新フォーマット、パイオニア発表:今「買うべきカード」と「買ってはいけないカード」とは

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新フォーマット:「パイオニア発表」

 

日本時間10月21日に、緊急の禁止改訂が発表されました。禁止改訂の内容としてはスタンダードにおける《死者の原野/Field of the Dead(M20)》の禁止と、パウパーにおける《アーカムの天測儀/Arcum's Astrolabe(MH1)》の禁止という概ね予想できるものだったと思います。

 

驚かされたのは同時に発表された「新フォーマットの設立」で、その名も「パイオニア」

『ラヴニカへの回帰』から、スタンダードの最新セット(現時点では『エルドレインの王権』)までのカードが使用でき、「カードプールの狭くなったモダン」というイメージです。現モダンは高額カードが多く、「参入の敷居が高い」という声も少なくありませんでした。また、友好色フェッチランドが再録され大きな話題を呼んだ『タルキール覇王譚』から始めたユーザーは多く、その大部分のカード資産が有効利用できるとあれば好意的に受け止めるユーザーも多いはずです。

 

また、「パイオニア」の禁止カードは現時点で「友好色フェッチランド」5枚のみ。スタンダードやモダンで今現在禁止されている強力なカードも、現段階では使用できてしまいます。

なお、この新たなフォーマットについての決定は暫定的なものとし、実際に導入されてから注意深く監視して、サイクル外のタイミングで禁止カードを見直す予定です。Magic Onlineからもデータを収集し、初期段階で問題が起こるようであればカードを禁止するつもりです。

 

しかし、上記の公式記事からの引用コメントの通り、危険なカードはサイクル外のタイミングで適宜禁止していくようなので、これはあくまでもこれは暫定的なものと捉えておくべきです。カードプールが少々狭いといっても、あのローカルフォーマットである「フロンティア」よりも使用できるカードが多いと考えると、「瞬殺コンボデッキ」が主流となることは間違いありません。

せっかく設立した新フォーマットですから、ウィザーズも瞬殺コンボデッキが蔓延するような環境にはしないはず。ぱっと思いつくような「スピードの速いコンボデッキ」に対しては何らかのメスが入ると予想しています。したがって、(これは私個人の意見ですが)今買うべき・揃えるべきカードはコンボデッキのパーツではなく、「フェアデッキ寄り」の強力カードであると考えていますがどうでしょうか。もちろん、コンボパーツではあっても1ランク落ちるコンボデッキのパーツであればこちらも買いかもしれません。

 

 

今買ってはいけないカード

 

「パイオニア」の環境を予測するには、「フロンティアから広げる」よりは「モダンから切り取る」方が簡単です。モダン環境で活躍していて、かつキーカードが「パイオニア」に対応しているデッキのアーキタイプの例を挙げると…?

【パイオニア:環境初期デッキ予想】

・サヒーリコンボ
・ケシスコンボ
・ジェスカイの隆盛コンボ
・4Cラリーコンボ
・霊気池の驚異
・赤単
・鱗

 

ぱっと思いつく範囲ではこの辺りです。

既に上記のデッキで使われそうな主要パーツは昨晩のうちに値上がりしていますが、コンボデッキ…特に「サヒーリコンボ」と「ケシスコンボ」のカードは早々に禁止されると見ていて、この辺りに手を出すのは危険かなと考えています。

 

《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》
《時を越えた探索/Dig Through Time(KTK)》
《宝船の巡航/Treasure Cruise(KTK)》

 

また、上記のようなリスクが少なく、汎用性が高すぎるようなカードも非常に危険です。既に下環境で禁止された実績を持つカードですし、これらのカードが将来的に野放しになることは無いはず。

 

 

今買いたいカード

 

上記を踏まえ、個人的に枚数を揃えておきたいカードは以下のようなカード(一例)です。

《不屈の追跡者/Tireless Tracker(SOI)》
《突然の衰微/Abrupt Decay(RTR)》
《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》
《コラガンの命令/Kolaghan's Command(DTK)》
《思考囲い/Thoughtseize(THS)》
《真髄の針/Pithing Needle(RTR)》

 

まず、「1.汎用性が高く、複数のデッキで採用されそうなカード」達から。

《突然の衰微/Abrupt Decay(RTR)》や《思考囲い/Thoughtseize(THS)》、《コラガンの命令/Kolaghan's Command(DTK)》などが挙げられます。これらのカードは既にモダンでも数多く使われており、今後の「パイオニア」の盛り上がり次第では需要がバッティングしてしまう恐れが。また、《真髄の針/Pithing Needle(RTR)》は強力なカードを多数封殺できる貴重なカード。マナ加速から強力な軽量プレインズウォーカーを叩きつける動きを咎められるのは非常に優秀です。

 

その他にも、ショックランドやダメージランド、ファストランドに《寓話の小道/Fabled Passage(ELD)》など、汎用性の高いマナベースをとりあえず揃えておくのも良い選択です。「使いたいデッキは決まっていないけれど、後で高騰したカードを買うのはちょっと…」という方にお勧めな買い方です。

 

 

《氷の中の存在/Thing in the Ice(SOI)》
《僧院の導師/Monastery Mentor(FRF)》
《歩行バリスタ/Walking Ballista(AER)》

 

その他にも、上述した強力(すぎる)コンボデッキから1~2ランク落とし、「2.デッキの肝となるコンボパーツ」を集めておくのも手です。過去のスタンダードのデッキを振り返ったり、モダン環境のコンボデッキから探してみるのも面白いと思います。どちらかというと使いたいデッキのイメージがぼんやり掴めている方向けですが、この「パイオニア」の設立によって「スタン落ち後、特にモダンで日の目を見なかったカード」が軒並み底上げされそうなので、早めに動いておくことをお勧めします。

 

中でも、ローグデッキを応援する当サイトとしては声を大にして言っておきたいのは「クソコンボのパーツ」には特に注意です。このサイトを見ている皆さんであれば常にユニークなデッキを探し続けていると思いますが、少しでもピンと来たら揃えておくが吉です。「モダン」ではさすがに悠長なコンボでも、今後の「パイオニア」で可能性があるかも。

 

 

まだ設立したばかりでこれからどうなるかは不透明なフォーマットですが、少なくとも国内では2020年1月の「マジックフェスタ名古屋」、5月の「マジックフェスタ北九州」、8月の「マジックフェスタ神戸」、11月の「マジックフェスタ名古屋」ではこの「パイオニア」が採用されるようです。設立当初はまだバタバタが続きそうですが、これからが楽しみですね!

 

 

参考

「パイオニア」フォーマット発表
https://mtg-jp.com/reading/publicity/0033236/

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