『アルティメットマスターズ』で人気を博した「ボックストッパー」が再登場
「Wizards Play Network」にて、4月発売の新セット『イコリア:巨獣の棲処』の通常版ブースターBOXに「ボックストッパー」が封入されることが明かされました!
WPN店舗の皆さまは、「ボックストッパー」についてよくご存知だと思います。ボックストッパーは、ブースターボックスに特別なパックの形で封入されるカードです。ボックストッパー・カードは特別な仕様で彩られており、『イコリア:巨獣の棲処』も例外ではありません。そう、『イコリア:巨獣の棲処』ブースターボックスの蓋裏には、まさに「巨獣」クラスのおまけが付いているのです。
(WPN該当記事より引用)
ボックストッパーといえば、近年では『アルティメットマスターズ』に封入されていた『Ultimate Box Topper』が有名ですね。歴代の強力カードが迫力のある拡張アート仕様となっていて、《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(UMA)》や《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(UMA)》などは高値で取引されています。
歴史を遡ると、『第8版』や『第9版』にもランダムでボックストッパーカードが封入されていたのですが、あちらは通常のカードよりも大きいオーバーサイズドカードでした。現在の統率者デッキに封入されている大判カードとはまたサイズが異なるコレクションアイテムで、裏面は全面にイラストが印刷されています。結構種類もあるので、気になる方は調べてみてください。(サイズが特殊なのでスリーブが存在せず、保存・保管に困るという問題も!)
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まずはこの話から始めましょう――一番大事なことです。ブースターボックスの魅力をXとします。Xはそのセットの全体的な内容の魅力です。『イコリア:巨獣の棲処』では、ブースターボックスの魅力がX+Yになります。Yはボックストッパーの魅力です。『イコリア:巨獣の棲処』のブースターボックスは、そのX+Yの値がすべてのボックスで均一になるようになっています。
(WPN該当記事より引用)
自分の理解が足りないのかもしれませんが、この項目では何を言っているのかあまりピンと来ませんでした。
ブースターBOX単品の魅力をX、ボックストッパーの魅力をYとすると、どのBOXを開けても「X+Yの値」は同じようになる…?
リリース時点でカードの市場価値をウィザーズが把握・コントロールできるとは思えませんし、わざわざ「価値」ではなく「魅力」と表記しているのがポイントでしょうか。完全に予想に過ぎないのですが、たとえばボックストッパーの中身が神話レアのBOXはレアFoilが2枚、ボックストッパーの中身がレアのBOXはレアFoil3枚にするなど、レアリティの枠をコントロールするのかなと予想しています。
BOXを開封していると神話レア4枚箱、5枚箱といったように封入されているレアリティの枠数にムラがあるのですが、それらの帳尻を合わせる役割を担うのかもしれません。
【2月29日追記】
Twitterで指摘頂き英語の原文を確認したところ、「Bottom line, every box of Ikoria just flat-out has more value.」となっており、どうもWPN翻訳記事の誤訳っぽいです。「flat-out」の意味を取り違えているように見えます。「flat-out」は断言・強調する際に使う形容詞なので、「イコリアのBOXはこれまでよりもマジで価値のあるものになるんだぜ!」ぐらいの意味ですね。推測していたレアリティの枠調整などの意味合いは無いと見て良いと思います。
『アルティメットマスターズ』では、収録されるすべてのレアまたは神話レアのボックストッパー版が封入されており、中にはマジックで最も人気を集めるカードが新規アートと拡張カード枠で彩られたものもありました。『イコリア:巨獣の棲処』のボックストッパーのテーマはそれとはまったく異なりますが、理念は同じです。
(WPN該当記事より引用)
『イコリア:巨獣の棲処』に封入されるボックストッパーのテーマは『アルティメットマスターズ』と異なるものになるようです。拡張アート版は既に「コレクター・ブースター」で出ていること、そしてボックストッパーの内容と「コレクター・ブースター」の内容が重複することはないでしょうから、ここだけの新しいデザインやテーマを持ったカード群になるに違いありません。人気だった『Masterpiece Series』のようなものや、テキストレスのカードなども可能性があるかも?
まだ「ボックストッパーが封入されます」という発表のみなので、どういったカードが実際に封入されるのか今から楽しみですね。
『エルドレインの王権』から「コレクター・ブースター」商法が続いていますが、通常版のブースターBOXと購買面で食い合う上、Foilの流通価格が下がりすぎる傾向にあるためこの商法は諸刃の剣だと考えています。それらの反省を踏まえ、ウィザーズが通常版ブースターBOX「も」売れるようにテコ入れした結果なのかなと邪推していますがどうでしょう。
現状とにかくFoilが安すぎて、「コレクター・ブースター」は期待値が低くなりがちです。あまりお得感が無いので、魅力的なボックストッパーが封入されるのであれば、『イコリア:巨獣の棲処』は通常版BOXを多めに買うスタイルに戻そうかなと思っています。
『イコリア:巨獣の棲処』:2020年4月24日発売
●日本語版:
楽天 / あみあみ / 駿河屋
●英語版:
楽天 / あみあみ / 駿河屋
●コレクターブースター:
楽天 / あみあみ / 駿河屋
●バンドル:
楽天 / あみあみ / 駿河屋
●統率者デッキ:
楽天 / あみあみ / 駿河屋
参考
『イコリア:巨獣の棲処』ブースターボックスにボックストッパー封入
https://wpn.wizards.com/ja/article/ikoria-draft-booster-boxes-have-box-toppers