/広告カードorリストからの再録カード

従来のドラフト・ブースターにも封入されていたトークン/広告カードの枠です。

これまでと大きく異なるのは、25%の確率でこのトークン/広告カードの枠が300種類もの再録カードに変わる点です。リスト全容はまだ明かされていませんが、『Mystery Booster』と同じ方式で再録されており、それらのカードは左下に小さなプレインズウォーカー・シンボルが入っている以外、（アート、外枠、エキスパンション・シンボルも）昔のままの形で印刷されます。

このリストの内容はセットごとに若干変わるものの、大部分はどのセットでも同じになる模様です。具体的な枚数については触れられていませんが、セットごとに少しずつマイナーチェンジを繰り返していく予定のようです。個人的には新しいセットが登場する度に、4パックに1枚の確率で当たるカードが300種類ずつ増えてもらってはたまらないので安心しました。

参考

Making Magic -マジック開発秘話-/セット・ブースター
https://mtg-jp.com/reading/mm/0034191/

※本記事の画像はマジック公式サイトより引用