デッキリスト
赤緑びっくらポンザ by Tomwalkey
Creatures (12) 4 Arbor Elf 4 Tireless Tracker 4 Bloodbraid Elf Spells (26) 3 Lightning Bolt 4 Stone Rain 2 Beast Within 4 Utopia Sprawl 4 Pillage 3 Wrenn and Six 2 Chandra, Acolyte of Flame 4 Karn, the Great Creator | Lands (22) 1 Mountain 8 Forest 4 Stomping Ground 1 Verdant Catacombs 4 Windswept Heath 4 Wooded Foothills Sideboard (15) 1 Wurmcoil Engine 2 Veil of Summer 2 Anger of the Gods 4 Blood Moon 1 Tormod's Crypt 1 Pithing Needle 1 Liquimetal Coating 1 Trinisphere 1 Ensnaring Bridge 1 Mycosynth Lattice |
◆日本語リスト
【クリーチャー】
4:《東屋のエルフ》
4:《不屈の追跡者》
4:《血編み髪のエルフ》
【スペル】
3:《稲妻》
4:《石の雨》
2:《内にいる獣》
4:《楽園の拡散》
4:《略奪》
3:《レンと六番》
2:《炎の侍祭、チャンドラ》
4:《大いなる創造者、カーン》
【土地】
1:《山》
8:《森》
4:《吹きさらしの荒野》
4:《樹木茂る山麓》
4:《踏み鳴らされる地》
1:《新緑の地下墓地》
【サイドボード】
1:《ワームとぐろエンジン》
2:《夏の帳》
2:《神々の憤怒》
4:《血染めの月》
1:《トーモッドの墓所》
1:《真髄の針》
1:《液鋼の塗膜》
1:《罠の橋》
1:《三なる宝球》
1:《マイコシンスの格子》
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解説
Pillage / 略奪 (1)(赤)(赤)
ソーサリー
アーティファクト1つか土地1つを対象とし、それを破壊する。それは再生できない。
Chandra, Acolyte of Flame / 炎の侍祭、チャンドラ (1)(赤)(赤)
伝説のプレインズウォーカー — チャンドラ(Chandra)
[0]:あなたがコントロールしている赤の各プレインズウォーカーの上に忠誠(loyalty)カウンターをそれぞれ1個置く。
[0]:赤の1/1のエレメンタル(Elemental)・クリーチャー・トークンを2体生成する。それらは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それらを生け贄に捧げる。
[-2]:あなたの墓地から点数で見たマナ・コストが3以下でインスタントかソーサリーであるカード1枚を対象とする。あなたはそれを唱えてもよい。このターン、そのカードがあなたの墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する。
4
今回のピックアップデッキは「赤緑びっくらポンザ」!
既にお分かりの通り、今回は完全に「デッキ名」が気に入ったため選んでいるのだが、ビルダーは相当な「くら寿司フリーク」に違いない。ちなみに、「ポンザ (Ponza)」とは(様々な定義があるものの)基本的に赤の土地破壊(ランデス)系デッキを指す。今回紹介するのは、そんな「ポンザ」をモダン向けにアレンジし、最新カードでチューンナップしたものだ。それでは早速デッキの中身を見ていこう!
《石の雨/Stone Rain(9ED)》
《内にいる獣/Beast Within(NPH)》
《略奪/Pillage(MH1)》
このデッキの主役は、これでもかと詰め込まれた「土地破壊」呪文。マジックとは土地ありきのゲーム、その概念は太古の昔から変わらない。どんなに強力なデッキであっても、マナの供給元を絶ってしまえば恐れるに足らず。その先に見えるは約束された勝利のみだ。
スタンダードでは許されづらい土地破壊も、モダン環境に目を向ければ3マナで撃てるものがずらり。《石の雨/Stone Rain(9ED)》《内にいる獣/Beast Within(NPH)》《略奪/Pillage(MH1)》という優秀な土地破壊カードが計10枚積まれている。
昨今のモダン環境の動きは早く、序盤の立ち上がりが勝敗を大きく分ける。つまりこれらの3マナ土地破壊カードを早いターンで叩きつけることができれば、ゲームの主導権を握ることができるはずだ。したがって、この「びっくらポンザ」は1ターン目から《東屋のエルフ/Arbor Elf(WWK)》あるいは《楽園の拡散/Utopia Sprawl(A25)》を用いてマナ加速を行い、2ターン目から積極的に相手の土地を割りに行ける構成に。もちろん、土地に貼るエンチャントとマナクリーチャーの両方を採用し「散らす」ことで、相手のカードに捌かれるリスクを最小限に抑えている。
《炎の侍祭、チャンドラ/Chandra, Acolyte of Flame(M20)》
《レンと六番/Wrenn and Six(MH1)》
《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator(WAR)》
「ポンザ」の名を冠している割には土地破壊カードがやや少ないと感じたプレイヤーも多いかもしれない。その秘密は《炎の侍祭、チャンドラ/Chandra, Acolyte of Flame(M20)》にあり。このカードをよく見てみると、マイナス能力で墓地の3マナ以下のインスタントorソーサリーを使い回すことができる。対象はもちろん土地破壊カード。初期忠誠度が4であることから、一度なんらかの土地破壊カードを使ってから出せば3マナで土地を最大2枚割ることができるカードとしてカウントできる。
また、《レンと六番/Wrenn and Six(MH1)》はこのデッキにおいても大活躍。相手の土地を割りながら墓地のフェッチランドを回収すれば、マナ格差を大きく広げることができる。うっかり奥義まで到達してしまった日には「回顧」によって更に墓地の土地破壊カードを使い回すことができ、相手の土地は跡形もなく消し飛んでしまうはずだ。
その他にも、《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator(WAR)》が採用されている点にも注目だ。《マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice(BBD)》との完全マナ否定コンボはもちろん、バリエーション豊かな対策カードをサイドボードから「願う」ことにより様々なデッキへの耐性をアップさせている。
《炎の侍祭、チャンドラ/Chandra, Acolyte of Flame(M20)》《レンと六番/Wrenn and Six(MH1)》《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator(WAR)》、3人のプレインズウォーカーの力によって、ポンザは新たな形へ進化を遂げたと言っていいだろう。相手の土地やマナを縛る戦略の強力さは《血染めの月/Blood Moon(A25)》などで実証済み。プレインズウォーカーを主軸とした新たな「ポンザ」の力を体験しよう!
p.s.
ちなみに、「くら寿司」のメニューでは「くらバーガー」が好きだ。まぁ、寿司ではないんだけどね!
参考
赤緑びっくらポンザ by Tomwalkey
http://teamys.net/top/deckall.php/MODERN/1/1590550/