【Landiary-30】『灯争大戦』収録プレインズウォーカーカード:ファーストインプレッション8

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『灯争大戦』収録プレインズウォーカーカード:ファーストインプレッション

 

 

《覆いを割く者、ナーセット》。青単となった彼女は相手の2枚以上のドローを禁止するという強力な常在型能力を持っています。マイナス能力も考慮すると、《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest(CN2)》と《水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruin(XLN)》をミックスしたような能力。強力な常在型能力を生かし、スタンダード環境で言えば《誘導記憶喪失/Induced Amnesia(RIX)》とのコンボで相手の手札を擬似的に消しとばすことが可能。色も合っていますし、お手軽に使えそうな組み合わせです。

 

しかしこの《覆いを割く者、ナーセット》が真価を発揮するのは下環境でしょう。わかりやすいのはレガシーで、自身が青いカードでありながらも《渦まく知識/Brainstorm》を咎められるのは強力です。このカードが突っ立っているだけで悶絶するデッキは多いはず。また、モダン以下であれば《一日のやり直し/Day's Undoing(ORI)》《燃え立つ調査/Burning Inquiry(M10)》あたりとの相性が抜群。

 

マイナス能力を使うと《稲妻/Lightning Bolt》圏内となってしまいますが、相手のドローを咎めつつ、ライブラリーを掘り進められる能力はこちらも便利です。上記のようなコンボを狙いに行く場合、コンボの相方となるカードを自前で探しにいけてしまうのは非常に噛み合う動き。《夢を引き裂く者、アショク》と同様に、アンコモンのプレインズウォーカーの中では頭一つ抜けているカードだと思います。

 


 

《黒き剣のギデオン》。黒き剣といえば、ディーハダがダッコンに作らせた魔剣です。鍛えるのにそもそも10年かかり、鍛造中は奴隷に突き刺して冷却するという「お前んとこの生産工程どうなっとんねん!」と突っ込みたくなる滅茶苦茶な剣。長いこと失われていましたが、ドミナリアで再鍛されたものが《再鍛の黒き剣/Blackblade Reforged(DOM)》というわけです。そんな魔剣を握りしギデオン、ヒーロー感溢れる迫力のあるイラストはまさに神話レアにふさわしいですね。

 

能力としては、まず自分のターン中に破壊不能持ちの4/4クリーチャー化する常在型能力を持っています。伝説ではあるものの、3マナの4/4破壊不能というスペックは単純に見ても超優秀。プラス能力は他のクリーチャーに警戒、絆魂、破壊不能のいずれかを付与するというもの。ライフレースを有利にすることもできますし、警戒を付与することで自身を守るブロッカーを準備できるので便利です。「白単」では《アダントの先兵/Adanto Vanguard(XLN)》に絆魂を付与しつつ突っ込ませれば、ライフロスを抑えながらガンガン殴ることが可能です。

 

能力を自身にも使えれば最高だったのですが、そこまで高望みはできないでしょう。また、奥義は土地でないパーマネントの確定追放。派手さはないものの非常に範囲が広く、強力なプレインズウォーカーまで触れるのは便利です。そうそう何度も使える能力ではありませんが、いざという時に撃てるというだけで安心。

 

 

 

《主無き者、サルカン》は自分もしくは自分がコントロールするプレインズウォーカーが攻撃されたとき、自軍のドラゴンがそのクリーチャーに1点のダメージを飛ばせるようになる常在型能力を持っています。自身が5マナと重めであること、そして他のプレインズウォーカーのラインナップを考慮すると、いささか地味目な常在型能力。モダン以下の環境になってしまいますが、相性が良さそうなドラゴンとしては接死持ちの《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar(DTK)》が挙げられます。並べておくと、相手は攻撃しづらくなるはずです。

 

プラス能力は、自分がコントロールしている他のプレインズウォーカーをドラゴン化する能力。非常にユニークな能力ですが、裏を返せば他にプレインズウォーカーをコントロールしないとメリットは小さめです。自身にも効果が乗っかるので、一応5マナ4/4飛行以上の活躍は見せてくれそう。今回の「灯争大戦」では軽めのプレインズウォーカーが多く登場していますし、「プレインズウォーカーフレンズ」のようなデッキができれば有効活用できるかも。《ゲートウォッチ配備/Deploy the Gatewatch(EMN)》の出番ですかね。

 

マイナス能力は4/4のドラゴン・トークンを生み出すというシンプルなもの。初期忠誠度がそこまで高くないので落ちやすくはなりますが、回避能力持ちの大型クロックを用意できるのは優秀ですし、自身の常在型能力とも噛み合います。ただ、総合的に見てユニークなカードではあるものの、初見ではそこまで強くはないかな…と感じていますがどうでしょうね。

 


 

《人知を超えるもの、ウギン》は無色の呪文を唱えるためのコストを大幅に軽減する常在型能力を持っています。かなり強烈な能力なので、そのせいか初期忠誠度は非常に低め。ぱっと見た感じ、「トロン」や「MUD」、「エルドラージポスト」あたりに採用されそうな予感がしています。発売直後はこの《人知を超えるもの、ウギン》入りのリストで調整するプレイヤーも出てきそうなので今から楽しみです。

 

プラス能力で自身を守れる2/2トークンを出せるため、初期忠誠度の低さをカバーする形に。この2/2トークンが戦場を離れると実質1ドローとなるため、クロックを用意しつつ、アドバンテージも稼げてしまいます。2/2というサイズ…死んだら1ドローという優秀なメリット持ちのクリーチャーであり、更にプラス能力で毎ターン恒久的に生み出せるトークンとして考えるとデカすぎませんこと?

 

なお、マイナス能力は1色以上の色を持つパーマネントを破壊する能力。大半のパーマネントに触れるので非常に強力です。このカード自体が無色なので、(重さは気になりますが)黒いデッキでもエンチャントに触れるようになるなど、デッキの幅を広げることも可能になると考えています。。

 

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