デッキリスト
ジェスカイ・メドマイループ(トリコメドマイループ) by たれぱんだ
Creatures (19) 4 Insolent Neonate 3 Avalanche Riders 4 Body Double 4 Medomai the Ageless 4 Alesha, Who Smiles at Death Spells (19) 4 Thought Scour 4 Path to Exile 4 Faithless Looting 4 Cathartic Reunion 3 Lightning Greaves | Lands (22) 1 Steam Vents 4 Flooded Strand 1 Ghost Quarter 2 Sacred Foundry 2 Mountain 2 Hallowed Fountain 2 Arid Mesa 2 Island 3 Scalding Tarn 2 Plains 1 Desolate Lighthouse Sideboard (15) 2 Spellskite 1 Deflecting Palm 4 Wear // Tear 3 Tormod's Crypt 2 Supreme Verdict 3 Stony Silence |
解説
リスト提供:たれぱんだ氏(感謝!!)
マジックは、ターン制のゲームだ。
プレイヤーが1ターン中に行えるアクションの幅は広く、それゆえに「追加ターンを得る」ことのできるカードのコストは重めに設定されている。しかし、気づいているだろうか。モダン以下では《時間のねじれ/Time Warp(M10)》を内臓し、何度も追加ターンを得られるチャンスをもたらすクリーチャーが存在することを。そう、『テーロス』にて収録されていた伝説のクリーチャー:《老いざるメドマイ/Medomai the Ageless(THS)》だ。
Medomai the Ageless / 老いざるメドマイ (4)(白)(青)
伝説のクリーチャー — スフィンクス(Sphinx)
飛行
老いざるメドマイがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、このターンの後に追加の1ターンを行う。
老いざるメドマイは追加ターン中には攻撃できない。
4/4
《老いざるメドマイ/Medomai the Ageless(THS)》は、プレイヤーに戦闘ダメージが通るたびに追加ターンを得られる強力な能力を持つ。6マナ4/4とマナレシオはやや低いものの、飛行を持っているためダメージが通りやすく、アタックのチャンスさえあれば大きなアドバンテージを生み出せる。しかし、「追加ターン中に攻撃できない」という制限があり、単体で無限ターンを得ることはできない…のだが、この穴を突き、《老いざるメドマイ/Medomai the Ageless(THS)》の能力をループさせ、無限ターンを得てしまおう…というコンセプトで作られたのがこの「ジェスカイ・メドマイループ」だ。
スポンサーリンク
まずは、このデッキのキモともいえるメドマイループ・コンボから解説しよう。
Medomai the Ageless / 老いざるメドマイ (4)(白)(青)
伝説のクリーチャー — スフィンクス(Sphinx)
飛行
老いざるメドマイがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、このターンの後に追加の1ターンを行う。
老いざるメドマイは追加ターン中には攻撃できない。
4/4
Body Double / 影武者 (4)(青)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
あなたは、影武者がいずれかの墓地にあるクリーチャー・カードのコピーとして戦場に出ることを選んでもよい。
0/0
Alesha, Who Smiles at Death / 死に微笑むもの、アリーシャ (2)(赤)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 戦士(Warrior)
先制攻撃
死に微笑むもの、アリーシャが攻撃するたび、あなたの墓地にあるパワーが2以下のクリーチャー・カード1枚を対象とする。あなたは(白/黒)(白/黒)を支払ってもよい。そうしたなら、それをタップ状態で攻撃している状態で戦場に戻す。
3/2
必要なパーツは、《老いざるメドマイ/Medomai the Ageless(THS)》《影武者/Body Double(PLC)》2枚、《死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Death(FRF)》の計4枚。このうち、《死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Death(FRF)》は戦場に、《老いざるメドマイ/Medomai the Ageless(THS)》と《影武者/Body Double(PLC)》2枚は墓地に落としておくことがコンボスタートの条件だ。
(1) まず、《死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Death(FRF)》で攻撃し、能力で墓地にある1枚目の《影武者/Body Double(PLC)》をリアニメイト(影武者Aとする)。このとき、影武者Aは《老いざるメドマイ/Medomai the Ageless(THS)》のコピーとして戦場に出す。影武者Aの攻撃が通れば、追加ターンを獲得できる。
(2) 獲得した追加ターン中に《死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Death(FRF)》で攻撃し、墓地にある2枚目の《影武者/Body Double(PLC)》を《老いざるメドマイ/Medomai the Ageless(THS)》のコピーとして戦場に出す(影武者Bとする)。レジェンドルールにより影武者Aを墓地へ送り、この影武者Bの攻撃が通れば追加ターンを獲得できる。以下、この手順を繰り返す。
《老いざるメドマイ/Medomai the Ageless(THS)》も《影武者/Body Double(PLC)》もコンボパーツにしてはマナコストが重いが、こうして手順を見てみると墓地に落とせばよいだけで、唱える必要はない。《死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Death(FRF)》の攻撃が起点となるため、順当にいけば4T目にはコンボが始動できる。
Cathartic Reunion / 安堵の再会 (1)(赤)
ソーサリー
安堵の再会を唱えるための追加コストとして、カード2枚を捨てる。
カードを3枚引く。
《影武者/Body Double(PLC)》と《老いざるメドマイ/Medomai the Ageless(THS)》を墓地に送る必要があるため、このデッキにはカードを捨てたり、デッキトップからカードを墓地に送るカードが多く採用されている。《傲慢な新生子/Insolent Neonate(SOI)》《思考掃き/Thought Scour(DKA)》《信仰無き物あさり/Faithless Looting(EMA)》《安堵の再会/Cathartic Reunion(KLD)》など、フル投入されたこれらのカードは墓地を肥やしつつ、起点となる《死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Death(FRF)》を引き込む役割を持つ。
Avalanche Riders / なだれ乗り (3)(赤)
クリーチャー — 人間(Human) ノーマッド(Nomad)
速攻
エコー(3)(赤)(あなたのアップキープの開始時に、これが直前のあなたのアップキープの開始時よりも後にあなたのコントロール下になっていた場合、そのエコー・コストを支払わないかぎりそれを生け贄に捧げる。)
なだれ乗りが戦場に出たとき、土地1つを対象とし、それを破壊する。
2/2
3枚採用された《なだれ乗り/Avalanche Riders(TSB)》は、《死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Death(FRF)》とのシナジーが強烈。自らの能力(エコー)で墓地に落とせるだけでなく、パワー2以下のため《死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Death(FRF)》の能力でリアニメイト可能。この2枚が揃えば、毎ターン一方的に相手の土地を破壊し続けることができる。メドマイループ・コンボが揃うまでの妨害として使えるのはもちろん、そのまま相手の土地を封殺することも。シンプルながらも強力なコンボだ。
メインにおける相手への干渉手段は《流刑への道/Path to Exile(MMA)》のみ。また、全てのコンボを《死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Death(FRF)》に依存しているため、《稲妻のすね当て/Lightning Greaves(MRD)》まで採用しており、まさにコンボにオールイン!なデッキだ。一風変わった無限ターン・コンボをお楽しみあれ。
参考
デッキ投稿:トリコメドマイループ by たれぱんだ (感謝!)
(※紹介の都合上、「トリコ」⇒「ジェスカイ」と表記を変えています)