『破滅の刻』のフルスポイラーが公開:コンバット・トリックまとめ
プレリリースを翌週に控え、7月14日発売の「破滅の刻』:フルスポイラーが公開された。
「破滅の刻:カードイメージ・ギャラリー」
今回もプレリリースを含むリミテッドの予習を兼ね、コモン・アンコモンの「コンバット・トリック」カードに着目し、各色ごとに特徴をまとめる。使用頻度の高いコモン・アンコモンのコンバット・トリックを把握すれば、戦闘を有利に進められること間違いなし。各種イベントで勝利を収めるために、各自の環境把握・予習に少しでも役立てて貰えれば光栄だ。
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⇒アモンケット:リミテッド攻略記事まとめ(カード評価、除去/バットリ、環境分析)
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『破滅の刻』:「白」のコンバット・トリック
白は最もコンバット・トリック系のカードが多く、合計6種存在する。
1マナが1枚、2マナが3枚、3マナが2枚だが、《ギデオンの敗北》がサイド向けカードであることを考えると、基本的には2マナ域と3マナ域だけに注意すればOK。
2マナ域では2体のクリーチャーをタップする《デジェルの拒絶》、そしてクリーチャー1体に+2/+2修正を与え、追加ブロックを可能にする《英雄的行動》を警戒。これらはコモンなのでよく見られるカードだ。アンコモンには《救済の恩寵》があり、一時的なダメージ肩代わりも。2マナ域ではパワーが+2、タフネスは+3まで上がる可能性があると覚えておこう。
3マナ域ではコモンに5点飛ばせる《砂漠波》、アンコモンには《砂漠波》のほぼ上位互換である《農場》が控えている。コモンであり使いやすい《砂漠波》には要注意。どちらも戦闘を介する条件付きではあるが、3マナあれば最悪ケースとして確定除去が飛んでくる可能性がある。
『破滅の刻』:「青」のコンバット・トリック
青は2種類のバウンス・スペルと、1種類の瞬足持ちクリーチャーがラインナップ。
1マナのクリーチャーバウンスである《送還》は使いやすく、コモンのため使用頻度も高そうだ。2マナのバウンスである《徙家》は土地でないパーマネントを対象に取れるようになり、対応範囲が広がっている。パワーやタフネスに修正与えるスペルは無いが、1マナ、2マナ共にバウンスを警戒だ。
コンバット・トリックとは多少異なるが、4マナ域には瞬足持ちの《エイヴンの葦原忍び》が控えている点に注意。突然ブロッカーが1体増える可能性があることを覚えておこう。
『破滅の刻』:「黒」のコンバット・トリック
黒のコンバット・トリックは少なく、わずか2枚だ。
2マナでクリーチャー1体に破壊不能を付与する《弱点消し》と、4マナでクリーチャー1体に-1/-1カウンターを3個置く《毒の責め苦》はどちらもコモンのため見かける頻度は高そうだ。《毒の責め苦》はボーナス効果も付いているので、黒のダブルシンボルを含む4マナが立っている場合はリソースに注意。ライフやパーマネントが少ない場合は、不要な土地を1枚握っておくなどのケアが必要となる。
『破滅の刻』:「赤」のコンバット・トリック
赤はインスタント火力が多く、コンバット・トリックとして使えるカードは6種類と多め。
1マナ、2マナ、3マナとも、それぞれ2枚ずつのラインナップ。《チャンドラの敗北》は色対策カードのため自分が赤を使っていて、サイド後のみ警戒。《火を付ける怒り》はクリーチャーに+1/+0の修正と先制攻撃を付与するスペル。コモンであり癖がないためよく見かけるカードだろう。
2マナ域は《かすむ刀剣》と《削剥》。《かすむ刀剣》はプレイヤーにも2点飛ぶが戦闘修正値としては-1/-1カウンターを1個乗せるのみなので、コンバット・トリックとしては弱め。《削剥》は3点火力とアーティファクト破壊の2つのモードを選ぶことができ、無駄の無い非常に優秀なカード。
3マナはプレイヤーにも飛ばせる3点火力の《発射》と、クリーチャーに自分の土地の数の分だけダメージを与えられる《捲土》。《発射》はコモンであるため登場頻度も高く、プレイヤーにも飛ばせるのが嬉しい。《捲土》は3マナ3点のインスタント火力としても十分合格ラインで、ゲーム終盤にはほぼ確定除去に近い働きが期待できる。
まとめると、1マナは「+1/+0と先制攻撃」、2マナは「3点火力」、3マナは「3点~土地の数分のダメージ」…と覚えておこう。(+自分と相手が赤を使っていている場合、サイド後のみ《チャンドラの敗北》を警戒)
『破滅の刻』:「緑」のコンバット・トリック
緑のコンバット・トリックは3種類で、1マナ、2マナ、3マナ域にそれぞれ1枚ずつ。
《人生は続く》は1マナで4点ライフゲインで、クリーチャーが死亡していれば8点ゲインに化ける。リミテッドでは無視できない回復量であり、計算が大きく狂う可能性があるので注意。2マナ域はクリーチャー1体に+3/+3修正と到達を付与する《活力の贈り物》。コモンであり癖がないため、よく見かけることになりそうだ。3マナ域は緑では貴重なクリーチャー除去である《待ち伏せ》が控えている。
まとめると、1マナは「4点 or 8点ライフゲイン」、2マナは「+3/+3修正と到達」、3マナは「相手クリーチャーのパワー+1のダメージ」…と覚えておこう。緑のコンバット・トリックは全てコモンのため、緑絡みのデッキを見かけたら特に要注意だ。
『破滅の刻』:「多色・無色」のコンバット・トリック
コモン・アンコモンの「多色・無色」コンバット・トリックは収録されていない。
参考
「破滅の刻:カードイメージ・ギャラリー」
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/hour-devastation