『基本セット2020』プレリリース/リミテッド対策：コモン・アンコモンの除去まとめ

『基本セット2020』のフルスポイラーが公開：除去カードまとめ

プレリリースを7月5-7日に控え、7月12日発売の『基本セット2020』：フルスポイラーが公開された。
⇒『基本セット2020』：カードイメージギャラリー

除去カード特集は紙束MTGの定番記事のひとつ。今回もプレリリースを含むリミテッドの予習を兼ね、コモン・アンコモンの「除去（またはそれに近い代用）」カードに着目し、各色ごとに特徴をまとめた。除去はリミテッドにおける重要な要素。各種イベントで勝利を収めるために、各自の環境把握・予習に少しでも役立てて貰えれば幸いだ。

●『基本セット2020』収録：コモン・アンコモンのコンバット・トリック編はこちら

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『基本セット2020』：「白」の除去

白の除去は全部で4枚。

コモンの2枚、《平和な心/Pacifism》と《空からの突撃》はリミテッドにおける主力除去となるはずだ。アンコモンにはパワー4以上の大型クリーチャーをライブラリーボトムに送り込む《永遠の疎外》と、色対策である《敬虔な命令》の2枚。全体的に軽めの除去が多いが、白にはインスタント・タイミングで撃てる除去が存在しない点に注意。

『基本セット2020』：「青」の除去

青の除去（または疑似除去）は4枚で、コモンとアンコモンが2枚ずつ。

ベーシックな軽量バウンスである《送還/Unsummon》と、タップ系オーラの《金縛り/Sleep Paralysis》がコモンのため、青の除去はこれらに頼ることになる。《捕獲する渦》は6マナと非常に重めだが、相手のクリーチャーを強い順から3枚バウンスできるため、最後の押し込みに役立つはずだ。

『基本セット2020』：「黒」の除去

黒は除去はコモンが6枚、アンコモンが3枚。

1マナ域に《骨の粉砕/Bone Splinters》《見栄え損ない/Disfigure》、そして接死持ちの《凶月の吸血鬼》までいるという充実っぷり。ダブルシンボルながら貴重な確定除去の《殺害/Murder》や、『灯争大戦』のリミテッドで活躍していた《ヴラスカの懐刀/Vraska's Finisher(WAR)》の亜種である《深海艦隊の殺し屋》などもラインナップ。接死持ちの大型クリーチャーである《残忍な異形》まで揃っており、除去に関してのバリエーションはピカイチ。

『基本セット2020』：「赤」の除去

赤の除去は黒に次いで多く、コモンに4枚とアンコモンに4枚。

なんといっても最高の火力は《ショック/Shock》。他にも、《燃えさし運び》や《チャンドラの憤慨》《灰と化す》辺りは採用圏内。ラインナップの数は多いが、その他は用途が限定的な癖のあるカードが多い。

『基本セット2020』：「緑」の除去

緑の除去は3枚で、いずれもコモン。

1マナ接死クリーチャーが選択肢にあるのは大きいが、実質的な汎用除去と呼べるのは《狂気の一咬み/Rabid Bite》のみ。緑の定番である飛行クリーチャー対策は《垂直落下/Plummet》が続投。この《垂直落下/Plummet》を除けば、インスタントタイミングで撃てる除去は存在しない。

『基本セット2020』：「多色」の除去

多色の除去カードは接死持ちの青黒クリーチャーである《秘本綴じのリッチ》のみ。

接死と絆魂、更にダメージを与える度にルーティングと、リミテッドにおける強力な能力が盛りだくさん。ボディはやや貧弱だが、強化しながら使ってあげるとGOOD。《光の篭手》辺りと組み合わせると宇宙。

『基本セット2020』：「無色」の除去

無色の除去は意外と多く、コモン2、アンコモン1の計3枚。

《心臓貫きの弓/Heart-Piercer Bow》は装備して殴るだけで毎ターンタフネス1のクリーチャーを除去したり、格上のクリーチャーと相撃ちする助けに。青を使う場合、青のフライヤーにはタフネス1が非常に多いのでこのカードには注意。《隕石ゴーレム/Meteor Golem》は7マナと非常に重いが、色を選ばない貴重なパーマネント除去。確定除去に3/3のボディが付いてくるのでもちろん合格。

「コンバット・トリック編」はこちら

参考

●公式：『基本セット2020』カードイメージギャラリー
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/core-set-2020