『エルドレインの王権』のフルスポイラーが公開:除去カードまとめ
プレリリースを9月27-29日に控え、10月4日発売の『エルドレインの王権』:フルスポイラーが公開された。
⇒『エルドレインの王権』:カードイメージギャラリー
除去カード特集は紙束MTGの定番記事のひとつ。今回もプレリリースを含むリミテッドの予習を兼ね、コモン・アンコモンの「除去(またはそれに近い代用)」カードに着目し、各色ごとに特徴をまとめた。除去はリミテッドにおける重要な要素。各種イベントで勝利を収めるために、各自の環境把握・予習に少しでも役立てて貰えれば幸いだ。
●『エルドレインの王権』収録:コモン・アンコモンのコンバット・トリック編はこちら
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『エルドレインの王権』:「白」の除去
白の除去は全部で3枚。
コモン2、アンコモン1とこれまでのセットからすると少なめのラインナップ。コモンの《塔への閉じ込め》は《平和な心/Pacifism(EMA)》系の疑似除去であり、白の主力除去となるはず。ただし、飛行持ちのクリーチャーには注意。《出し抜き》はこちらのクリーチャーの数が多ければ多いほどダメージが増える1マナ除去。横並べのデッキが出来た際は有用。
アンコモンの《ガラスの棺》は《忘却の輪/Oblivion Ring(MM2)》系の追放除去。小粒のクリーチャーにしか対応できない点は留意。
白の除去はその性質上、4マナ以上のフライヤーに対して手を出しにくい点に注意しておこう。
『エルドレインの王権』:「青」の除去
青の除去(または疑似除去)は5枚で、コモン3、アンコモン2の配分。
どんなクリーチャーも能力を全て失い1/1のバニラと化す《蛙化》が強力だが、こちらはアンコモン。したがって、自分と相手のクリーチャーを1体ずつつバウンスする《共に逃走》と、タップ系のオーラである《魔法の眠り》を主力として使うことになる。
『エルドレインの王権』:「黒」の除去
黒は除去はコモンとアンコモンが3枚ずつ。
軽量クリーチャーを捌ける《魂裂き》、食物トークンのおまけつきのインスタント確定除去である《パイ包み》、墓地が肥える後半に真価を発揮する《華やかな葬送》がコモンであり、使いやすい除去が集まっている。アンコモンには1マナの接死クリーチャーである《壮大な破滅》や食物・トークンを除去に変えるフライヤー、《沼のいたずら好き》まで控えており、全体的に隙が無いラインナップ。
『エルドレインの王権』:「赤」の除去
赤の除去は最も多く、コモンとアンコモンに4枚ずつ。
「壁・クリーチャーを破壊する」というフレーバー的な要素の強い《家の吹き飛ばし》を除くと、実質赤の除去は7枚と見ていいだろう。
使いやすい火力は2マナ3点の《焦熱の竜火》や3マナ3~4点の《殺戮の火》で、やや重いが《焼尽の連射》も採用圏内。土地を失うため序盤には使いたくないが、1マナ4点という高火力の《レッドキャップの乱闘》や、最後の押し込みに使える《投げ飛ばし》もラインナップされており、選択肢が豊富。
『エルドレインの王権』:「緑」の除去
緑の除去は3枚で、コモン2、アンコモン1の配分。
コモンには緑のお家芸である格闘除去《筋骨隆々》と、フライヤー対策の《雉狩り》のみ。除去は《筋骨隆々》が主力となるが、格闘除去にしては4マナと重めな上、ソーサリーである点がネック。
アンコモンにはエンチャントしたクリーチャーを3/3のバニラに変身させる《ケンリスの変身》があるが、除去として使う際は3/3というサイズはなかなか侮れないので注意。一応、自軍のクリーチャーにつけてサイズアップを狙ったりも。
『エルドレインの王権』:「多色」の除去
多色の除去カードは青黒に1枚と、黒赤に1枚。
《湖での水難》はカウンターと除去の2つのモードを持つインスタント。モードが選択できる上に2マナと軽いが、墓地が肥えるゲーム後半にならないとカウンター範囲・除去範囲共に狭い。《首狩りの精鋭》は色拘束の厳しい4マナ2/3・威迫持ちのクリーチャー。サイズ感には優れないが、不要なクリーチャーやアーティファクトを2点火力に変えることができる。食物を弾として撃ち出すのもアリ。
『エルドレインの王権』:「無色」の除去
無色の除去は《煮えたぎる大釜》1枚のみ。
色を選ばず、マナコストが1マナと非常に軽いのが売り。相手からすれば「見えている火力」だが、それゆえに牽制効果も。3点はそれなりに落とせる範囲が広い。
「コンバット・トリック編」はこちら
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参考
●公式:『エルドレインの王権』カードイメージギャラリー
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/throne-eldraine